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INTERVIEW

ヒステリックパニック

2016.04.13UPDATE

2016年04月号掲載

ヒステリックパニック

Member:おかっち(Ba) やっち(Dr) とも(Vo) Tack朗(Gt/Vo) $EIGO(Gt/Cho)

Interviewer:米沢 彰

-アルバム、シングル含め、ツアーを回ってきた中で感じたことなどあればうかがいたいです。食べ物の話以外で(笑)。

一同:(笑)

おかっち:曲が少なかったんで、定番になる曲が増えたっていうのは実感がありますね。「MISSION 5」(1stフル・アルバム『オトナとオモチャ』収録)とか、フェスとかでやれる強力な曲ができたのは嬉しいですね。

とも:"全国ツアー"って銘打ってやったのが、アルバムのツアーが初めてだったんですよ。今までは福岡、仙台、東名阪とか主要都市しか回ってなくて。前回は30ヶ所回ったんで、盛り上がりも知名度も集客も、やっぱり差は激しかったですね。良くも悪くも、いろんな意味で現実が見えた感じですね。自分たちの弱点がわかったところもあれば、逆に自分たちが思ってた以上にいいリアクションをもらえたところもあったり。1年目らしいツアーだった気はします。

-そうやって回ってきたことが次に活かされてると感じる部分はありますか?

とも:徐々にですけど、ライヴは1年前に比べると変わってる気はします。お互いのパフォーマンスもそうだし、構成とかMCとかもそうなんですけど。でも、もちろん今でも常に模索はしてるんで、また1年後に今のライヴ観たら"だっせぇな"って感じると思うんですけど。今回の初回限定盤のDVDにツアー・ファイナルの映像が入ってるんですけど、『うそつき』にはちょうど1年くらい前の映像が入ってるんで、今それ観ると"あぁー!"ってDVD割りたくなるんです。でもそこが映像でも顕著にわかるというか、規模が大きくなった分、個々の見せ方も変わったので、それは反映されてると思います。なので、初回限定盤を買ってください!

-(笑)メジャーだからとかあまり関係ないような言説はありつつも、最近の若手で、周りからここまでサポートされてるように感じるバンドもなかなかいないと思っていますが、恵まれていると感じることはありますか?

とも:食の面ではね。

Tack朗:手厚いサポートを受けてますね。

-......あんまり実感ないですか?

おかっち:いや、ありますよ(笑)。

$EIGO:そこは、やっぱり自由奔放なバンドなので。そこで檻に入るじゃないけど、そういう感じになっちゃうと、逆にダメになっちゃうのがわかってるんで。申し訳ない気持ちもちゃんとありながら、WIN-WINな感じで(笑)。

やっち:ありがたいなとは思いつつ、その気持ちをひきだしにしまって。

$EIGO:ちゃんとあるんだよ、1番下のはしっこくらいに(笑)。

Tack朗:で、遠慮なくステーキのいいやつ頼みたいよね。

とも:すげえ自由にやらせてもらってありがたいんですけど、さっきのアー写みたいに"だめ"って言われることもあって。逆に"え? そういうバンドって知ってて契約したんじゃないの?"ってディレクターさんに言ったりして。ディレクターさんは戦ってくれるんですけど。でも、相当自由にはやってます。"BLACK SHEEP RECORDS"自体、すごく理解があって。チーム力はこの1年で強まりましたね。そういう大人たちの協力もあって、これだけ自由にできてる気はします。

-それは良い関係性ですね。ちなみに、今回のシングルについてはいつごろから制作に入ったのでしょうか?

とも:去年のツアーが終わったくらい、ファイナル・シリーズくらいから"春にシングル出すからそれ用の曲を"って話があって、着手し始めた感じですね。

-"シンデレラ・シンドローム"というタイトルはあのアー写も含めてかなりインパクトが強いですが、どういった経緯で決まったのでしょうか?

とも:曲のテーマ的なものはいくつか候補としてあって、こういうテーマをどこかで書きたくて。作曲チームのふたりから上がってきた曲を聴いたイメージと、自分がイメージしてたものが合致したんで、このタイミングでこういうのを出したいってことになりました。

-では、もともとあたためていたテーマなんですね。サウンド的にもいきなり変拍子みたいなノリで、キャッチーなヴォーカル・ラインとは裏腹にやたらややこしいことになっていますね。

$EIGO:変拍子と言われれば変拍子......一応4分の4には収まってるんです。僕ら技術面には結構うるさいんで(笑)。

-数えてても"なんじゃこりゃ?"って思って。

$EIGO:4分の4でも譜面上ではちょっと飛んでる感じの。

とも:聴く人によっては気持ち悪く聴こえるかもしれない。

$EIGO:やっちが、あれが1番いいって言ったやつ(笑)。

やっち:最初、$EIGO さんから"超ダサいやつ頼む"って言われて。すっごい基礎練みたいな超ダサいの持っていったら、Tack朗さんに"ダサすぎる"って言われて(笑)。いろいろやってあれに落ち着いたんです。

とも:よかったよ。MVあれで始まってたら超ダサかった(笑)。おかっちのベースもあんなノらなかった。あんなシンプルなやつだったら。