INTERVIEW
AA=
2012.07.11UPDATE
2012年07月号掲載
Member:上田剛士 (Ba,Vo,Prog)
Interviewer:KAORU
-MCでは『#3』について、ポジティブなパワーが詰められているということ。そして、“政府諸々、(ピー音)に代表されるような組織に反対する”という意思表明がはっきりと語られていますが、このMCを音源に収録するということに対して抵抗はなかったですか?
ライヴ1本をまるまる入れようという意思があったんで、MCから何から全部入れたんですけど、そういった意味でも、その場で自分の言っていることなので、まぁ隠さずに入れようと。
-私は以前新木場STUDIO COASTでのライヴを拝見させていただいたんですが、その時はMCは殆どなかったですよね。
そうですね。基本的にMCはあまりしないです。
-震災以降、人に伝えなければいけないという使命感が芽生えてあのようなMCに至ったということでしょうか。
そうですね。このライヴはそういう意味でも特別ですし、『#3』も特別な立ち位置のアルバムだったので。だからと言ってこれからいっぱいMCで喋るよということではないですけどね。
-ライヴは楽しいですか?
うん、やっぱり楽しいですね。作品を作って、ライヴをやってやっと完成するのかなというのは毎回思います。
-生々しくて、とてもいいライヴ盤だと思いました。さて、『#4』がどうなるのか楽しみなのですが、現時点で構想はありますか?
そうですね。『#3』を作ったことによって、また一歩前に進んだ感覚があるので、だからこそ『The Klock』を作ることが出来たし、どんどん新たな作品作りのアイディアは溜まってきtてます。最終的にどういう形になるかは、作ってみないとわからないですけど。
-具体的にはどのような案が浮かんでいますか?
『#3』がド直球な感じで作ったので、もう少し幅を持たせたて作りたいなとは思っています。
-いつ頃製作するかは決まっていますか?
夏はライヴを何本かやっていくので、それをやりつつ、アイディアを溜めつつ、年内中にちょこちょこ作り始める感じですね。
-楽しみにしてますね!それではBUCK-TICKトリビュートアルバムに参加したきっかけについて聞かせてください。
まぁ、BUCK-TICKとは20年来の知り合いなので、じゃあやりますと。
-色んなバンドが参加していますけど、AA=が選んだ曲は「M.A.D」ですよね。原曲はその名の通り狂気が伝わってくる緊迫感のある曲ですが、AA=としての仕上がりはどのような形になりましたか?
基本的にトリビュートに参加したり、リミックスを手掛ける時は、原曲のアイディアがありつつ、それを自分らしく壊して、再構築するということをテーマに作るので、最終的には自分のサウンドと言えるもの、AA=の音になってると思います。
-「M.A.D」は元々好きな曲だったんですか?
…というか、自分の元々のバンドがMAD(CAPSULE MARKETS)だったので(笑)。それで「M.A.D」って並んだら面白いねということで選びました(笑)。
-なるほど(笑)。そして8/8にはZEPP東京でBOOM BOOM SATELLITESと、若手代表格のFear,And Loathing In Las Vegasとのジョイントライヴが決定しましたね。
その話はイベンターさんト側からいただいて。BOOM BOOM SATELLITESは好きなバンドでもありますし、ロックとテクノロジーを融合しているという意味では、彼らは彼らなりの形ですけど、考え的に似ている部分もあるでしょうし、音楽の形として似ているバンドでやれる機会はあまりないので楽しみですね。Fear,And Loathing In Las Vegasも、若手でそういうスタイルの音楽やっているので、彼らに対しても凄くワクワクしています。
-ROCK IN JAPAN FESとAIR JAMとBUCK-TICK FESの参加も決定していますね。
そうですね。ROCK IN JAPAN FES は2回目かな?COUNTDOWN JAPANの方も2回くらい出てますけど。AIR JAMとは古い付き合いですね。
-BUCK-TICK FESに関してはメンツ的にも内容的にも面白そうですね。BUCK-TICKのカバーした曲も披露するということになるのでしょうか。
そうですね。みんなトリビュート曲をやるというので、そういうことなんだなという感じで(笑)。AA=がカヴァーした「M.A.D」はアレンジ的に特殊にやっているところがあるので、ヴォーカルの処理とかテクニカルな部分をどうしようかなと、これから色々考えていきます。