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INTERVIEW

PassCode

2019.03.13UPDATE

2019年03月号掲載

PassCode

Member:南 菜生 今田 夢菜 高嶋 楓 大上 陽奈子

Interviewer:山本 真由

-曲ごとの間もほとんどなく、ぶっ続けで激しいダンスを踊るPassCodeのライヴは、本当に圧倒されるほどの勢いを感じるんですが、それを可能にする体力作りなど、何か日頃から努力していることはありますか?

南:ジムで走ったこともあるんですが、いくらでも速いスピードで走れちゃうんですよね。結局歌いながら踊るのが一番しんどいので、練習をすることが体力作りになっている気がします。

今田:筋トレはいつからかずっとしています! それくらいですね。

高嶋:日頃からよく踊っているので自然と踊ることに関しての筋力や体力はついてきました。筋力より体幹をつけたくて体幹トレーニングを教えてもらったので、最近はよくやっています。

大上:以前私は足の筋力がなくて、ライヴが中盤に差し掛かると足の動きがすごく鈍くなってきていたので、最近は筋トレをしています。踊りながら歌っても声がブレないように体幹トレーニングもしていますね。

-普通のアイドルと違い、バンドとの兼ね合いで、立ち位置などステージの使い方に制限ができたりするんじゃないかと思いますが、日頃のレッスンで工夫しているところはありますか?

南:日によって違いはありますが、当日のリハーサル中に会場の広さによってバミリの幅を変えるくらいです。他のグループとあまり差はないと思います。

今田:振付の先生が考えてくれているので制限とかはなくやれてます。

高嶋:特にそこに関してはないので、いつもどおりメンバーで振りを確認して合わせて踊って、バンドはバンドでスタジオに入って合わせたりして、ライヴのリハーサルでメンバーとバンドで合わせる感じです。 大上:バンドがいることによって制限されると感じたことはないです。むしろバンドが安定して楽器を弾いてくれているので、メンバーはフロントマンとして自由に動けている気がします。

-また、楽曲のエレクトロの雰囲気や激しさとマッチした振付も印象的ですが、振付はどなたがされているのでしょうか?

南:メジャー・デビューしてからは、PerfumeやBABYMETAL、星野 源さんなどの振付をしているMIKIKOさん率いる"elevenplay"というダンス・カンパニー所属のKOHMEN先生に全曲手掛けていただいています。

高嶋:KOHMEN先生のダンスは独特で素敵で、影になってもきれいに見えるシルエットだったり、一曲一曲の歌詞の意味を汲み取ってその意味を表現した振付をしてくださったり、1曲の振付が実はその曲のストーリーになっていたりしていて面白いです。いつか振りの解説とかやりたいぐらいですね。

大上:実は詞とリンクした動きが結構多いんです! 独特な振付が多く最初は苦戦していましたが、少しずつ身体に馴染んできました。

-今田さんのシャウトに関しては、レコーディングのときはだいぶ苦労があるようですが、ライヴだとすごく自然体で迫力ある声が出ていますよね。シャウトの仕方も楽曲ごとに声の出し方に変化をつけたり、カメラが追えないくらい激しく頭を振ったり、そういう部分もあまり考えず自然体でできているんでしょうか?

今田:シャウトに抵抗がなくなってからは自分が思うその日の形で動けています。

-また、そういったシャウトをしても喉を痛めないような、特別なケアやヴォイス・トレーニングなどはされているのでしょうか?

今田:ケアは何もしてなくて、シャウトのヴォイス・トレーニングは一度受けてみたけど、やっぱり教えてもらったことに捉われて叫ぶより、自分が思うシャウトの方がいいかなと思って独学です。

-今回のライヴ映像作品に関してメンバーそれぞれが観てほしいポイントを教えてください。

南:もちろんステージングも観てもらいたいですが、客席の雰囲気というか、満員のZepp DiverCity(TOKYO)でライヴをするPassCodeを待ってくれていたような、SEから鳴り止まない怒号のような歓声が印象的で、「Ray」の"止まない歓声は/自由の彩り与えて"という詞が思い浮かびました。トレーラーでも観れるので観てください。気に入ったらぜひ本編も!

今田:みんなが、一生懸命何かを伝えようとライヴしているところです。

高嶋:「Tonight」と「Taking you out」と「It's you」が今回初めてライヴ映像になったので注目です。特に「It's you」はこのライヴ映像の日に初めて披露したので、みんなのちょっと緊張したような雰囲気などもポイントですね。最後にみんなでシンガロングをするんですけど、初めてライヴで披露したにもかかわらず、ファンのみんなが大声で歌ってくれていて、ライヴ映像にもしっかり声が入ってるので感動的です! たくさん観てください。ちなみに衣装ギラギラです。新衣装。

大上:SE→「Tonight」→「ONE STEP BEYOND」の流れです。今回のツアーは初めてセットリストを一部固定してみました。20公演を経て身体に染み込んだオープニングから2曲目までの流れに注目してみてほしいです。

-そして、そのツアー・ファイナルから約4ヶ月、再びZepp DiverCity(TOKYO)でライヴ"PassCode Zepp Tour 2019"(2019年4月から5月にかけて開催)を行うことも発表されました。前回有終の美を飾った場所から今度はツアーがスタートする形となりますが、次回はどんなライヴにしたいですか?

南:ライヴに重きを置くグループとして、"Zeppツアーをやれるようになる"というのはひとつの節目であるように感じます。もちろんたくさんの人に観てほしいですが、そういうことは全部置いておいて、いいライヴをしたいです。改めてPassCodeに惚れ直してもらえるようなツアーになればいいなと思っています。

今田:自分が納得する、"これ!"って胸張れるようなライヴにできたらと思います。

高嶋:前回20公演回ったという自信を持って挑みたいです。今回のツアーはZeppツアーということで全体的にステージもフロアも広いので、隅から隅までお客さんの顔をしっかり見て、とにかく楽しんで楽しませてライヴをしたいですね。"PassCodeの先が見えるようなツアーになればいいな"と思います!

大上:楽しさ、面白さ、熱さ、すべてを更新できるツアーにしたいです。自身最大規模のツアーですが、お客さんとの心の距離は変わらず、でも一番遠い人まで届くような大きいパフォーマンスを心掛けたいと思います。

-今後目標とする会場や、ツアーで行ってみたい場所はありますか?

南:昔から変わらず目標の会場を作らないようにはしてますが、去年アリーナでのライヴを観る機会が多く、"もしここでPassCodeがライヴをしたならば"というような想像をすることが何度かありました。今のPassCodeでそれをできるヴィジョンは思い浮かばなかったので、そこに立つ自分たちを想像できるレベルのグループまで早く引き上げたいと思っています。

今田:みんなが来てほしいと思うところに行きたいです。

高嶋:行ったことない地が山ほどあるから、とにかく行ったことない地に行きたいです。待っててくれている人もいるはず! あと個人的に生牡蠣が好きすぎるので、広島に行っておいしい生牡蠣食べて幸せな気持ちでライヴしたいです。生牡蠣食べたい。

大上:日本のまだ行ったことのない土地でライヴをして47都道府県をコンプリートしたいです! あと、タイにも応援してくれてる人がたくさんいて、音楽チャートにランクインしたりしているので、タイに行ってみたいです!