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INTERVIEW

PassCode

2017.04.18UPDATE

2017年04月号掲載

PassCode

Member:南 菜生 今田 夢菜 高嶋 楓 大上 陽奈子

Interviewer:吉羽 さおり

昨年10月にシングル『MISS UNLIMITED』でメジャー・デビューを果たし、ラウドロック・サウンドに、シャウトやラップ、また抜けのいいヴォーカルを乗せ、ダイナミックに響かせるPassCode。アイドル・シーンとロック・シーンをボーダレスに行き来しながら、バンド・セットでのライヴも展開しファンベースを拡大しているなか、2ndシングル『bite the bullet』がリリースとなる。攻撃的なサウンドで、壁や困難をぶち破って前進する意思表明が形となった表題曲や、憂いを帯びた歌と叫びで細やかな感情表現のある曲など、新たな挑戦が詰まった1枚だ。今の4人が映る、曲への思いを訊いた。

-昨年10月に『MISS UNLIMITED』でメジャー・デビューして、全国ツアーも行ったりと、活動の規模が大きくなっていっているところだと思いますが、デビューをして今、実感していることはありますか。

南:前回インタビューしていただいたのがメジャー・デビュー直後だったので、自分たちでもどうなるのかがわからなくて、頑張っていこうという感じだったんですけど。実際にデビューをしてみると、周りで支えてくれる大人の方が増えたり、活動しやすい環境を作っていただいたりして。以前よりも、活動がしやすくなったと思います。

-ライヴでも、新しいお客さんが増えているなという手応えがありますか。

南:以前よりも、バンド・セットでのライヴが増えたんです。フェスやイベントに出るときも、バンド・セットで出演させていただくことが多くなったので、バンドが好きだけど、アイドルはあまり好きじゃないという方でも、もっと聴きやすくなったというか、入りやすくなったんじゃないかなと思ってます。

-デビュー・シングル『MISS UNLIMITED』は海外、アジアやヨーロッパのiTunesでもチャートインしましたね。

大上:タイでは、まさかね?

高嶋:1位になっていたり(笑)。

-海外からのリアクションを実際に感じることも?

高嶋:この間(※3月25日、26日)、台湾で初の海外ライヴをしたんですけど、待っていてくれた人が多くて。ライヴでも、PassCodeの曲がかかった瞬間、みんなワーッとなって、待っててくれたんやって実感しました。

南:フェスやったんですけど、着いたときは思っていた以上に広い会場で"どうしよう"って言っていたんですよ。でも、始まってみたら800人を超える方が集まってくれて。

今田:思ったよりも集まってくれてたから。

南:曲も、聴いてきてくれたんやろなっていう反応があったんですよ。

大上:初めてライヴを観た人も、周りを見てノってくれてるというか。好感触やったかなって思います。

-ワールドワイドになっていますね。そういうなかで、2枚目のシングル『bite the bullet』がリリースとなります。タイトル曲「bite the bullet」(Track.1)は、ブレイクのたびに目まぐるしく展開が変わる激しい曲となりました。すごくキャッチーに聴かせる曲なんですが、レコーディングは難しかったのでは?

南:レコーディングは苦労した部分がありましたね。

今田:今までとは違う感じのPassCodeが見られる曲かなって思います。

南:カップリング曲の「LOST」(通常盤Track.2)の方が、PassCodeらしさはあるんですけど。

-そうですね、ラウドで疾走感に溢れていますし。

南:「bite the bullet」と「カタルシス」(初回限定盤Track.2)は、新たな挑戦という部分もあって。ラップが増えたのと、シャウトが増えたのと。

-「bite the bullet」はシャウト始まりですしね。今田さんがまずグッと盛り上げて、いいテンションで突っ走っていく感じがあります。

今田:そうです。

南:シャウト始まりで言えば、「TRACE」(『MISS UNLIMITED』収録曲)とかがあるんですけど、「TRACE」はライヴでやって、すごくしっくりきた曲だったんです。だから、「bite the bullet」もライヴでやるのが楽しみだなっていうのがあります。

今田:頑張らないとですね(笑)。けどやっぱり、ラップもいつもと違う感じで、本格的なものになっています。

-そうですね。攻めのラップですね。

今田:なので、ステージでやったらどんな感じで盛り上がってくれるのかが、今からすごく楽しみです。

南:シャウトにしてもラップにしても、クリーン・ヴォーカルにしても、どれもキャラが濃くて。繰り返しがないので、サビがどこかと聞かれたら難しい曲なんですけど。それくらい、全部が濃い曲なんです。ライヴでやったら面白いことになるんじゃないかなって思ってます。

-サウンド・プロデューサーの平地孝次さんからは、この曲に関して、どういう曲にしたいかなどの話はあったんですか。

南:平地さんはいつも、PassCodeにとってそのときに必要な曲を書いてくれてはって。メンバーがもらったときはまだわからなかったことだったりするときもあるんですけど、いざライヴで披露するとなったとき、なるほどなと感じる曲だろうなとは思います。デビュー・シングル曲の「MISS UNLIMITED」をもらったときも、ライヴでやってみて初めて完成した感じがしたんです。今回もそういう曲になる気がしています。