INTERVIEW
KAMIJO × 激ロック × バイトル
2018.12.10UPDATE
2018年12月号掲載
Interviewer:杉江 由紀 Photo by 逸見隆明
友野:わかりました。では、次の質問をさせていただきます。私はヘアメイクの学校に通っていて、そこでよく自分の作品と周りの人の作品を比べてしまって、"自分のはそんなに良くないのかなぁ?"と不安になってしまうことがあるんです。KAMIJOさんは、自分の作られた作品を他のアーティストの作品と比べてしまったり、そのことで落ち込んだりすることはありますか? そして、もしそうなってしまったときはどうやって気持ちを持ち直していますか?
僕はいつも比べるのは自分自身なんですよ。ですから、過去に自分が作ったものに今回は勝てないかな? と少しでも感じたら、締め切りギリギリまで2時間でも1時間でもあれば作り替えちゃいます。もしくはヘタしたら締め切り自体を無理にでも伸ばしちゃいますね(笑)。
友野:他と比べるということ自体がないんですね。
そうなんですよ。ちなみに友野さんは今おいくつですか?
友野:二十歳です。
そうか。じゃあまだわかんないかなぁ。たしかに他のアーティストに対して"これはすごいな"と感じること自体はあります。そういうときにはジェラシーも感じるんです。でも、逆にそこで僕は触発されますね。"だったら自分はもっと!"というふうに。だから、落ち込んだり不安になったりということはないです。
友野:KAMIJOさんは落ち込んだりすること自体がないんですか?
作品を仕上げていくなかで、行き詰まったり、落ち込んだりすることはありますよ。でも、そうなったら僕は元気になれることを探して、まずはそれをやります。例えば、曲を書いていて壁に突き当たってしまったら、今度はデザインの方の仕事をやるとか。デザインでも煮詰まってしまったら映像編集。それでもダメだったら作詞というふうにね。
友野:いずれにしても、全部お仕事なんですね。
そういうことになりますね(笑)。でも、曲名ひとつを閃くだけでそこから道がサーッと拓けていくこともありますから。僕はいつもそうやってます。
友野:すごくいいお話を聞けました。ありがとうございます。それから、さっき私はヘアメイクの勉強をしているというお話をしましたが、KAMIJOさんがヘアメイクの面で特にこだわっていること、これは譲れないと思われていることはなんですか? いつもヘアメイクさんにお願いされていることがあれば、それも教えてください。
髪の毛についてはいつも立体感を出していくようにしていただいてます。巻き方も普通にコテで巻くのではなくて、アイロンでうねるように作っていただいているんですよ。そこはポイントですね。メイクに関しては自分の顔の輪郭や凹凸に沿ってシャドウをなぞるだけなので、そんなにこれといったポイントはないかもしれません。
友野:昔はご自分でメイクをされていたこともあるのですか?
Versaillesのころは自分でやっていたこともあります。だけど、近年のメイクさんは素晴らしい技術をお持ちですからね。今はプロの方に完全にお任せしてます。僕にとってのヘアメイクは音楽と同じくらい大事なものなんですよ。いかに気持ち良く歌うことができるか、いかに自分の描きたい世界を深く表現できるか、という点でヘアメイクは必要不可欠なものなんです。ですから、僕に携わってくれているヘアメイクさんは、僕の世界を一緒に作ってくれているメンバーのひとりだと思っていますし、信頼してます。
友野:私も、将来は施術する方たちからそのくらい強く信頼されるヘアメイクさんになりたいです。
特に今のヴィジュアル系のヘアメイクは、普通のメイクさんではできないような領域にまで達しているものですからね。間違いなく世界でもトップクラスの技術だと思うんですよ。その中でも、早くからエアブラシを駆使されるようになった方たちのレベルは本当に高いので、一緒に仕事をするならエアブラシを上手く使える方だとより嬉しいです(笑)。友野さんも、表現したい世界に合わせて、僕たちのことをいい意味で"変えてくれる"素晴らしいヘアメイクさんにぜひなっていってください。
友野:わかりました。エアブラシは今まさに勉強しているので、もっと頑張ります!
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