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INTERVIEW

G-FREAK FACTORY

2016.09.01UPDATE

2016年09月号掲載

G-FREAK FACTORY

Member:Hiroaki Moteki(Vo)

Interviewer:荒金 良介

-偶然重なったなと。

だから、この曲はじいちゃんに届けようかなと。じいちゃんは戦争に行った人なんですけど、俺はじいちゃんっ子だったんですよ。95歳まで生きたのかな。両親は商売をやっていたから、学校の授業参観にもじいちゃんが来て。毎晩お酒を飲んで、すぐ戦争の話をしてくれたんです。だから、戦争になったら嫌だな、お父さんが兵隊に行ったら嫌だなって思ってて。そのじいちゃんの教えが俺の中にあるから、"じいちゃん、今はこんな時代だけど、なんとか生きてるよ"って。俺がじいちゃんになったら、また次の時代が来て、本当の平和を導き出すときが来るかもしれない。そしたら、俺の孫がこういう曲を歌ってくれたらいいなと。"今の「ダディ・ダーリン」はこうだぜ!"って曲ですね(笑)。

-いいですね。Track.2「MONKEY GOVERNMENT feat. HEY-SMITH(Horns)」はゲストにHEY-SMITHのメンバーを迎えてますけど、G-FREAK FACTORYの音にホーンがまた合いますね。

(HEY-SMITHの)イイカワケン(Tp)とは昔からの付き合いで、彼がLONG SHOT PARTYってバンドをやってたときから知ってますからね。過去の音源にも参加してもらってるから、今回もお願いしました。

-HEY-SMITHのホーン隊は満さん(Sax)、かなすさん(Tb)、イイカワさんの3人全員が参加しているんですか?

そうです。あと、猪狩(秀平/Gt/Vo)もいましたよ。あいつが一番こだわってました(笑)。

-猪狩君はホーン隊に厳しく注文するそうですね。

ホーン隊は腕があるから、あいつも言うんですよ。猪狩は完全にスイッチが入ってました。"HEY-SMITHとしてやるんだから"って。テイクに関しても、俺は"OK!"と思ったけど、猪狩は"全然まだでしょ"って。俺たちの曲なのに、俺たちより曲にこだわりを持ってるっていう。

-はははは。

力ずくで、"いい曲にしてやるぞ!"という気持ちでやってくれますからね。猪狩のことは尊敬します。トランペット、トロンボーン、サックスと三管あるけど、それをバラで録った方が作業は早いんですよ。でも、あいつらは同時に録ることにこだわってるから、ひとりでもミスッたらもう一度録るという。HEY-SMITHのメンバー同士の信頼感を目の当たりにして、俺らは全然足りないわって思いました(笑)。

-Track.3「イロハニホエロ」も曲名が面白いですね。

秋の山はラスタカラーで、それを見てるだけでも幸せなんですけど。黄色になったり、赤色になったりして、なぜ散る前にひと花咲かすのかなって思って。死ぬ間際にとんでもなく山を華やかにしてからなくなるじゃないですか。俺は冬の山が大っ嫌いだけど、そこにまた春の新芽が出てくるのが好きで。あと、葉っぱによって色も全部違うように、人間もそれぞれ色が違うから。自分の色で咲いたらいいんじゃないのって。自分の色を見極めて、ほかにない色を出せばいいんじゃないのって思うんですよね。

-めちゃくちゃ熱い気持ちが込められているんですね。

歌詞はサラッとしてますけど、熱いんですよ(笑)。

-スクラッチ音も曲にいいアクセントをつけてますよね。

これは初めて入れました。山に住んでる地元仲間のDJ(R da Masta)にやってもらいましたからね。単純に地元の奴と一緒に何かやりたくて。スクラッチがあった方が曲に表情がつくし、合うと思ったから。

-そして、9月24日にはG-FREAK FACTORY主催の"山人音楽祭 2016"が初開催されます。

一番は地元の人に触れてほしくて。群馬というレッテルやコンプレックスを跳ね返したいし、東京やほかの地方に行かなくても、多くのアーティストを群馬で観ることができますからね。それと、県外から来た人は群馬の現実を知ってもらいたい。

-群馬の現実というのは?

群馬は、ライヴ帰りに温泉に行こうというプランを立てることもできますからね。東京の人はなかなか群馬に行く機会がないと思うんですよ。だから、群馬側の人間としては、ちゃんとおもてなしできるように準備しなきゃいけないし、自分たちの魅力に気づかなきゃダメだなと。"山人音楽祭"をやってなかったら、"地元の魅力はなんだろう?"と見つけようとしなかったと思うので、いろいろ勉強になりますね。"JOIN ALIVE"に行ったときに、ケータリングのメニューで"オホーツクに打ち上げられたクジラの内蔵の一部"と書いてある料理があったんですよ。

-ネーミングだけでそそられますね(笑)。

とりあえず食ってみたいと思うじゃないですか。"山人音楽祭"もそういうことをやらなきゃいけないなと(笑)。

-出演アーティストもとても豪華ですね。

いろんな人の力を借りることができました。なあなあなところをシビアにして、フェスとしての表情をスタッフみんなで考えた結果ですね。こういうアーティストを呼んだら、こういう場面を作ってくれるだろうとか考えました。今回は初年度だから、もう一度行きたいと思ってもらえないとダメですからね。群馬に向けて気持ちを持ってプレイしてくれるアーティストばかりだし、最高のブッキングができたと思います。

-あと、"山人音楽祭"で行われる"山人MCバトル"というのは、いわゆるMCバトルのことだと思うんですが、内容について詳しく教えてもらえますか?

トーナメント制でやるんですけど、今発表されている人のほかに(※取材日は8月22日)サイプレス上野とROTTENGRAFFTYのN∀OKI(Vo)が出るんですよ。

-マジですか!

ラッパーは本気でN∀OKIを潰しにいかないと、負けると思いますよ。出会って久しいけど、バンドマン界隈では最強な規格外の男だと身をもって感じてます。まさに異種格闘技ですね。ただ、2回戦に行くガソリンは積んでないと思うから、勝ったら面白いなと。下手したら、ROTTENGRAFFTYのライヴより本気になるんじゃないかな。

-(笑)

"戦極MCBATTLE"で優勝したNAIKA MCは昔からすごく仲が良くて。そいつがやってなかったら、MCバトルに興味を持たなかったと思う。あいつが優勝したときは嬉しくて。で、MCバトルの映像を観たときに、"とんでもねぇ!"と思ったんですよ。ラッパーがバトルし合う姿を見て、剣道とか、"道"に近いものを感じて。ロック・ユーザーにも"山人MCバトル"は観てほしいですね。で、クラブに行く人が増えればいいなと。彼らも地元で苦戦してますからね。今回は初開催になるので、絶対にコケられないですよ。