INTERVIEW
Survive Said The Prophet
2015.04.13UPDATE
2015年04月号掲載
Member:Yosh Morita(Vo) Takuya Suzuki(Gt) Sho Okada(Dr) Ivan Kwong(Gt) Yudai Kato(Ba)
Interviewer:荒金 良介
-完全に両親とか、上の世代の影響が濃いですね。
Yudai:そうですね。激しめというより、大人しい音楽を聴いて、高校に入ってスクリーモやエモに惹かれて、そっち一辺倒になりました。
Ivan:バンド系をがっつり聴き始めたのはKORN、P.O.D.、SLIPKNOT、最近はtoe、Mr.Childrenとか聴きますね。
-Takuyaさんは?
Takuya:ポップ・パンクから入ったけど、JIMMY EAT WORLDは世界一好きかもしれない。
-言われてみれば、サバプロの哀愁感にも通じるところあるような気がします。
Takuya:みんなそこも通ってますからね。
-Yoshさんは?
Yosh:MXPX、BLINK-182始まりだったけど、どんどん闇系というか、THE USEDの影響が強いかもしれません。Bert McCracken(Vo)になりたかったんですよ。タバコ吸い始めたのもBertがインタビューで、"俺のヴォーカル・トレーニングはフィルターをはずしてタバコを吸って、オエーッ!てやるんだよ"とフザケ気味に答えてたからなんですよ。今なら笑えるけど、当時は"シャウトってそうするんだ"と思って真剣に読んでました。リリックもTHE USED、STORY OF THE YEARとか病んでる系だけど、俺はただつらいとかじゃなく、ポエティックな言い回しが多くて好きですね。今はJustin Timberlake、Chris Brown、Michael Jacksonとか、その辺をよく聴いてます。自分のヴォーカルはまだまだと気づかせてくれるから。
-メンバーそれぞれ微妙に聴いてるものは近いますね。サバプロの音楽性もいい意味でこれの影響というものが見えにくいサウンドで。
Yosh:それは嬉しいですね。
Ivan:メンバー個人でもここは出したいという部分と、共通項を見出してる部分が今回の作品にも出てると思います。
-結成時にやりたかった音楽は?
Takuya:完全にI SEE STARSをやろうみたいな(笑)。
Yosh:PANIC! AT THE DISCO、I SEE STARSですね。それからエモの良さを思い出して、ふたりでYoutube見ながら、"やっぱりPARAMOREだぜ"とか言いながら。当時はピコピコ入れて、"オエーッ!"と絶叫してました。
Takuya:結局そういう曲ができなくて。作るけど、完成したものは全然違いましたね。STORY OF THE YEARとかのダークな要素が出すぎて、そっち寄りになっちゃって。
Yosh:俺らは器用じゃないから、ピコリーモのつもりがエモになっちゃった。
-音源を聴く限り、めちゃくちゃ器用な人たちと思いましたけどね。
Yosh:正直、器用なのはリズム・セクションのYudaiとShoのふたりですね。自分含めこの3人(Takuya、Ivan)はバッと作っちゃう方だから。
-そのバランスがいいのかもしれませんね。それで結成から音源、海外ライヴ、国内50本のツアーなど、バンドの動きも活発ですね。
Sho:バンドは結成したけど、メンバーが誰かしらいない状況で、今のメンバー5人に固まったのは去年なんですよ。
-メンバーが入れ替わる中でもライヴは続けていたわけですよね?
Takuya:そうですね。今の3分の2ぐらいしか活動できなくて。
Yosh:間違いなく、去年の活動は涙が出るくらいキツかった(笑)。やっぱり"ライヴ足りない"と言われたから、"じゃあ、やってやるよ"って。