DISC REVIEW
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"東京ラウド・シーンの最終兵器"と謳われるサバプロことSurvive Said The Prophetが満を持して、自身初の全国流通作品をリリース。2011年の結成以来、国内外のバンドと共演しながら、自らも海外に足を運び、台湾、香港のフェスティバルに出演し、注目を集めてきた5人組にとって、まさに待望と言える本作。儚げなピアノの音色がループするイントロから壮大なラスト・ナンバーまで、メタルコアを基調にダンサブルなポップ・ナンバーやバラードも交えながらバンドの魅力を全8曲に凝縮。激しいスクリームとファルセットを使いわけるヴォーカルもさることながら、演奏陣によるテクニカルなプレイはバンド・キッズからも注目されそうだ。さらなるステップアップが期待できそうだ。 山口 智男