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INTERVIEW

Crossfaith

2014.10.08UPDATE

2014年10月号掲載

Crossfaith

Member:Kenta Koie (Vo) Terufumi Tamano (Panorama/Program)  Kazuki Takemura (Gt) Hiroki Ikegawa (Ba) Tatsuya Amano (Dr)

Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

(※2014年8月インタビュー)

-いきなり本題に入りますが、いよいよメジャー・デビューですね。

Teru:そうですね。まだリリースをしていないので、今の時点では実感はないです。メジャーでの活動が俺たちにとってプラスになるかマイナスになるかは、自分たちが今後どういう行動をとるかで結果が変わってくると思うんです。だからひとつのチャンスとして前向きに捉えているので今後が楽しみですね。

Hiroki:メジャー・デビューで大きく何か変わるわけではないので、これから先を見据えたうえでできることが増えたと捉えています。

-おそらくメジャー・デビューという意味が他のバンドとCrossfaithとでは違うんでしょうね。

Koie:ポップな音楽をやってるバンドだったら、メジャー・デビューすることでラジオでかかる機会が増えたりと、より多くの人に聴いてもらえるチャンスも増えますが、もともと僕らがやってる音楽ってすごいコアなものなんで、メジャー・デビューって言葉を履き違えないで欲しいですね。

-それはファンの人たちが?

Koie:そうですね。"メジャーに行ったからって俺ら何か変わると思う?"って逆に聞きたいですね。

Hiroki:俺らは俺らのライヴをして、いい曲を書いて、それと同じことだと思うんです。別に身構えることもないですね。

-すでに海外でも十分活躍して、国内の様々なビッグ・フェスにも出演を果たしてと、Crossfaithはインディーにおいてでも十分成功していますが、あえて今このタイミングでメジャーに行くことを選んだのはなぜなのでしょう?

Koie:もともとSMAというメジャーのマネージメント会社に所属していて、そのSMA内のインディー・レーベルからチームの座組みが変わっただけなんです。よりもっとたくさんの人にCrossfaithを知ってもらうための座組みに、ですね。

-さすがまったく浮き足立ってないですよね。

Koie:はい。浮き足立ってないですね。

-そしてメジャー第1弾となる『MADNESS』が完成しましたね。

Hiroki:ムラオカさん聴いてくれました!?

-もちろん聴きましたよ。よかったですよ!

Koie:おぉ!

-まさかのシングルのリリースということで驚きました。

Teru:過去にシングルを出したことがないですし、今までみたいにアルバムを作る前提で曲を作るのとはスタンスが違いましたね。今までのアルバムはストーリー性やテーマがありましたが、このシングルはそれがなかった分、逆に個性のある曲を揃えることができました。プロデューサーのDavid Bendethとは今回が初めての仕事だったのですが、このシングルだけでなく次のアルバムもお願いしようという話もあって......。

Hiroki:3曲という曲数はプロデューサーを知るにも、自分たちがやりたいことを伝えるにも、こちら側としてはちょうどよかったですね。

Teru: David Bendethはメロディを非常に大事にしてるのと、よりシンプルにというスタンスでしたね。俺らはアメリカで成功したいので、アメリカのラジオ・チャートで流してもらうためにシャウトの割合を減らしたりして。向こうのラジオって制約があるんですよ。BRING ME THE HORIZONなんかは流れないですし。

-それはシャウトの割合によってなんでしょうか?

Teru:いや、シャウトが入ってたらダメなんだと思います。例えばOF MICE & MENのラジオで流れてる曲はAustin Carlileのシャウトはまったく入ってないんです。

Koie:音源ではシャウトが入ってるんですけど、ラジオで流れるバージョンにはまったく入ってないんです。

-そうなんですね。ある意味日本のテレビ・タイアップに近いですね。シャウトが入ってるとタイアップを取るのが難しいみたいな。

Koie:シャウトを消されたりね。本当にそれと一緒ですね。

Teru:そういう制約がある中で、初めてのDavidとの作業に取り掛かったんです。そういう意味では難しかったですね。今までは自分たちのやりたいことを並べたうえで、どれをシングルにして、どういう見せかたをしていくかを考えれば良かったのですが、今回最初からシングルを作ることが前提にあったので、デモで何十曲も作ってたんですけど、Davidと仕事をするとなるとデモで用意した曲が全然使えなかったりして、新たにアメリカで曲を作りました。その曲が「MADNESS」なんです。まぁ、次のフル・アルバムもどうなるか楽しみにしてて欲しいですね。

-この段階でフル・アルバムの話が出るってすごいですね。もう次が見えてるんですね。

Hiroki:それはありますね。

-この3曲は最初からシングルに向けて作ったということですよね?

Teru:「S.O.S」はシングルに向けて作った曲で、「Dance With The Enemy」は......特にシングルに向けて作った曲ではないよな?

Kazuki:書き溜めてる中の1曲ですね。

Teru:「MADNESS」はまさに"シングルにしよう!"と作った曲です。