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INTERVIEW

Crossfaith

2015.09.09UPDATE

Crossfaith

Member:Kazuki Takemura(Gt)

Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

-久しぶり。今実家?

そうですね、家で療養したりリハビリを自分でやったりとか、ライヴ以外にできることをいろいろとやってます。

-病院に行かずに自宅で療養で大丈夫なんだ。

そうですね。医者の方からも正直治療っていう治療がなくて、脳に関しては細胞が1度傷つくと再生しないっていうのが今の医学の答えなので。もう後は本人がどういうふうにしていくかにかかっていてなんとも言えない状況らしく。なのでリハビリあるのみって感じです。

-少しずつ良くなってる兆しはあるのかな?

そうですね。やっぱりリハビリをしていくうちに使い方が慣れてきて、動きも良くなってきてるのを実感してますね。前まで左手を使っていたのが傷ついちゃったので、健康で正常な細胞がそこの働きを助ける動きをしてくれるので、またいちから教えてる感じですかね。

-この前、他のメンバーに国際電話で取材をしたときに、今回のアルバムでKazuki君がほとんどのパートを弾いていると聞いたんだけど。

そうですね。

-想像していたよりだいぶいい状況だったので安心しました。先日"Alternative Press Music Awards"でアメリカまで飛行機で行ったようだけど、そういうのも全然問題ないんだ。

安静にしなきゃいけないっていうのは、正直全然なくて。頭を振ったり衝撃を与えたらダメとは言われてます。でもそれ以外で日常的な生活に支障は全くないんで。あとはお酒やショットは絶対飲まないでくれって言われてるぐらいです(笑)。

-逆に普段の生活が何不自由ない分、ストレスになるかもしれないね。

そうですね。体が元気なのにライヴができないのがちょっと悔しいです。

-"Alternative Press Music Awards"のプレゼンターとしてアメリカに飛んだ時は、メンバーとは久々の再会だったのかな。

そうですね。バンドを始めてこれ程長い期間メンバーと会わないのが初めてやったんで、家族みたいなもんなんで変な感じはしましたけど、みんな日焼けもしていて元気そうで良かったです。

-なるほど。わかりました。そんないつもと全く異なる環境の中で、リリースを待つだけという状況だけど、今の気持ちを教えてもらえるかな。

そうですね。『XENO』が出るにあたって、まず早くみんなに聴いてもらいたいっていう気持ちが強いですね。僕の体にいろいろありましたけども、自分的にも今までの作品を超える納得できる作品になりました。ライヴでも早くやりたいし、待ち遠しいですね。

-いい意味で捉えると、ライヴやツアーなどに参加せず、楽曲制作に打ち込めたことが更なる楽曲のクオリティ・アップに繋がったのかなと思いましたが。

そうですね。僕自身、ライヴ活動ができなくて、ずっと作曲活動など裏での活動がメインになってたんで、楽曲に対して向き合う時間が多かったですね。そういう時間が増えた分、たくさんいろんなことを考えて、そこでやっぱり自分にとって改めて気づく点だったり、大切にしたい気持ちが明確に自分の中で提示できました。そういう気持ちの上で、更に楽曲に向き合えたっていうのが1番大きかったですね。