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INTERVIEW

CROSSFAITH

2011.05.06UPDATE

2011年05月号掲載

CROSSFAITH

Member:Koie(Vo) Hiroki(Ba) Tatsu(Dr) Kazuki(Gt) Teru(Prog)

Interviewer:ムラオカ

-『The Dream, The Space』リリース決定おめでとうございます。 09年4月にデビュー・アルバムをリリースしてから2年とかなり久しぶりのリリースとなりましたね?皆さんどんな気持ちでしょうか。

Koie(以下K):そうですね、リリースしてからっていうのはバンドにとってポジティブなことばかりが起こると思うんで、すごい楽しみです。

Hiroki(以下H):そしてこれからも、ライヴがもう既に決まっているものがいくつかあるので、それがすごい楽しみです。

Teru(以下Te):もうワクワクしまくってます。

Tatsu(以下Ta):ワクワクせざるを得ないですね。

-もともと去年末にリリースの予定でしたが、ここまでリリースが延びてしまった理由を教えて下さい。

Te:やっぱり自分たちのサウンド面で妥協したくなかったんですね。今作ではA DAY REMEMBERやTHE WORD ALIVEを手掛けたAndrew Wadeというエンジニアにミックスしてもらったんですが、そうやってより良いサウンドを求めた結果、自ずと延期せざるを得ない状況になってしまいました。でも延びた分、間違いない内容になっています。待たせてしまって申し訳ない気持ちはあるのですが、良いものに出来上がっているので、安心して聴いてください。

-Track.3「Stars Faded In Slow Motion」がYoutubeにアップされたのは11ヶ月前ですね。
曲によって録った時期はまちまちなのでしょうか?

K:レコーディング・スタジオに入って、全曲同じ時期に録りました。

-「Stars Faded In Slow Motion」は?

H:今アップされている「Stars Faded In Slow Motion」のPVですが、あれも音を新しいものに変えて上げ直しました。

-今作を作る上でのコンセプトやテーマがありましたら教えてください。

K:コンセプト・アルバムではないです。Teruはどう?

Te:僕としては、作った時期が集中したこともあって、前作のアルバムみたいな形で、今回もイントロやインタールードだったり、一連のアルバムの流れだったりを、映画のチャプターみたいな形でコンセプトを持ってやっていました。例えば僕のイメージではあるのですが、「Promise」で2人が出会って、「Stars Faded In Slow Motion」で燃え上がって、それでエンディング的な形で「Crystal Echoes Back To Our Tragedy」があったりとか、いろんな曲を通じて物語を派生させていけるようなものになっていると思います。曲順を変えて聴いてみても、また聴こえ方が違ったりして面白いんじゃないかなと思います。でもまずは一度通して浸って欲しい感じです。

-個人的には"エクストリーム・ミュージックに真っ向勝負を挑んだな"と感じました。
もっとポップに行こうとか聴きやすいサウンドになろうとか考えずに、あえてヘヴィ・サウンドを追及したことについてどのような想いがあったのでしょうか?

K:エクストリーム・ミュージックという括りもすごい重要やと思うんですけど、エクストリーム・ミュージックの中でも売れてるバンドって、SLIPKNOTやとか、KILLSWITCH ENGAGE、AUGUST BURNS RED......、そういうバンドの中にあるのが、キャッチーって言うと御幣があるかもしれないですけど、そういうキャッチーなパートが組み込まれてることだと思うんですね。そういうものを組み込んで行こうっていう考えが個人的にあって、そういう部分から考えると、メジャーにいくとか、メジャーっぽくとか、そういう感覚とかは、全く意識せずに作りました。そこはかっこいいものを届けるっていう一心だったんでポップになっていこうみたいなことは意識してなかったですね。

Te:やっぱり、そういう音楽を聴いて育ったっていうのが大きいのかもしれない。それに魅かれて自分たちも、そういう音楽や方向性になったんだと思います。

Ta:かっこいいサウンドを作っていこうと考えたら、自然とできた感じですね。

-分かりました。さっきの質問と若干かぶってきますが、前作は全部自分達で制作したということで音質面にやや不満を残すものになっていましたが、今作ではその点は完全に払拭されていますね?

それが、今回Andrew Wadeに頼んだ一番大きな理由なんですけど、前作と同じようにしたら、自分の求めてるクオリティに達することができないし、メンバーのパートも、音質とかミックスで伝わり方が全然違うんですね。それが僕の中で1stアルバムの時は、葛藤というか、技術のなさに、悪戦苦闘してて、だからこのアルバムにかける想いというのは、すごく強かったんですね。だからそう言ってもらえてすごく嬉しいです。