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INTERVIEW

CROSSFAITH

2011.05.06UPDATE

2011年05月号掲載

CROSSFAITH

Member:Koie(Vo) Hiroki(Ba) Tatsu(Dr) Kazuki(Gt) Teru(Prog)

Interviewer:ムラオカ

-日本のヘヴィ・ミュージック・シーンって欧米と比較すると、恐ろしく小さいと思うんです。個人的な意見なのですが、CROSSFAITHの音楽性って日本のみでの活動だと限界がそう遠くないと思うんですよね。それであればいっそ海外に住んで海外を活動の中心にしてもいいんじゃないかと思うんですよね。言うのは簡単なんですが(笑)。

Te:日本でも、実際例えばパンク・シーンと比べたら人数は少ないかもしれないですけど、でも、自分たちがやってる音楽でお客さんにかっこいいと思わせることは絶対できると思ってるんで、まだまだ日本でも浸透させていって、シーンを大きくすることができる可能性があると思うんです。

-では、日本のシーンを大きくしていきたいというような思いを持っているんですね。

H:日本のシーンでもって感じですね。僕らのいるメタル・シーンって、日本の音楽の中ではマイナリティな方じゃないですか。だから確かに難しいとは思うんですけど、09年にLOUD PARKに出た時に、こんなにもメタラーっていっぱいいるなんだなと驚きました。

K:特に日本ってメタルがめっちゃ強い国やと思いますね。

H:あの光景見た時に、全然いけるやんって思いましたね。だからあとは自分ら次第かなって思ってます。

-Track.7「Demise And Kiss」ではcoldrainのMASATO君がゲスト・ヴォーカルで参加していますが、彼に頼んだのはなぜでしょうか?

K:絶対的に日本のバンドの中で表現力があるし、声も素晴らしいものを持ってるし。迷いがなかったですね。"誰入れる?"、"MASATOじゃない?"みたいな。

-なるほど。Koie君はクリーン・ヴォーカルでアジテーションすることはあっても基本的に歌うことがほぼないですよね?今回MASATO君がゲストで入って歌ったような、メロディをKoie君自身が歌っていくことは考えられますか?

K:今の段階では全然分かんないですね。しないとも言えないし、するとも言えないしって感じですね。

-今回の作品で、各々のパートのことでも、楽曲でも作詞のことでも構いませんのでチャレンジしていることがありましたら教えてください。

K:歌詞に関しては、人間と人間との関係だったりとか、その中でも一番分かりやすい愛だったりと、前作と書く内容ががらっと変わりました。1stの頃は、自分に起こったことじゃないことも歌ってたので、その分パーソナルじゃない、リアルじゃないものが多かったですね。

-ヴォーカルに関しては?

K:ヴォーカルに関しては、SLIPKNOTなど自分たちが聴いてきて好きなバンドが持ってる、叫んでるけどキャッチーという点を、作っていこうという意識がありました。どうしたら、キャッチーに聴こえるんだろうと、そういう点を前作よりはるかに意識してやったと思います。

-ドラムに関しては?

Ta:1stよりさらにダイナミックなビートであったり、聴いてくれたオーディエンスの人達とより一体感を感じられるような空気感を出したいなと思ってプレイしました。その点を聴いて欲しいです。

-プログラミング、シンセに関しては?

Te:1stは、パソコンの中のソフトシンセを中心に曲を作ってたんですけど、今作は、アナログシンセのモーグをいじる機会があって。それを知人に貸してもらって、家でいじくりまくって、SEとかは基本的にはモーグで作ってました。楽曲で使ってる音にも季節感を漂わせるような音色を面白く作っていったりと、1stにはなかったような、より繊細な部分を今回意識しました。

-ギターに関しては?

Ka:ギター・サウンドに関しては、ギターを2本用意して、その曲に合った音色を作ることを心掛けました。個人的にはギターに関してより作曲をこだわりました。自分の思ってることを具体的に伝えられるような表現力の幅を広げられるよう色々試みました。

-なるほど。分かりました。ベースに関しては?

H:前作では自分のパートと曲とがキッチリ分かれてたんですけど、今作では、曲の中の一部としてのベースという考え方に変わったことが大きかったですね。あとは今回Andrew Wadeにミックスをやってもらって、前作より空間的にもかなりどっしりしたと思います。

-ドラムのミックスがすごい良かったですよね。前作は平面的でしたが......

Te:そうですね。前作が貼っつけてるような感じだったんで、前作では出せなかったんですよね。やっぱりロウがないと、リズムにのれないじゃないですか?嬉しいですね。

-それでは最後に読者にメッセージをお願いします。

K:アルバム聴いて、またライヴで会いましょう。また違う形で、ステージングとか、パフォーマンスとか絶対見せることができると思うんで。是非新たな世界に突入したCROSSFAITHを観に来て下さい。