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INTERVIEW

GALNERYUS

2012.07.30UPDATE

2012年07月号掲載

GALNERYUS

Member:Masatoshi “SHO” Ono (Vo) Syu (Gt)

Interviewer:ムラオカ

-2月に遠征した韓国ソウル公演はいかかでしたか?

Syu(以下S):1回目よりもお客さんも多く来て下さって、どちらもワンマン的な扱いでライヴをさせていただいたんですが、2回目の今回はすごく肩の力を抜けさせてくれるお客さんの反応というか、アーティスト側を盛り上げる術が上手いなと思いましたね。ここでこう言って欲しいなというところで全部ツボを押さえてリアクションをしてくれてノリやすくしてくれました。

Masatoshi “SHO” Ono(以下O):1回目の遠征と今年の2月の公演も同じ箱だったので、その辺も非常にやりやすかったですね。実際は20時間ぐらいしか滞在してないんですけどね(笑)。

S:23時間ぐらいかね?

O:そうですね。

-当日入りでライヴをしたんですか?

O:当日入りで、次の日もホテルを何時に出たんでしたっけ?

S:朝の6時(笑)。

O:だからライヴをやった次の日の昼ご飯は自宅で食べてました(笑)。

一同:(笑)。

-それでは海外に行ったという感じがあまりしないですね。

O:そうなんですよね。やっぱり飛行機に乗っている時間も短いですし。ちょっと町の感じも日本に近いものがありますし、お客さんもパッと見は日本人と変わらないアジア人ですから。でもさっき言ったように日本国内でも不思議とお客さんのノリって土地柄がありますけど、大きく国柄って言葉で言えば韓国の方たちは非常にノリがいいですね。ギターのフレーズを一緒に“オーオー”って歌ったりしますからね。

S:熱狂的というのか、それともすごく気を遣うのが上手いのか。その両方をすごく感じたんですけど、本当にすごく立ててくれるというか。

-アメリカやアジア諸国を始め、海外では10代から20代が中心のファン層と聞いています。韓国での客層はいかがでしたか?

O:韓国のお客さんは若いかもしれないですね。

S:多少若い感じがするね。

O:1回目も今年もライヴ終了後にサイン会と握手会をやりましたが、そこで接してみると確かに若い人は多いですね。男女比は日本でやっているときと同じぐらいなのかな?

-8月には再度韓国公演が決定していますね?

O:みたいですね(笑)。

S:ありがたいですね。

-次回はもう少しゆっくり出来そうな感じでしたよね?単独公演とフェスでしたっけ?

S:そうですね。もしかするとちょっとは遊べる時間があるかもしれないですね。

O:過去2回は全くなかったですからね。

S:1回目に行ったときには前回より多少自由な時間があったんですが、ちょうど大寒波に当たってしまってめちゃくちゃ寒かったんです。外はマイナス15度前後とかで、5分いるのが辛いというような状況でどこにも行けずでした(笑)。

O:あれはしんどかったですね。今回は夏だし釜山のイベントなんですが、釜山というと日本では「釜山港へ帰れ」のイメージが強いのでどういう場所なんだろうって思ってたら、たまたまニュースで釜山が出ていて見ていたのですが、リゾート地みたいになってるんですね。暑くて海水浴客がどうのこうのっていう映像で、すごく綺麗な感じでしたよ。

S:都会?

O:都会な感じでしたよ。記憶の中でより美化されちゃってるのかもしれないですけど(笑)。今回のイベントに関してはいろいろな地元のバンドも出るんでしょうから、その中で日本から来たバンドっていうこともあり、アピールしていきたいなと思いますね。

S:そうですね。

O:そういうときは燃えるので。

S:ドMですから。

O:Mなの(笑)?

-ちなみに韓国といえば、最近韓国の重鎮スラッシュ・メタル・バンドCRASHが復活しましたが彼らのことは存じていますか?

S:プロデューサーから聞きまして、結構長くやってらっしゃる方々なんですよね?

-1993年にデビュー・アルバム『Endless Supply Of Pain』をリリースしているので、20年選手かなという感じですね。インタビューの際、彼らが自国である韓国のメタル・シーンを痛烈に批判してたんですけど、韓国ってお金を払ってライヴに行く文化がないらしいんですよ。テレビやYouTubeで音楽番組を無料で見るのが一般的だと。韓国のメタル・シーンは結構厳しいと仰ってました。

S:(CRASHのインタビューが掲載されている激ロック・マガジンを見ながら)最悪だねって書いてありますね。