MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

GALNERYUS

2015.05.18UPDATE

2015年05月号掲載

GALNERYUS

Member:Syu(Gt)

Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

-お久しぶりです。去年8月に『VETELGYUS』の取材をして以来ですね。久しぶりですので少し遡って話をさせてください。昨年9月にリリースされた『VETELGYUS』は大充実の言葉に尽きるフル・アルバムでしたが、Syuさん含めメンバーが期待するリアクションを得ることができましたか?

僕らの中では、『VETELGYUS』は演奏的な派手さは若干抑えて、曲のキャッチーさを追求したようなアルバムで。なおかつ曲の分数も短めでっていうような、良い曲をコンパクトに聴かせていきたいというアルバムだったんで、賛否両論あったという言い方をした方がいいアルバムだったのかな? とは感じましたね。"速弾きとか、テクニカルな部分をもっと聴きたい!"って意見があったり、"やっぱり曲がすごくいいよね!"って言ってくれる人がいたりと反響はあったなと。テクニカルなことは『ANGEL OF SALVATION』でひとつ形にしているので、今回は"とにかくいい歌を"と思って作ったんです。楽曲的には満足してるんですけど、ツアーを回ってみて自分的にはテクニカル、技術的に楽な曲が多かったので、次のアルバムは難しいことをもっとやってやりたいなとそういう欲求も沸くようなアルバムでした。

-前回のインタビューでもおっしゃってましたが、メロディに沿ったフレーズを弾いてるということでしたもんね。

そうそう、演歌的なね(笑)。メロのリプライズ的な。

-その『VETELGYUS』リリースに伴い"THE VOYAGE TO THE BOUNDLESS UNIVERSE"を行いました。過去最多本数のツアーでしたね。

そうですね、16本ですか、全国各地で。途中は1ヶ月ぐらい家に帰れないこともあって、非常にタイトではあったんですけど、今のメンバーでそんなに長く動いたことがなかったので、すごく楽しかったですね。仲良くもなれたし、喧嘩することもちょっとはあったかな? 僕は各地で自分に対してイライラしてたんですけど(笑)・・・・・・自分のギターに対してイライラすることも多くて、周りはあたたかく見守ってくれてましたが。長かったですけど、最多動員を記録したところも各地であって、トータルで見るとすごく良かったですね。最後の渋谷公会堂もソールド・アウト近くまでいけたのでよかったですね。

-若手バンドの様な4、5日で3、4公演行うというタイトなスケジュールもなかにはありましたね。

ありましたね。ヴォーカルの喉やメンバーの体力とか少し心配するところはあったんですけど、1番MVPをあげたいのはヴォーカルのOnoさんですよね。今回全公演すごく調子良くて。本当に頼もしかったです。しっかり歌詞も覚えてくれて(笑)。動きも素晴らしかったですし、良かったなって思います。

-私もファイナル公演に行かせていただきましたが、曲数も公演時間も充実したものでしたね。他の公演も曲数や時間は同じぐらいだったのですか?

そうですね。トータルでだいたい2時間半ぐらいは絶対やりましたね。コンパクトにしようと思うんですけど、なかなか2時間半ぐらいからは縮められないです(笑)。1時間半ぐらいのステージでやる人もいるけど、それで大金とるのは申し訳ないし、できる限りお客さんにとって元が取れるライヴにしたいですね。

-1曲が長い分、1時間半ぐらいだと曲数で見ると少なく感じますもんね。

そうですね。後々セットリストを見ると"こんだけしかやってねぇの!?"ってよくあるじゃないですか。そういうことにはしたくないですね。

-先ほどツアーを回る中で、メンバー同士仲良くなったり、ちょっとした喧嘩もあったとおっしゃっていましたね。

まぁそんな大した喧嘩はないですけどね(笑)。

-みなさん大人ですもんね(笑)。例えばどんなことがあってメンバー同士の結びつきが強くなったのでしょう?

やっぱり過ごしている時間が長ければ長いほど、その人の性格がわかるようになってくるじゃないですか。だからより仲良くなれたんじゃないかと思いますね、表面上だけじゃなく。バンドってメンバーに対してひとつどこか線を引かないといけないところがあると思うんですけど、1番いいのは何でも言い合える仲の良さっていうのも演奏スキル以上に大事だと思うんですよね。ここからバンドを一体化させるにはもっと仲良くなっていきたいなってのはあるんで。それがちょっと達成できたかなってのはありますね。

-ツアーの移動は車での移動なんですか?

電車が多かったですが、夜走りで移動しないといけないときはメンバー車で移動したりもありましたけど。もっと以前なんて僕が運転してましたからね。

-そうだったんですね。ちなみに函館は初めてだったんじゃないですか?

函館は初めてでしたね。青森も初めてでした。ちょうど車で移動していたので、言い方悪いですけど、どうせそこを通るならライヴやっちゃおうと。フェリーで北海道に渡ったんですがフェリーは今までなかったですね。北海道行くのは今まで単発で飛行機で札幌に行くことが多かったです。

-本ツアーで全国を回ってきての思い出や印象に残ったことはありますか?

やっぱり北に行けば行くほど寒かったですね。前半が西日本シリーズで10月後半ぐらいでしたね。そこから11月になって北の方に行ったんですが、もう寒い寒い! 函館は会場の中まで寒かったですね。クラブみたいなところだったんですが、巨大なミラー・ボールもあって面白かったんですけど、とにかく温度が低かったです。あと街を歩いてる人が少なかったですね。"お客さん来てくれるのかな?"と思っていたんですが、たくさん来てくれたんです。"もしかしたら今のこの時間1番人口密度が高いんじゃないのか!?"ってそんな感じでした。

-函館って観光客はたくさんいても現地の人ではないですもんね。

函館といったら市場とか、昼間はたくさん人がいるんだろうけど、ちょっと離れたらあんまりいなかったですね。青森もいなかったです。あと、青森に味噌カレー牛乳ラーメンっていうのがあるんですよ(笑)。B級グルメのラーメンで有名らしくてそこに行ったんですけど、すごい味でした(笑)。味噌とカレーならまだいいんですがそこに牛乳が入るから"ん!?"ってなって(笑)。

-ツアー中はその土地土地のご当地ものを食べていたんですか?

できる限りって感じですかね。移動中に道の駅とかで海鮮丼を食べたりとか。

-ナンバー・ワンは何でしたか?

忘れましたねぇ(笑)。パッと思い出せるのは、やっぱどこに地域でも焼肉がうまいっていう(笑)。肉ですね!