INTERVIEW
AA=
2010.06.01UPDATE
2010年06月号掲載
Member:上田剛士(Vo&Ba&PROGRAMMING&Gt&PRODUCE)
Interviewer:KAORU
-でも、やってみて楽しかったのではないですか?自分の頭に描いていた、理想的な音になったのでは?
そうですね。より生々しく、自分に近い音になったというか。まぁ元々の完成系のイメージを最初から描いていたわけではないんですけど、作っていく内に、自分がいいと思う形を表現するには、凄くいいやり方だったというか。そういう意味では納得度は高いですね。全部自分でやっているので、マジックっていうのは起きないんですけど。
-今後のAA=の作品も、自分でミックスしようと思いますか?
ああ、そういう時もあっていいかなとは思います。その時その時で、やりたい形というか。自分らが楽しめる形でやれたらいいなと思う。次はメンバーみんなで集まって一発録りみたいなこともあるかもしれないし。
-さて、6/22(火)には、リリース・スペシャル・ライヴが控えていますが、『#2』のTOWER RECORDSの限定商品にチケットがパッケージされているということなんですが、これは上田さんのアイディアですか?
いや、それはスタッフがそういうアイディア出してきたんですよ。それで、へえ~そんなことできるんだ。じゃあやってみようかっていう。誰もやったことないみたいだし。じゃあ俺らが実験でやってみてもいいんじゃないの?っていう感じで。
-10月にはツアーが控えていますが、ツアーはお好きですか?
最近では『#1』の時に、東名阪でやっただけで、所謂ちゃんとした長いツアーっていうのは随分やっていないので、楽しみ半分、めんどくさそうな気もしますね(笑)。まぁ基本的にツアーっていうのは、好きは好きなんですけど。
-AA=の場合、メンバーさんのスケジュールを合わせるのも大変ですよね。
そうですね。メンバーそれぞれ自分のバンドがありますからね。でも、みんなAA=を大事にというか、優先的にやってくれてるからこそ実現出来ているんですよね。
-SUMMER SONICへの出演も決まりましたね。土曜日が大阪で、日曜日が東京と。フェスへの出演はお好きですか?
そうですね。SUMMER SONICは出演したことが多いですし、夏の恒例行事みたいな感じはありますし。
-ところで、ワンマンでライヴをやる時と、フェスでライヴをやる時って、気持ち的に大分変わったりしますか?
ああ、それはやっぱり違いますよ。ライヴが始まっちゃえば同じなんですけど。単純に、フェスだと、特に興味があるバンドが出ていたりすると、ちょっとお祭りっぽくなるというか。ライヴが終わった後も楽しみだし。"楽しむ"みたいな気持ちは更に強くなる。逆に、ワンマンの場合だと、ライヴの完成度で満足したいと思うので。
-まだ私はAA=のライヴを見たことがないので、見れるのを楽しみにしています!さて、上田さん個人として、最近新しいバンドで何か面白いなと思ったのはあったりしましたか?
うーん、特にないでんですよね。
-例えば『#2』の中の「BASS JUNKIEEZ」は、THE QEMISTSと繋げたくなるような曲だなぁなんて思ったりしたのですが。もちろんTHE MAD CAPSULE MARKETSの方が先駆者なんですけど、そういう若いバンドも聞いたりしているのかなぁと思ったりして。
THE QEMISTSは知ってます。PENDULUMであったりとか、ドラムンベース的なロックはまた出てきてるんだなっていう感じはしましたけど。
-実際彼らの音楽を聴いて、どう思いますか?
かっこいいと思いますよ。昔からドラムンベースは好きだったですし。
-クラブ・ミュージックもお好きなんですよね。以前JOUJOUKAのTSUYOSHIさんとコラボレートされていたりしてましたが。
そうですね。TSUYOSHIさんは全然そっち寄りの人で。ロックがクラブ・ミュージックに近付いてきたりとか、逆にクラブ・ミュージックがロック的なものに近付いていったりしてますよね。でも、最終的に求めているものっていうのは似てるのかもしれない。踊れるのか、暴れられるのかの違いはあるにしても。新しい刺激を感じられる、震えるような音楽は好きです。
-ロックとクラブ・ミュージックは、境目がどんどんなくなってきていますよね。それって面白いことだと思いますか?
単純に、自分が両方好きなので、なんか自然な感じはします。ハードコアのクラバーとかだと、逆にそういうのがダメっているかもしれないけど。