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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

LIVE REPORT

LOUD PARK 10|KORN

2010.10.16 @さいたまスーパーアリーナ

Writer MAY-E

お決まりのアディダスのセットアップ・ジャージに身を包んだカリスマJonathan Davis(Vo)がステージに登場するなり、大きな歓声に包まれる。ラウドパーク10初日のヘッドライナーを務めるのは、我らがKORNだ。
意外にも「Right Now」でスタート。オーディエンスは早くも熱狂の渦へ。ドレッドヘアーを振り乱して歌うJonathanも、ヒップホップ系の出で立ちのFieldy(Ba)も、年季は増したが初期の姿そのものだ。その姿にただただ感動である。
相変わらずMCで多くを語らないバンドだが、「Coming Undone」の合間にQUEENの「We Will Rock You」のカヴァーを挟み込むなど粋なアレンジが施され、「Come On Tokyo Sing!!」などとオーディエンスを煽りながらコミュニケーションを取っていたJonathan。さらに鳥肌が立ったのは、アコースティックのイントロを用いて、更にRayのドラム・アレンジが加えられていた「Falling Away From Me」である。もう、痺れました!
08年からツアー・サポートを務めていたRay Luzier(Dr)が正式メンバーとして加わった新生KORN。まるでRayを歓迎するかのごとく、圧倒的なドラミングを披露したRayのソロ・タイムや、Fieldyとのリズム・セッションなど、Rayの見せ場が多く設けられていた印象だ。Fieldyは、Rayの加入の決め手をずばり「フィーリングだ」と語っていたが、KORNのヘヴィ・サウンドの重要な役割を担うリズム隊であるRayとFieldyの相性はばっちりのようで、そのセッションは息を呑む圧巻の仕上がりだった。
 セットリストやアレンジなどは、前日の新木場スタジオコーストで行われた単独公演と変わらない。女体型スタンド・マイクが見られなかったのは少しばかり残念だけど、ステージを去る時にオーディエンスに向けられたJonathanの無邪気な笑顔に、心が温まりました。

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