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INTERVIEW

KORN

2023.04.21UPDATE

2023年05月号掲載

KORN

Member:James “Munky” Shaffer(Gt) Brian “Head” Welch(Gt)

Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

今年で結成30周年となるKORNが"KNOTFEST JAPAN 2023"出演のため5年ぶりに来日! 2019年にリリースした13thアルバム『The Nothing』を引っ提げてのツアーを満足に回り切れないままパンデミックに突入してしまった彼らだが、2021年に配信ライヴ"Korn: Monumental"を開催、同年夏にはツアーを再開し、翌年2月に14枚目のアルバム『Requiem』を発表した。今回、"KNOTFEST JAPAN 2023"当日のJames "Munky" ShafferとBrian "Head" Welchを直撃取材。この3年間について、そして今後のKORNについて訊いた。

-本来2020年開催の"KNOTFEST JAPAN 2020"にて来日予定でしたが、パンデミックにより、3年越しの来日となりました。また最後の来日は2018年でしたので、5年ぶりの来日となりました。おかえりなさい。

Munky:前回は"Warped Tour(Vans Warped Tour Japan 2018 presented by XFLAG)"だったね。もっと早く"KNOTFEST"で来る予定だったけど、パンデミックで来れなくなっちゃった。家族も連れてくる予定だったんだけどね。今回はダメだった......。

-久しぶりに日本に来た今の気持ちを教えてください。5年ぶりの日本ですが、行きたい場所やお店には行けましたか?

Head:2日前から来ているんだ。渋谷でショッピングやディナーを楽しんだ。一番有名な交差点(スクランブル交差点)も見てきたよ。本当はツアーで見て回りたいくらいだ。

Munky:ローマに行ったらコロッセオがあるけど、そういうランドマークみたいなものを見たいけど......。

Head:明日7時起きで原宿に行くんだ。原宿と言えばハローキティ(笑)!(※ハローキティの絵が描かれたTシャツを着ているスタッフを指差しながら)

-短い時間だけど堪能してる感じですね。

Munky:たぶんスーツケースもう1個必要だったね。小さかったな。子供用のお土産もあるし。

-バンドの近況についてうかがっていこうと思います。ここ3年は、コロナにより音楽業界だけでなく人々の生活にも大きな変化があった期間でしたが、どのように過ごされていましたか?

Head:日本もオンラインとかでやらなきゃいけなかったり結構変わっていっただろう? ただ、俺らのバンドは早めにツアーに戻ったバンドのひとつなんだ。

Munky:2021年の夏にアメリカ・ツアーをやって、全部やり通した。だから、最初にお前らツアーに行って様子見てこいって言われたようなものだなってみんなで言ってたんだけど(笑)。

Head:最後のツアーが2020年の3月1日で2021年の夏にツアーに出ているから、休みとしては1年半くらいあったんだ。その間にレコードを作っている。ただ、前のツアーで『The Nothing』(2019年リリースの13thアルバム)のツアーをやるはずがなかなかできなかったから、あれをやり切れなかったのがちょっと残念。だからアルバム2枚ぶんツアーをしている感じ。

Munky:LAで配信ライヴ("Korn: Monumental")をやったでしょ、あれが結構コストがかかってとんとんだったんだ。でもファンのためにはやって良かったんじゃないかと思っている。画期的なものだった。

-去年2月に14枚目のアルバム『Requiem』をリリースしました。コロナ禍ということもあって、時間の制限とプレッシャーのない環境下で制作された特別な作品とのことですが、今振り返ってみてどういった作品でしょうか。またあなたたちKORNの歴史においてどういった意味を持つ作品でしょうか?

Head:日本はアメリカのロックダウンみたいなクローズ状態にはならなかったんだよね? レコーディング期間中、テネシーからカリフォルニアのスタジオに毎日通ってたんだけど、そのときはまだマスクをしなきゃいけなかったし、飛行機には3人くらいしか乗客がいなかったような状態だったよ。

Munky:今聴いても曲は好きだしすごくいいものが作れたなと思っているんだけど、作っている段階ではいつリリースするかっていうのもまだ見えてなかった。だけど自分たちもなんかやらなきゃってことでどうにかやったっていうのと、まだまだプロダクティヴでありたいという気持ちはずっと持ってた。

-結構時間があるなかでじっくり作れたと思うんですが、とはいえアルバムの収録時間が30分強という今までで一番凝縮されているアルバムですね。こちらはどういった意識の中で作ったのでしょうか?

Munky:たしかにベリー・ショートなアルバムだね(笑)。曲数としては結構あったと思うんだけど。ファンキーなメロディの曲があったけどなんだっけ......。(※リフを口ずさむ)

Head:っていう曲があったんだけど、それは収録しなかった。

Munky:その曲は彼(Head)が気に入らなかったから入れなかった。メンバー全員が一致して100パーセントOKってならないと入れないようにしているんだ。もし一致していない状態で入れちゃってもライヴで披露しなきゃいけないでしょ? それは嫌だからね。当初は4~5曲のEPとしてリリースする予定だったんだけど、どんどん曲が増えてきたからちょっと短いけどアルバムにできるねってなったんだ。むしろ作った曲は多くなったんだけど、気に入った曲だけ選んで入れた感じかな。