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INTERVIEW

Survive Said The Prophet

2016.09.21UPDATE

2016年10月号掲載

Survive Said The Prophet

メンバー:Yosh(Vo) Tatsuya(Gt) Ivan(Gt) Yudai(Ba) Show(Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり

-Yoshさんの感情が一番動くときって、どういうときですか?

Yosh:恋愛してるときです。今まではかっこつけて言わなかったですけど、正直に言います、恋愛ですね。

Yudai:本当に落ち方がすごいんですよ。スタジオには来るんですけど、喋んねぇとか(笑)。

Yosh:歌わないときもあったよね。今だったら笑って話せるけど、あのときは笑えなかったな。そういうのは自分自身で気づいてなかったんですけど、2年前かな? "REDLINE RIOT TOUR 2015"(※2015年1月に開催したツアー)に参加させてもらったときに、「I Guess I Won't Tell」(2014年リリースのスプリット・アルバム『REDLINE RIOT!!』収録曲)って曲を書いて。メンバーは、僕がどういう状況にいるかもだいたいわかっていて、Ivanには"お前、失恋するときめっちゃいい曲書くから、もっと恋してこい"って言われたことがあります。

Ivan:そうなんだよ。

-その経験がちゃんと曲になるわけですね。

Yosh:なるときもあります。でも正直な話、例えばEDMのようなライトな曲でもアーティスティックな深い曲でも、愛を語ることって多いと思うし、共通できる想いが多いはずなんですよね。自分もそういう音楽を聴いてきましたし。だからといって、いつも書くのは恋愛の曲ばかりではないですけどね。ただ、そういうのもあるよねっていう。

-今回は、"FIXED"というテーマになった、バンドを再構築していくような気持ちや意志も、より歌に入っていますよね。バンドを修復していく、やり直してくという感覚はそれほど強くあったんですか?

Yudai:もともとあったものに戻ろうじゃないですけど、たぶん直そうとしていたんですよ。でもメンバーも違うし、結局もとには戻らないじゃないですか。だから戻そうとしながらも、自然と違うものになっていったなと。そういうところはサウンドにも出ているし、個々のバランスにも出ていると思うんです。でもそれが完全に新しいものになったかというと、そうではなくて、まだ途中の段階でもあると思うんですけどね。

Yosh:サバプロのコピー・バンドにしたくはなかったんです。それは違うなって。もちろん、それをやっていく怖さもあったと思うんです。"これ(サバプロ)を続けるかどうか"も、みんなで話し合ったときに一致団結して続けることになったし。まぁ正直言うと、どうなっていくのか見えなかったから"怖いよね"って俺は言ってたんです。でもある意味、いいチャンスだったよね。

-その"もとに戻ろうとした"っていうのは、初期衝動的なバンド感みたいなものを取り戻したいという気持ちの表れでもあるんですか?

Yudai:良くも悪くも、前はエモ/スクリーモというところに、こだわりがあったんですよ。"そこから外れたくない"、"ラウド・シーンにいたい"という思いがありました。でも、年々どこかそういう思いがみんなの中で薄くなっていったんですよね。口には出していないんですけど。そこから外れてはいけないというレールの上にいたのが、うまくパンッと外れたような感じで(笑)。それをみんなで認識したというか、改めて共有できるタイミングではあったのかなと。それも具体的にみんなで話をしたわけではないんですけどね。

-今のこのいい状態になるまでには、バンドを続けることの危機感というか、ヤバいなっていう時期もあったんですか。

Yosh:本当にヤバいなと思っていたら、こうなってないんです。僕はそう信じてますね。もちろん各々では、いろんな思いがあるはずです。でも、それもありつつ進んでいくのが、サバプロなんだなっていうのは、これまで何回も何回も繰り返しているので。本当にヤバいなっていうのはないんじゃないですかね。だよね?

Ivan:でも常にヤバいんじゃない? 俺は常にヤバいと思うけど、結局はみんながやりたいものがあれば、なんとかなると思うんです。

Show:ちゃんと過去にできているんですよね、あのときああいうことがあったねっていうことを話せるから。だから大丈夫だなって信じてますね。

Tatsuya:そういうふうに、ずっと進み続けているバンドだよね。

-乗り越えたときの時間がしっかりと作品に刻まれていく。これが、足跡になってるんですね。

Yosh:そういうことが今回のアルバムでは、音だけじゃなくてアートとして表現ができているのも、重要なところだと思うんです。今回はアートワークについてはIvanがディレクションをしているんですけど――

Ivan:テーマが"FIXED"ということだったので。アートワークに関してもいろんな人に、"ここの1ピースを"っていう感じでお願いをして。それを全部まとめてアートワークにしたかったんですよね。今回は、香港のde oddという写真家とAYA MACCIU MATSUEというペインターと、maxillaというデザイン会社にバラバラにお願いしているんです。

Yosh:今回初めて、メンバーの顔がメインのアートワークにもなっているんですよね。de oddもMACCIUも一緒にアートを作りたいという気持ちが、アートピースを見ていても伝わってきたし。できあがったものを見て、これこそが作品と呼べるんだなって思いましたね。今までのアルバムがCDだとしたら、今回はまさに"作品"という感じがすごくあります。