MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

The BONEZ

2013.12.11UPDATE

2013年12月号掲載

The BONEZ

メンバー:JESSE (Vo/Gt) T$UYO$HI (Ba)

インタビュアー:ムラオカ

-話を聞いて、ソロからバンド形態への流れが非常によく分かりました。少しいじわるな質問かもしれませんが、The BONEZをバンド形態にすることでJESSEさんはRIZEとThe BONEZの2つのバンドを並行してやるかたちになりますが、今後どういう形で住み分けしていきますか?

J:RIZEは一生止めない、自分にとってのバックボーン。だけど、この自分の行動は自分でも予想もしてなかったし、計画されたものだったらやってないですね。だけど生まれちゃったものは理由があって生まれたと思うから、自分でもあまりちゃんと解釈しようとしてないですね。なんだろうな......RIZEはあっくん(金子ノブアキ / Dr)が俳優やってるし、KenKenも16、17バンドぐらいやってるから俺も何かやろうって始まったんじゃなくて。本当にみんなに分かってほしいんだけど、俺はRIZEの七光りを打ち破りたくてしょうがなかったんですよ。それで俺は1人でずっとラップやってて、今年で7年目のBONEZも最初はTheがなくて1MC1DJでやってて。それでクラブ・ツアーも回ってたし、音源も200枚ずつだけどシングル出して会場で売ってて。それがたまたま1人じゃなくなって、バンドになったってことだけの認識しか自分はまだできてないですけど、The BONEZは俺になくてはならないものになってしまったんですよね。もちろんRIZEと並行してやっていくなかで、"RIZEがもうあるんだから、The BONEZは絶対バンドになれないぜ"っていろんな人にも言われるし。だけど、どこかで"本当にそうなのかな?"って。答えは何も見つけられてないけど、俺は今これが1番大事にしなくちゃいけないものだと思ってますね。もしかしたらいい意味でRIZEをビビらせたいのかもしれない。The BONEZじゃなかったら若手のバンドと対バンできてなかったし。メンバーみんないろんな若手のバンドと仲良くて思い出があるのに、RIZEはでかいハコでしかやらないしワンマンしかやらないから、俺だけ何もなかったんですよ。若手のみんなは"あ、JESSEさんだ!"って俺のこと知ってるけど。"あ、俺そんなとこに座ってたの?"って自分で気付けてよかった。だからもしRIZEだけやってたら、その座りたくない椅子に座ってることにも気付かず、あと10年20年やってたのかもしれない。The BONEZがあるお陰で俺は本当にミュージシャンに、バンドマンに戻れたというか。こないだもGOOD4NOTHINGとROTTENGRAFFTYと対バンしたんですけど、全員と話すと"お前もっとチャラいと思ってたよ"とか"お前もっとロック・スターだと思ってたよ"って言われて。まぁそんなの言われ慣れてるから、会ってイメージが変わればいいと思ってますね。俺は話して酒飲んでワーってなるのが大好きだから。それがRIZEだとできてなくて。比べてるわけじゃないけど、俺の本心を出させてくれてるのはここだから、俺はものすごく必要だし、RIZEになにか持って帰るとしても本当に持って帰れるものを俺は作れてると思う。今までだったらRIZEはメンバーの誰かがなにかをしてる間は休んで、RIZEができるってなったらRIZEやって、それで終わり。あんまり会わないし、話さない。仲悪いわけじゃないんだけど、ベテランの職人みたい。俺はもっと"こここうしない?ああしない?"ってやりたいし。RIZEとThe BONEZのライヴを並行にやっていく、とは考えてないですね。RIZEとThe BONEZは俺の中では掛け持ちじゃなくて、全部がひとつの流れで、俺が今唯一やりたくないことがRIZEとThe BONEZが一緒に対バンすることですね。

T:でもこないだあっくんがやってるAA=と、KenKenがやってるWAGDUG FUTURISTIC UNITYでもいいし、KenKen of INVADERSでもいいし、それとThe BONEZでイベントやったら面白いって話になって(笑)。

J:そういう形だったら面白いかもね。例えばあっくんの大河ドラマ始まって1年なにもできないんだけど、The BONEZやってなかったら俺が動いてるのを見せられるところがないじゃないですか。じゃああっくんが大河ドラマ終わったらThe BONEZ休んでRIZEやるのかっていったら、それもまた違う。もう動いちゃってるから。The BONEZがツアー中に、RIZEが武道館でライヴができるってなったとしても俺は断ると思う。それはそれでまたいつか話そうよって。どんなおいしい話がRIZEに入ってきたとしても受けられない。それは逆もしかりだと思うし。RIZEが動いてて、The BONEZがここで動けるってなっても......いや、俺行っちゃうなThe BONEZなら(笑)。

T:(笑) そういうのってこのバンドの成り立ちもそうだけど、俺はインタビューでKとのことを"まるで恋愛みたいですね"ってよく言われてて、それは確かに近いと思ってて。好きになっちゃダメだよとか、好きになろうよとか、そういうことじゃなくて、気付いたら勝手に好きになってるものだし、そういうのを止めることは難しい。結果、後で気付くものだと思うんですよね。例えばP.T.P始めた時はKはGUNDOGがあって。"GUNDOGのメンバーはどうするんだよ?"とか"結局アイツはGUNDOGに行っちゃうんじゃないか?早く決めさせようよ"とかって心配してるヤツが言うんだけど、そういうのは自然と答えは見えてくるもので、やっぱり人は楽しいところにいたいと思うし、好きな人といたいと思うんで、それを無理矢理って言ったらおかしいけど、"今The BONEZやってるんだからRIZEに行くなよ!"ってそういうことじゃないんですよね。

J:逆にT$UYO$HIもZAXも俺にRIZEを続けてほしい気持ちはすごい伝わる。ZAXなんか特に"RIZE絶対止めたらあかんからな!"って。もしそこでバンド・メンバー全員からRIZE辞めるのかどうするのかって言われたら、俺は "じゃあ両方辞めるよ!"って言ってしまう可能性があるんですよ。そう言いかねない天邪鬼なキャラなんです。だからたまには説明がつかないことはあるんだなって思うんですよ。理論で説明できないことだけどそれでもいいなって。ちゃんとインタビューで訊かれたのも初めてだし、インタビューで答えながら初めて"あ、俺そう思ってんだ"って気付かされて、今"あ、俺RIZEとThe BONEZ、2つバンドやってるってことそんなに気にしてないんだ"って初めて気付いた。俺にとってどっちを選ぶとかじゃなくて。RIZEは今までの俺を作ってくれたけど、今後の俺を作ってくれたのはThe BONEZ。2つとも俺の性格だから。RIZEは俺が全部仕切らないといけなかったけど、The BONEZのバンマスはT$UYO$HIなんですよ。ムード・メーカーはZAXで。NAKAはみんなが悩んだ時に......例えば今回のアルバムの曲順みんなで悩んで、みんな似てるんだけど大事なところが少しずつ違ってて。その少しのずれで悩んでる時に"これでどう?"って出した曲順がみんなを頷かせるような存在。俺はなぜかRIZEではリーダー的存在だったんですけど、リーダーじゃないことにも気付けたんです。俺はエースなんですよ。ジュビロでいうゴン中山(笑)。手を使ってでもゴール入れる、あと3秒しかなくても俺にボール渡せば絶対入れるっていうキャラなんですよ。それにも気付けたんですよ。RIZEだとリーダーもエースもキャプテンもやらなきゃいけなくて。ここだと何も背負わなくていいんですよ。なれる自分でいさせてくれるから、ここは俺にとって必要な場所ですよね。