INTERVIEW
coldrain
2010.06.11UPDATE
2010年06月号掲載
Member:Masato(Vo) Y.K.C(Gt) Sugi(Gt&Cho) RxYxO(Ba&Cho) Katsuma(Dr)
Interviewer:ムラオカ
-coldrain のStacie Orrico のカバーは正面からやっている印象ですよね?
M:そうですね。ZEBRAHEAD やNEW FOUND GLORY だったりがポップにギャグっぽくカバーしているので、そういう感じよりは真面目なカバーをやりたいなとは思ってましたね。やっぱみんなカバーする理由は少なからず、かっこいいと思ってるからカバーするわけで、キャッチーなメロディはみんな好きなんで、そういう意味ではこのカバーに納得する人は多いんじゃないかなと思ってます。ただびっくりしたのが、日本でビック・ヒットしている曲だったっていうことですね。
担当者:95万枚ですね。
M:全米でも最高三十何位だったんですよ。
担当:まじで!?
M:で、オリコンでは一位っていう。
-また今後カバーするとしたら、誰の曲をカバーしますか?
M:日本人はしたいですね。
S:宇多田(ヒカル)。
M:宇多田はやってみたかったんですよね。
S:今回も宇多田って名前出てたもんね。
M:日本語で歌う勇気がなくて。
椎名林檎、宇多田ヒカル辺りはやりたいなって思ったんですけど、椎名林檎とかリアルに怒られそうだからな(笑)
-『Nothing lasts forever』のここに注目して聴いて欲しいというポイントがありましたら皆さんそれぞれ教えてください。
Y:Track. 2 「We’re not alone」の頭の部分とかはギター・プレイ的に結構ストーリー性を設けたつもりだったんで、ギターが好きな人はぜひ聴いて欲しいなって思いますね。うちのバンドはストリングスとかがない分、ギターでどこまでそういう感情表現をできるかってところはやってみたんで、そういうところも聴いて欲しいなっていうのはありますね。ギター・プレイのここを聴けなんて言うのは切りがないんで(笑)
RxYxO :思いが強くなったのは、Track.6「Miss you」の間奏の部分ですね。
ベース・ソロというわけではないんですけど、この曲はデモで聴いた瞬間から刺さった曲で感情がかなり入ったものになっています。
Sugi:よりロックの質感が出てるのでそこを聴いて欲しいですね。プレイ自体はかなりシンプルなんですけど、シンプルながらもこだわったポイントっていうのが結構あって、Y.K.C のギターと重ね合わせて聴いてもらったりしてくれたら嬉しいかなって思います。
Katsuma:聴けば聴くほど気付くと思うんですけど、それぞれのプレイが今までより自由にというか明確にやっていますね。ドラム・プレイにしても楽曲のメロディを生かしてあえてシンプルにしていた部分とかも結構自分の思うがままにやってみたことが、そのまま楽曲に消化されて表れている部分が、ドラムだけでなく各パートそれぞれにあって、聴いていくうちに面白くなっていくんじゃないかなって思います。
M:クオリティは間違いなく上がっていると思うし、表現したいことは出来てる気がするんで、単純に何回も聴くと好きな部分が変わったり、より出てきたりすると思うんで、六曲入りって長くはないし、何周もして聴いて欲しいなっていうのはありますね。そんなにかっちりまとめたつもりはないんですけど、アルバムとしては面白いものになってると思うんでいろんな感情を感じて欲しいなっていうのはありますね。
-年末にはアルバムも控えているとのことですが、どのようなものになるかヒントをください。
M:振り切る部分はより振り切りたいっていうのはすでに持っていて、自分達も驚くような曲を作りたいなっていうのは思っていますね。
Y:次のアルバムはcoldrainのイメージは残しつつ、全然関係ないところに行っちゃっても面白いのかなと考えているし、音楽として単純に自分達でかっこいいなと思っているものが前面に出させば良いなって思ってますね。
M:何も考えなくても自分達らしさっていうのは勝手に出てくるようになったと思うので、それを一つのまとまりとして出せたらいいなと思ってます。