INTERVIEW
coldrain
2010.06.11UPDATE
2010年06月号掲載
Member:Masato(Vo) Y.K.C(Gt) Sugi(Gt&Cho) RxYxO(Ba&Cho) Katsuma(Dr)
Interviewer:ムラオカ
-ミニ・アルバム冒頭の「Die tomorrow」は今までの中でも最もヘヴィな一曲ですね?まさかcoldrainの曲からブレイクダウンが聴けるとは思わなかったです(笑)
一同:(爆笑)
M:ここまでの他誌のインタビューでは“ブレイクダウン?あぁっ!初めてでしたか!?”て言われてたんで、やっぱりムラオカさん的には聴いてくれてたかと、さすがです(笑)
-かと言って借り物のようなブレイクダウンが突然曲中に現れるというのではなくて、曲の展開にうまくマッチしているので違和感無く聴けるんですけれど、今までなかったのでそういう意味で驚きましたね。レコーディングに入る前の二日という制限された時間での制作という環境が思い切った曲作りに繋がったのでしょうか?
M:むしろ勢いだったからこそ入れてしまえみたいな・・
Y:“いいよ、いいよ、別にこの曲は勢いで行こうよ!”って作ったのがこの形として今あるんじゃないかと(笑)
-この曲は8月のツアーではライヴの冒頭を飾る曲になるのではないかと。
M:かもしんないですねぇ・・ベタにそうなるのかなぁ(笑) 一同:(笑)
-激ロックでも「Final destination」と共にヘヴィ・ローテーションされる曲になるのではないかと思いますよ(笑)
M:お願いします(笑)
-MASATO 君の歌い方も『Final Destination』の時よりも、よりアグレッシヴになりライヴでの歌い方に近づいたと感じたのですが、そこら辺はやっぱり意識しましたか?
M:そうですね。よく言われていたのがシャウトとかそういうフレーズがライヴと作品じゃ全然違うじゃん、ライヴじゃ超叫んでるのにって、一緒にやってるバンドにも言われたし、自分でもそういうのは感じてて、もっとライヴ感は入れていきたかったし、あと単純に今回レコーディングの環境を今までと変えてみて、歌の面でもそういう面でも感情が入れやすいものになったというのと、単純に曲の中でもそういう部分を出していってもいいのかなということを思っていましたね。今までライヴの時には分かっていたテンション感がレコーディングの時にはそんなに掴めなかったということも多少あったのですが、今回はそういう点では余裕が出来てきたのかなというのは感じますね。
Y:スタジオもエンジニアも今回は全く新しい場所で新しい人にやってもらって、あとはドラムなりギターなりにテックを付けてやるって作業に変えてみたんですよ。今までライヴとは別でレコーディングにおいて不明瞭だった部分に関してもいいアドバイスを貰えたりだとか、スムーズにレコーディングで出した音で録っていくっていう作業が凄く綺麗にいけたんで、そういうことが音に反映されていて、Masatoのマイクにしてもそうなんですけど、やっぱり今までちゃんと出したかった歌い方で録れたりとか、パンチがあったりだとか、ギターでも二本くっきり聴こえたりだとか、そういう点は今までより全然上手くできたかなと思っています。今回変わった点はそこも大きいのかなと思いますね。
-今まで大阪でレコーディングでしたよね?今回は?
M:東京です。
-プロデューサーはどなたですか?
K:自分達です。
Y:僕たちは常に。メンバーとエンジニアしかいない部屋で(笑)
M:今回はいつも以上に長かった。特に歌の時なんてもう自分達三人しかいなくて、以前は第三者の人がOKラインを出してくれていたんですが、今回のヴォーカルのレコーディング時のエンジニアは常に“良いんじゃないっすか”って(笑)いい意味で自由にやっていてもこっちがどうしたいか分かってくれているから、あとでダブリングとかコーラスとかのバランスを取る時とかに、任せてもちゃんとやってくれたんで、こっちのやりたいことを静かに読み取ってくれてるところがあって。楽器のエンジニアの人もミックスの段階でほとんど何も言わなくて“はい、いいです”って。凄いやっぱり・・
Y:分かってくれている。
M:こうしたいんだろうねっていうのを凄い分かってくれていて、また次に何か一緒にやったらもっと良くなるんだろうなっていうのが想像できましたね。
-今後海外のプロデューサーに依頼してみたいという希望はありますか?
Y:やりたいですね。やっぱり百戦錬磨じゃないですけど、バンドを知っている人の目から見て自分たちが気付かない部分っていうのも知りたいんで、そういう人と一回やってみたいっていうのはありますね。
M:今はもっとツアーを回りたいなって言う衝動が強いんで、それが落ち着いて作品を作り込みたいなって時でもいいのかなとは思うんですけどね。音の面ではそんなに引けを取っているわけじゃないんで、でも確かに海外のプロデューサーでやってみたいって気持ちは正直ありますね。もともと洋楽好きだし。やって欲しい人は相当ビック過ぎるんですがButch Walkerですね。