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INTERVIEW

Unlucky Morpheus

2019.07.30UPDATE

2019年07月号掲載

Unlucky Morpheus

メンバー:天外 冬黄(Vo) 紫煉(Gt) 仁耶(Gt) 小川 洋行(Ba) FUMIYA(Dr) Jill(Vn)

インタビュアー:荒金 良介

Unlucky Morpheusは結成10周年という節目の去年9月に、誉れ高き傑作『CHANGE OF GENERATION』を発表した。その作品を引っ提げた初の全国ツアー・ファイナルの模様を収めたライヴBlu-ray『CHANGE OF GENERATION TOUR FINAL』が、今回リリースされることになった。ツイン・ギター&ヴァイオリン奏者を含む6人編成として、他の追随を許さない劇的且つ壮大なシンフォニック・メタルを追求しているあんきも(Unlucky Morpheus)。音源はもちろん、ライヴ・バンドとしての魅力を開花させた今作は五感のすべてを揺さぶる刺激的な映像集に仕上がっている。今回の映像並びに将来の展望について、メンバー6人に話を聞いた。

-今回は最新作『CHANGE OF GENERATION』を引っ提げたツアー("Unlucky Morpheus 10th Anniversary Oneman Tour『CHANGE OF GENERATION』")のファイナルの模様を収めた映像がBlu-ray化されて発売されることになりました。まずはツアー自体の感触から振り返ってもらえますか?

紫煉:あんきもとしてワンマン・ツアーは初だったので、自分たち的にも挑戦でした。今までは都内でワンマンを一度やっておしまいとか、そういう感じでしたからね。ツアーを通してバンドのアンサンブルが高まるのも感じたし、やって良かったです。

-メンバー間の呼吸もライヴを経るごとに良くなりました?

紫煉:そうですね。本番の中でしか得られないものがありますし。

冬黄:ワンマンを年1回やるかやらないかというスタンスで8~9年過ぎましたからね。で、一度のワンマンに向けてリハーサルもめちゃくちゃやるから、せっかく練習しても1回のライヴで終わり......半年、1年経つとすべて抜け落ちてしまうんですよ。曲を身体に入れた状態でいっぱいライヴをやった方が、コスパがいいじゃないですか。特に小川君はそれを感じたんじゃないかな?

小川:覚えてもすぐに忘れますからね(笑)。10年目を迎えて、ようやくバンドっぽくなってきたなと。今もツアー(2019年5月から11月にかけて開催中の"Unlucky Morpheus Oneman Tour Lunatic East 2019")中です。

-ええ。昨年のツアーは計6本でしたが、今やっている東方アレンジのワンマン・ツアーは計17本と一気に増えてますよね。

小川:極端ですよね(笑)。演奏に関しては、東方アレンジ曲のほうがシンプルなグルーヴが多くて、それはそれで楽しいです。

-話が戻りますけど、ライヴ中のどんな場面でバンドっぽさを感じました?

小川:"せーの、どん!"で気持ちいいなと感じるところが増えました。それと、ライヴ中以外のところもバンドっぽくなってきましたね(笑)。人間性がわかってくるから。

冬黄:一緒に過ごす時間は増えるからね。

FUMIYA:それは仁耶に対するフリでしょ。

仁耶:そのへんもBlu-rayに入っているのでお楽しみに(笑)。

冬黄:しっかりものに見えて、実はそうでもない人がいたり......今まで猫を被っていたんだなと(笑)。

小川:それも全部ひとりの話ですけどね。

冬黄:悪い意味じゃなくて、人となりがわかるので、それもバンドだなぁ、楽しいなぁって思います。お酒を飲むと、こうなるんだって。

小川:それもずっとひとりの話だけどね。

一同:ははははは(笑)。

冬黄:どんどん一体感は出てると思います。以前は紫煉と冬黄のユニットで、ほかはサポートみたいな雰囲気があったけど、それが去年ぐらいから明確になくなったなと。

紫煉:俺は以前から各メンバーにレコーディングでちょくちょく会っていたけど、全員揃う機会が最近とても増えましたね。

冬黄:逆にみんなに聞きたいですね。"まだサポートみたいな感じ?"って。

小川:それは上からの圧じゃん(笑)!

冬黄:はははは(笑)。違う違う。Jillさんに東京以外のライヴにも来てほしいとお願いしたときに、"呼んでもらえて嬉しかった"と言ってくれたから、私はとっくにメンバーだと思っていたけど、意識の差はあったのかなと。

-仁耶さんはいかがですか?

仁耶:去年は紫煉さんが万全な状態ではなく、みんなでその穴を埋めて、マイナスをどうやってプラスにできるかという共通認識で頑張ったと思うんです。『CHANGE OF GENERATION』のツアーを通して、それが完成したと思うし、今やってるツアーにも生きてます。

-完成した部分というと?

仁耶:ギター・ソロを僕が弾いたり、Jillさんもソロを弾いたり、僕とJillさんのツイン・リードを試したり、今の状況の中でどれだけ面白いことができるかなってひたすら試行錯誤したので、それが良かったと思います。怪我の功名じゃないけど、指1本で弾ける「KIZASI」という曲もできましたからね。ただでは起きないぞって、みんなの気持ちがひとつにまとまったんじゃないかと。

-「KIZASI」もライヴですごく盛り上がってましたね。

FUMIYA:あそこまでわかりやすいコール&レスポンスをやったのは初めてかも。

冬黄:ライヴを意識した作りになってますから。

-FUMIYAさんはいかがですか?

FUMIYA:僕はアコースティック・セクションでピアノを弾いたんですけど、普段やってるメタルの曲と違ってお互いの間やテンポ感が如実に表れるから、それはとても勉強になりました。今のツアーでもアコースティックをやっているので、前回のツアーの経験値がそのまま生かされているなと。あと、個人的にピアノは緊張しました。

-ドラムの100倍緊張すると言ってましたよね。

FUMIYA:いや、5千倍ですね。

冬黄:はははは(笑)。全然違う。

FUMIYA:だから、挑戦でした。今の東方アレンジのツアーと比べても、ドラムの密度は濃いし、カホンやピアノもやったので、映像で観たときに頑張ってるなと。

冬黄:うん、すごく頭を使うツアーでしたね。東方アレンジのツアーは頭を空っぽにしてできるんですよ。

-なるほど。『CHANGE OF GENERATION』は緻密な楽曲が多いですからね。Jillさんは?

Jill:去年初めてあんきものツアーに参加しましたけど、アコースティックとか違う方面からあんきもの曲をやるのは、メタルの曲をやるときにも還元されていると思います。