－いつ7弦になるのかな、とはずっと思ってたんです。ちなみに、ここで7弦を解禁したのって何か理由はあるんですか？

とも：この人が7弦弾きたがってたんで。7弦をもう注文しちゃってたんです。

やっち：1年越しでね。

$EIGO：フルオーダーで。たぶん、日本に5人くらい同じメーカーのを持ってる人がいると思うんですけど、イチから作ったのは日本で僕ひとりだと思います。

とも：めっちゃドヤ顔（笑）。

一同：（笑）

－1年越しでフルオーダーってことは、木を切り出して乾かすところからってことですよね。

$EIGO：そうです。木の素材から。

－おぉ。では、それがやっと間に合って、今作で。

$EIGO：しかも、ギター録りの3日前くらいに届いて。

－もともと7弦で作ることは決まってたんですよね？

$EIGO：そうです。

とも：いつまで経っても来なくて、"大丈夫かな？"って聞いたら、"大丈夫っしょ！"って。全然危機感なかったですからね（笑）。

Tack朗：俺の方が焦ったよ（笑）。

－それで3日前に届いて。

おかっち：そこからあれ弾くってやばいよね（笑）。

$EIGO：調整はちゃんとしたから。

－他のパートのレコーディングはもう始まってて？

$EIGO：そうですね。

－タイミング的には、ベースはもうレコーディングが始まってたってことですか？

おかっち：ギターと同時進行だったので。

やっち：うちのレコーディングの感じだとまだ始まってなかったですね。

－なるほど。また話は曲に戻りますが、「月曜日が始まんで～」（Track.3）はすごく切実でエモいトラックですね。エモいって言葉の使い方が少し違う気もしますが。

Tack朗：エモいですね。

とも：ドラマチックな感じですね。

－この曲に限らずですけど、今作は掛け合いになってるパートが多いなって。

とも：たしかに。ほぼ何かしらありますね。

－ここまで入ってるのも初めてかと思いますが、やはりライヴを意識してのことですか？

Tack朗：暴れてる奴、聴いてる奴っているんで、お客さんのことを意識して、全員が楽しめるようにしたらって思って。お客さんが入れる余地をすごく考えました。

－ちなみに全曲、曲が先ですよね？

やっち：曲が先です。

とも：ヒスパニは全部そうです。

－今までどおりってことですね。毎度ですが、曲と内容がリンクしないっていうか......。

一同：（笑）

$EIGO：昔からそうですよね（笑）。

－そこが面白いところなんですけど、「月曜日が始まんで～」って、超ユルいタイトルの曲だなって思って聴いてみると......。

一同：（笑）

－この曲は特にギャップがありますね（笑）。

とも：個人的には、月曜日の朝の通勤通学で聴いてほしいイメージだったんです。朝にあれを聴くと、それこそエモいと思ったんで（笑）。なんか、始まっちゃった感があって。

－それはエモいですね。

とも：あれを聴いて、憂鬱になりながら、学校とか会社に行ってもらえたらいいなって。嫌な幕開け感があって。

－"月曜日よりの死者"っていう。

とも：最初、それをタイトルにしようと思ってたんですよ。でも、まぁちょっとね......。

－それは難しいですね（笑）。続く、「Head Bang!」（Track.4）はラップがすごくレベル高くて。もともと、ともさんはヒップホップもルーツに持っているんですよね。そういうのも今回は出したかったのかなって思いました。

とも：そうですね。たぶん、今までで一番ラップ入れてます。今までもあったんですけど、ここまでガッツリしたのはなかったですね。この曲って、ひたすらループなんで、僕は楽しいんですけど、みんなが展開を覚えられないっていう（笑）。

やっち：大変だよね。