INTERVIEW
Crossfaith
2016.07.19UPDATE
2016年07月号掲載
Member:Kenta Koie(Vo) Kazuki Takemura(Gt) Hiroki Ikegawa(Ba) Tatsuya Amano(Dr) Terufumi Tamano(Prog/Vision)
Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)
-そうやってツアーを楽しんでいくことも、ツアーを続けていくためのひとつのスキルだよね。そして、そのツアーの合間を縫ってACROSS THE FUTURE 2016(2016年2月に新木場STUDIO COASTにて開催した自主企画イベント)を開催。海外からはSKINDREDとNORTHLANEを、国内からはcoldrainとHER NAME IN BLOODをと、ラウド、メタルコア系の素晴らしいラインナップだったけど、主催としても満足感は高かったのでは?
Koie:そうですね。SKINDREDが決まったのは特に嬉しくて。俺が観てきた海外のバンドの中でも指折りのライヴ・バンドなので。日本には何度も来てますけど、もっともっと観てもらいたいなと。あと、NORTHLANEは世界観がカッコいいんですよね。オーストラリアの自然系Djent、というか。あまりメイン・ストリームの音楽じゃないですけど、音楽の持ってる美しさをヘヴィなサウンドに乗せて見せられるっていう。
Kazuki:そういうバンドを観せることができるのは、俺たちがイベントを開催するうえで意味のあることなのかなって思います。
Koie:あのラインナップを発表したときにInstagramに写真載せたら、海外のキッズたちが"このツアーを俺たちの国でやってくれ"って(笑)。たぶんSKINDREDとNORTHLANEってこの先一緒にやることないと思うんですよね。それが観れるのが、ACROSS THE FUTUREの良さなんじゃないかなって。
-"これをうちらの国でやってくれ"って言われるのは嬉しいよね。
Koie:そうですね。それがACROSS THE FUTUREの目標でもあるんで。海外でもACROSS THE FUTUREをやるっていうのが。
Tatsuya:寄せ集めのブッキングではなく、ツアーでいろんな場所を回ってきて繋がったバンドたちと一緒にやるっていうのが、すごく意味があるんじゃないかと。自分たちの足跡から作ったものなので。
-イベントまで面識なくて楽屋で会ってそこで"初めまして!"ではないってことだよね。それこそSKINDREDも海外で一緒にツアー回ったりとか。イベント当日も「Wildfire」(2015年リリースの3rdアルバム『XENO』収録曲/SKINDREDのヴォーカルBenji Webbeが参加)で奇跡のコラボレーションを実現したり。
Koie:あのときはBenjiがめっちゃアドリブで来ましたけど! それがいいんですけどね(笑)。Benjiはヴォーカリストとしてめっちゃ尊敬してますね。エンターテイメント性やあのパワフルさは負けてらんないって思いますよね。
-SKINDREDを日本のラウド・ミュージック・ファンに見せたいって思いは、実際すごく盛り上がっていたし大成功だったんじゃないかな?
Koie:あんだけ持っていくから、実は対バンしたくないってところもあるんですけど、でもやっぱりみんなに観せたい! 日本で一緒にやりたいって思いがあったんで。
Kazuki:それで日本のお客さんもあんなに爆発してたから、やっぱり、"ほらなー"って感じでした。"カッコええやろ!"って(笑)。
-ツアーでの対バンは多様になったけど、ACROSS THE FUTUREはラウドに特化していこうって考えがあるのかな? 通常のツアーとACROSS THE FUTUREでは違いを出していくというか。
Koie:そうですね。ただ、音楽的な縛りは俺らの中ではなくて、できるんやったらアメリカやイギリス、オーストラリアからとか、各地から呼べたらより一層広がりがあって面白いよね、ぐらいの感じですね。繋がりがあって、説得力のあるメンツにしたいっていう。
Teru:スクリーモだったりハードコアだったり、自分たちが影響を受けてきたバンドを日本にも届けたいなという思いはありますね。あとは、日本にもCrystal Lakeとか、世界でも通用するカッコいいバンドおんねんでっていうのを海外から呼んだバンドに観せたいっていう思いもありますね。