DISC REVIEW
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2011年、デビュー・アルバムとは誰も信じない脅威的な完成度のデビュー・アルバム『Amaranthe』でまさに彗星のように現れ、メタル・シーンの話題をかっさらったスーパー・ルーキーAMARANTHEが放つ待望の2ndアルバム。トリプル・ヴォーカルが生み出す独特の勢い、トラディショナルな"メロデス"を基盤としながらも全く古臭さを感じさせないモダンで素晴らしい曲構成は今作も健在。デビュー・アルバムのあまりのレベルの高さに次作の出来を勝手に心配していたのだが、そんな心配を吹き飛ばす"安定したクオリティ"で今作も間違いない良作に仕上がっている。前回の来日時は急遽のアナウンスであったにもかかわらず、チケットも即完してしまったため、作品にヤラれて来日を知った頃には全てが終わっていた、というファンもきっと多かったことだろう。今作のリリースに伴う来日も準備中という話もあるので、リリース初日にゲットしてぜひ来日のアナウンスに備えておいていただきたい。 米沢 彰