MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

AMARANTHE (Elize)

2016.10.19UPDATE

AMARANTHE (Elize)

メンバー:Elize(Vo)

インタビュアー:吉羽 さおり

-ニュー・アルバムのリリースを目前にして、HELLOWEENとともに大阪、名古屋、東京を回ってきましたが、今回のジャパン・ツアー(※2016年9月に開催された"HELLOWEEN JAPAN TOUR 2016")はどうでしたか。

今回は、AMARANTHEとして今までに行ったことがなかった名古屋にも行くことができて嬉しかったわ。もっといろんなところを見たいなと思ったから、次に日本に来たときは行ったことのない都市をもっと回りたいわね。

-観光をしたり、街を見て回ったりする時間も結構あったんですか?

東京や大阪はこれまでにも何度か来ていて、観光する機会もあったの。東京と大阪では街の雰囲気がだいぶ違って面白いわよね。今回初めて行った名古屋ではあまり時間もなかったから、食事に行ったりとか、せいぜいホテルの周りくらいしか行けなくて。でも、ライヴの前や終わったあとにファンの方が待っていてくれて、一緒に写真を撮ったり、プレゼントをもらったり、話をしたりできたのがすごくよかった。今回、いつもより活動的に動けなかったのは、初日の大阪のライヴでヘッドバンギングをしたらちょっとむち打ちっぽい感じになってしまって、安静にしてないといけないことも多かったからなの。だから次回来たときは、もっといろんなところが見られたらいいなと思っているわ。

-でも昨日のライヴ(※9月26日のEX THEATER ROPPONGI公演)でもかなり激しく頭を振ってましたよね? 大丈夫だったんですか。

ファンの方が温湿布をくれて、それを貼ったらだいぶ良くなったから、昨日はもう大丈夫だったの(笑)。何より、思いっきりできるようになったのが嬉しかったし、ヘッドバンギングができる喜びを噛み締めてたというか(笑)。きっと移動のせいもあったんだと思う。飛行機の中で長時間同じような姿勢でウトウトしたりして、そんな状態から突然ステージでガンガン頭を振ったから。それで首をやっちゃったのかも。

-大変(笑)。ではニュー・アルバム『Maximalism』のお話をうかがっていきますが、今回は今まで以上に幅広い内容の作品で、エンターテイメント性に富んだアルバムになりました。メンバーそれぞれに進化/深化を遂げたこと、重きを置いたことがあると思いますが、Elizeさんが個人的にテーマにしたことはありましたか。

私が目指したのは、オーガニックなアルバムなの。例えば、ヴォーカルに関しても、これまでに使ったことがない声色や新しいトーンで歌ってみたいという気持ちがあって。あとは、ライヴ感のあるアルバムにもしたかったわ。アルバムだからできる曲、ではなくて、アルバムでやったことをそのままライヴでも表現/再現できるようなサウンドやレコーディング方法をとっていて。

-よりダイナミックなバンド感がある内容ですね。

そうね。あとは、これまで以上に冒険がしたかったの。AMARANTHEには以前からそういうチャレンジ精神があったけれど、今回はメンバーひとりひとりが冒険やチャレンジをしたというか。もちろんAMARANTHEらしさから掛け離れてはいけないけれども、もっとそれぞれがこれまでとは違ったことをやりたいっていう気持ちがあったわ。もちろん、ソングライティングの方法やメンバーが替わったというわけではないけれども、個々の要素やキャラクターを際立たせたかったのもあったし、ライヴでも違った側面を見せられるようにしたくて。"Maximalism"というアルバム・タイトルにもあるように、すべての要素を最大限に発揮する。そういうことを目指して、よりオープンな気持ちで取り組めたアルバムだと思うの。

-オープン・マインドということでは、先ほどOlof(Gt/Key)さんが話してくれたのですが、Elizeさんがソロで歌う最後の曲「Endlessly」(Track.12)がとてもエモーショナルに仕上がった曲で、レコーディングでも思わず感極まってしまったシーンがあったと聞いています。

そうそう(笑)。「Endlessly」はとてもエモーショナルな曲で。私自身、日記を書くことはないけれど、曲を書くことは自分の心の内を赤裸々にするということだから、そういう意味では、曲作りは日記を書くことにすごく似ていると思っていて。音楽だけでなく、画家が絵を描くことも同じようなプロセスだと思うけれど。みんな何かしらの方法で、自分の内にある思いを吐き出して形にしたり、消化したりする行為があると思うんだけれども、私にとってはそれが曲を作ることで。なんであのとき涙が出たのかというと――曲を書いたときは私があまりハッピーな状況ではなくて、歌っているときにそのことを思い出してしまったの。それで途中で歌えなくなってしまって。

-みんなに心配されたのでは?

周りは"どうした? なんで歌わないんだ?"ってザワついていたけど(笑)。"ちょっと休ませて"って言って、落ち着いてからまたレコーディングをスタートさせたの。ワンコーラス目の途中で泣いてしまったんだけれど......そのあとも、ちょっと鼻が詰まってしまって。音源ではわからないかもしれないけど、自分で聴くと、ここはちょっと鼻声かなっていうのがわかる感じになってるわ(笑)。

-AMARANTHEは2011年のデビュー後すぐに大きなフェスへの出演が決まって、世界で活躍するバンドとなり、作品を出すたびに進化を遂げていると思うんです。今のようなバンドになることは、活動を始めたころに思い描いていたヴィジョンや、こうなりたいという姿に近づいている感覚はありますか? それとも、予想もしない形になっているんでしょうか。

まず、こうして日本に来てライヴをすることは、私がずっと夢に描いていたことだったわ。Olofは別のプロジェクトで日本に来たことがあったから、絶対に不可能ではないなと──Olofにできたんだから、私たちにだってできるって思っていて(笑)。それで日本に来れたし、あとは、プレイしたいと思っていたアメリカやヨーロッパにも行くことができたのも嬉しかったわ。活動を始めたころは、今みたいに世界中を回ることができるんだろうかって思っていたけれど、どんなことでもちゃんと夢を追い続ければきっと実現できるって、その思いでここまで来ることができたのは大きいと思うの。

  • 1