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INTERVIEW

AMARANTHE (Jake E)

2016.10.18UPDATE

AMARANTHE (Jake E)

メンバー:Jake E(Vo)

インタビュアー:吉羽 さおり

-ニュー・アルバムのリリースを前にして、今回はドイツのバンド HELLOWEENとのジャパン・ツアー(※2016年9月に開催された"HELLOWEEN JAPAN TOUR 2016")となりましたが、大阪、名古屋、東京と回ってきてどうですか。

ヘッドライナーじゃない日本でのツアーはAMARANTHEにとって今回が初めてだったけど、何よりもHELLOWEENのゲストとして呼んでもらえたことが最高だった。HELLOWEENは僕の子供のころからのヒーローなんだ。だからこの話が来たとき、"絶対やる"って即返事をしたよ。HELLOWEENのメンバーは本当に良くしてくれたし、素晴らしいツアーになった。今回に限ったことではないけれど、日本のオーディエンスも最高だったしね。

-10月19日には4枚目となるニュー・アルバム『Maximalism』がリリースとなります。Jakeさん自身、完成したアルバムを率直にどう感じていますか。

AMARANTHEは、Olof(Gt/Key)とElize(Vo)と僕の3人がメイン・ソングライターを担っていて。今回のアルバムは、あくまで僕の個人的な好みとして、これまでよりもうちょっとハードなアルバムにしたいという思いがあったんだよね。OlofとElizeは、"冒険したい"、"バンドとして未知の世界に飛び込みたい"という思いが強くあったから、それぞれの意見は多少分かれはしたけれども、作品としては最高の出来になったし、曲の面でも進化が見られると思う。自分としてはポップなアルバムに感じるというか、ヒット・チャートを狙った雰囲気のアルバムだなと思うんだけどね。でも幅広い内容のアルバムになっているから、聴いた人がどんな感想を持つかは楽しみだな。

-今回のアルバムでJakeさんが書いた曲はどれですか。

僕が1曲まるまるイニシアチヴを取って作った曲はそれほど多くなくて。どちらかと言うと、ある程度楽曲ができあがってから、そこに歌詞やメロディのアイディアを加えるという作業の方が多かったかな。その中でも「Faster」(Track.8)と「Break Down And Cry」(Track.9)は、僕が中心となって書いた曲だよ。

-「Break Down And Cry」は、あなたのヴォーカルが映える曲になりましたね。

わりと僕のヴォーカルがフィーチャーされた曲ではあるね。今回のアルバムでは、Elizeがソロで歌っている「Endlessly」(Track.12)や、Henrik(Screams)がメインでグロウルしている「Fury」(Track.7)があるんだけど、それなら僕がひとりで歌う曲があってもいいんじゃない? と思って、この曲はすべて僕ひとりで歌うつもりでいたんだ(笑)。結果的には、Elizeのヴォーカルも入った曲になっているんだけどね。

-これはどんなふうに生まれた曲ですか。

今、僕の娘は2歳半なんだけど、この曲は彼女が1歳になったころに作ったもので、人生についての深い話を書いた曲でもあるんだ。人がこの世に生を受けて人生を歩んでいくなかで、楽しいことも悲しいこともいろいろあるわけだけど――僕はこれまで、人生は自分だけのものだと思っていたし、実際に子供が産まれるまでは、かなり自己中心的というか、独りよがりな人間だったと思うんだ。でも子供が産まれたことで突然、自分の人生は自分のものだけじゃないというか、自分も他の人間の命や人生に関わっているんだと気づいて。

-なるほど。

例えば、自分に悲しいことや不幸なことがあっても、自分のことよりも考えなければいけない存在がいたら、自分のことはどうでもよくなるというか。大事な存在を守らなければいけないんだっていう境地に達したんだよね。「Break Down And Cry」では、そういうことを描いているんだ。

-とてもプライベートな思いが反映された曲なんですね。

たしかに、とてもパーソナルな曲で。AMARANTHEでの最初の2枚のアルバム(2011年リリースの1stアルバム『Amaranthe』と2013年リリースの2ndアルバム『The Nexus』)はコンセプトがしっかりとあって、物語の舞台が設定されていて、登場人物がいてという映画の脚本のような歌詞が多かったんだけど。3作目の『Massive Addictive』(2014年リリース)では、メンバーの心の内やそれぞれの夢についても描くようになって。今回は、少なくとも僕自身が作った曲に関しては、今言ったように個人的なことを書いているんだけれど、聴いた人が自分なりの解釈で、それぞれの人生に当てはめて考えられるような歌詞にしたかったんだ。だから、実は今まで僕自身、インタビューで歌詞の内容について話すことはあまりなくて。受け取った側が、それぞれの解釈をしてほしいという思いがあったんだ。でもパーソナルという意味においては、もう1曲の「Faster」もまったく同じで。これは人間がものすごく早いペースで自然を破壊していて、今それを止めないと、人がここに住めなくなってしまうという環境問題へのメッセージが込められているんだけど。これもまた、受け取った側に自由に解釈をしてもらえればと思う。

-Jakeさんが曲を書くときの衝動や原点は? どんな感情に突き動かされることが多いんでしょうか。

すべての感情だね。でも、感情に流されて曲を書いてるわけではなくて、曲の取っ掛かりとなるのは、楽器であることが多いんだ。キーボードやギターをなんとなく弾きながら作っていくんだけど、それがハッピーな曲になるのか悲しい曲になるのかは、作っているときの気分や楽器の音色で決まることが多くて。最終的な曲の雰囲気ができあがるのは、ヴォーカルのアレンジをしているときかな。まずはベーシックな楽器の部分ができて、それを聴きながら歌い出したとき、その日の気分が反映されていくんだ。例えば、今歌メロをつけるとしたら、今日は気分がいい日だから、ハッピーな曲になると思うんだよね。昨日はあまり気分が良くなかったから、悲しい曲になっていたかもしれないかな。

-昨日はあまり気分が良くなかったんですね。

ちょっとホームシックになってたんだよね(笑)。ライヴのときは良かったんだけど、ちょっと時間が空いたときに子供と話したくても、時差の関係もあってなかなか話せなかったりしたからね。

-では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

日本は大好きな国だし、いつ来てもあたたかく迎えてもらえるのが嬉しい。またすぐにでもツアーで戻ってきたいと思っているから、ニュー・アルバムを聴いて待っていてほしいね。

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