MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

PassCode

2016.06.01UPDATE

2016年06月号掲載

PassCode

Member:南 菜生 高嶋 楓 今田 夢菜 大上 陽奈子

Interviewer:吉羽 さおり

-ラウドなだけでなく、アルバム終盤のバラードの「Don't leave me alone」(Track.11)と「You made my day」(Track.12)は、しっかりと聴かせる曲になっているのもいいですね。先ほど話に出た「NINJA BOMBER」はMVも録っていますが、これもキャッチーで面白い仕上がりになっていますね。

南:面白く作っていただきました。

高嶋:撮影も楽しかったですね。

南:海外の方が、"NINJA"という言葉に引っ掛かってくれるみたいで。

高嶋:YouTubeの再生数も、他のMVよりも伸びが早い。

-こういう面白さやキャッチーさで、またいろんな人の目に留まってくれる可能性もありますしね。

南:そうですね。アルバムならではの、いろんな楽曲のひとつという感じで。

-特にシングル曲となったTrack.8「Now I Know」やTrack.10「Nextage」がわりとシリアスなトーンが多かったので、そういう曲で知った人は、このアルバムを聴くと幅広さがあるなと感じると思います。

大上:アイドルが好きな人も、バンドが好きな人も、"この1曲が目当てでアルバムを買ったけど、他にもいろんな曲があるんや"ってなってほしいです。

-いろんなタイプの曲がありますが、特に難しかった曲はありますか。

南:PassCodeの曲って、歌が難しいらしくて。そんなところ声出えへんやろってところが、普通にあるんです。今回は特に何が難しかった?

高嶋:全部(笑)。でも特に、最後のバラード2曲は歌詞の意味も深くて、気持ちを込めて歌う曲だから難しかったですね。

大上:バラードの「Don't leave me alone」は、最初は恋人同士を歌った内容だと思っていたんですけど、作詞した方によると親子の愛の歌で。そういった話を聞いてから曲を聴いたときに、また違った印象になったんです。今までも恋愛がテーマになった曲はいくつかあったんですけど、こういうタイプの曲は初めてやったので、レコーディングではどういう気持ちで歌えばいいんやろうっていうのが、難しかったです。

南:レコーディングで求められることも、1stアルバムのときよりも進化しているんです。1stアルバムのときは、楽しそうな曲やったら楽しそうな感じとか、かっこいい曲ならかっこいい感じとかだったんですけど。例えばその"かっこいい"の中でも種類や表情が増えたり、"楽しい"の中にも、全然違う"楽しい"があったり。"悲しい"にしても、その感情が違ったり。今回は歌い方も、曲それぞれで変えてやっていると思うので、そこにも注目して聴いてほしいですね。

-ラスト曲「You made my day」は短い曲だけれど、PassCodeとしての熱い思いがこもっていることを感じますね。"ここからまた進んでいくよ"という気持ちも感じる。

南:この曲はライヴで大合唱したいんです。歌詞がとてもいいし、曲は短いので、覚えてきてほしいです(笑)。

-速い曲や激しい曲もどんどん増えていますが、新しい曲をもらったときに自分たちでもびっくりする感覚はありますか?

南:いやもう、かわいい曲が来た方がびっくりします(笑)。

高嶋:激しい曲に慣れてきているので。

南:激しい曲が来たときはホッとするっていうか、安心感があるよな。

高嶋:そう。これこれっていう感じでね。

南:「ドリームメーカー」(Track.4)や「Selfish Girl」(Track.9)が来たときは、"こんなかわいい曲で大丈夫かな、できるかな"って感じがあった(笑)。昔はフリフリの衣装が着たいって思っていたけど、もう絶対無理やし。そんな感じなんですよ。照れるんですよね、かわいい曲のときは。

今田:でも、意外と楽しない?

南:ライヴでは、ハマッてきたね。

大上:レコーディング時の第一声は、"この声どうやって出そう?"だったけど(笑)。しかも平地さんからも、"これはかわいい声出して歌って"と言われたけど、最初はどうしても照れが入ってしまって。だんだんとノッてくるんですけど、最初のころは、まだ調子に乗られへんなっていう。

南:ハジけ切れへんかったな。

今田:最後、調子に乗ってるんだ(笑)。

南:激ロックを読んでいる方だったら、「SIGNAL」(Track.7)や「AXIS」(Track.2)あたりを最初に聴いてもらったら入りやすいのかな。バンドさんとやるときは、「Never Sleep Again」(Track.3)とか、「AXIS」を中心にセットリストを組むようにしてるので。

-例えば「AXIS」のMVではバンドとの演奏シーンもありましたが、2作目のアルバムとなって、ここからのライヴの形にも変化はありそうですか。

南:例えばアイドルさんが多いイベントなら、「ドリームメーカー」を入れてみようとか、メンバーの中でも、"こういうときはこの曲で勝負したい"という気持ちがだんだんと見えてきてるので、セットリストの組み方もこだわっています。ここからまた幅が広がって新しい感じになれるのかなっていうのがありますね。8月8日のZepp DiverCity TOKYOのワンマン・ライヴが、初のバンド・セットになるんです。まだまだメンバーもわからないことがたくさんありますけど、変わっていくんじゃないかなって思いますね。

今田:それ以降の大きなフェスなどはバンド・セットでやらせてもらったりすると思うので。

南:バンドに負けないように。音圧とかも違うと思うので、挑戦という感じですけど変わっていくとは思います。