INTERVIEW
NOCTURNAL BLOODLUST
2018.03.06UPDATE
2018年03月号掲載
Member:尋(Vo) Masa(Ba) Cazqui(7-strings) Natsu(Dr) Daichi(Gt)
Interviewer:米沢 彰
-そして、このリリースが3月7日で、新木場STUDIO COASTでのワンマン("ONE MAN TOUR 「Inmost of Gehenna」")がそのすぐあと、3月10日に控えてるんですよね。すごい近いタイミングですよね。(※取材日は2月下旬)
Masa:これは、なかなかタイミングが決まらなくて。ツアー・ファイナルの前にリリースしたいなっていうのがあって、それでなんとかツアー・ファイナルの前に出せるスケジュールになったんです。ファイナルでは、完全体の今作を表現できたらなって思います。
-ジャケットのイメージ的には1月くらいに出ても良かった感じですよね(笑)。
Masa:これでも、駆け込んだんですよ(笑)。
Cazqui:雪が溶けちゃうのは、悲しいですね。
-この2年間はライヴに力を注いだ期間だったと思いますが、その2年を経ての作品リリースであり、さらには、昨年4月(4月1日に開催した["DEIMOS"-TOUR FINAL-])以来のSTUDIO COAST公演と、いろんな流れがこの3月の頭に集中していますね。
Natsu:昨年(STUDIO)COASTっていう大舞台でやらせてもらって、最初はそのリベンジっていう意味合いもあったと思うんですけど、ツアーを経て"それは違うな"って思って。ツアーを回っていくなかで各々が葛藤を抱えていたというか、"次はどこへ行こう?"っていう前向きな葛藤を抱えてたんじゃないかなと。今回のCOASTは、その答えを出せる場所にしたいですね。
今作は、本当に三者三様の楽曲が揃っていて、今のノクブラだからこそできたEPだった
-では、最後に激ロック読者へのメッセージをお願いします。
Masa:1年ぶりの新作になりますけど、今までのノクブラファンも新しいファンも、いい意味でこれまでのサウンドを一新できるような面白い作品になっているので、ぜひ聴いてください。
Daichi:サウンドの変化とかもそうだし、歌詞の内容の"死"っていうテーマとかも、ネガティヴな印象にとらわれがちですが、僕たちにとってはそんなに変化でもなくネガティヴな意味もなく、バンドが次に進んでいくための僕たちなりの道のりを描いた作品なので。すごく前向きな作品だなって捉えてもらえたらいいかなと思います。毎年冬に聴いてもらえたら嬉しいですね。
尋:作品としての曲順はあるんですが、ノクブラのライヴ的には「Live to Die」で始まって、次に「無義道」が来て、「WHITEOUT」で締めるっていう印象があるんです。一番攻撃的なものを最初に持ってきて、熱いものを次に持ってきて、最後は爽やかに締めるっていう。僕的にはそういう流れが好きなんですよね。まぁ、歌詞的には全部"死"なんですけど(笑)。でも、そういうふうに違う視点から聴いてみても面白いのかなって思います。作品のいろんな面を聴いてもらって、ライヴも楽しんでもらえたらなと。
Cazqui:今作もそうですが、ノクブラの楽曲って結構、孤独感とか、絶望的な要素って強いんです。ところがそれをライヴで披露していくと、別のエネルギーを持つようになるんですよ。お客さんがコーラス・パートを大合唱したり、制作過程では我々だけのものであった楽曲が、それ以上の広がりを持っていく感動だったりを、いつも貰ってるなって思うんです。なので、今作の楽曲もそうなっていくといいなって思います。もしも今作をお気に召していただけたなら、ぜひ一度、ライヴ会場にも足をお運びください。例え同じ楽曲だとしても、また違った側面をお見せできるはずです。
Natsu:今作は、本当に三者三様の楽曲が揃っていて、今のノクブラだからこそできたEPだったと思うんです。だからこそ、未来に繋がる作品になればいいな、とも思っていて。このEPは、次のノクブラを作るのに必要不可欠な楽曲が揃っていて、変化ではなく進化を表現した、"まだまだこれからも行きますよ!"っていう作品になっています!
Cazqui:では、初めてインタビューにLINE通話で参加した感想はどうでした?
Natsu:それは、本当にすみません......。
Masa:意外に悪くなかったよ(笑)。
一同:(笑)