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INTERVIEW

GALNERYUS

2013.05.17UPDATE

2013年05月号掲載

GALNERYUS

Member:Syu(Gt)

Interviewer:ムラオカ

-話は変わりますが、日本で初めて開催されるOzzfestへの出演が発表されましたね。出演が決まって今の気持ちを教えてください。

Ozzfestに参加させてもらえるのは非常にありがたいことで、マネージメント、レーベルに感謝するべきところではあるし凄く大きなことです。けど、僕らは僕らのできることをやるだけで、別に媚びたりもしない。そこで僕らがやろうと思ってることがGALNERYUSの音楽です。良い音楽が絶対残ると、小さい頃から確信してるんで。実力があって、音が良くて、音楽性が非常に良くて、耳に残る、凄く魅力的な音楽だって部分が表現できれば僕たちはそれでいいんです。20年以上ポップスをやっている小野さん、20年以上プログレをやってるYUHKIさん、JUNICHIさん、Takaさん。生粋のMichael Schenkerフリークの僕。このバンドを、マネージメントが“GALNERYUSだ!”と投影してくれる。MCであまりグダグダにならないように心がけつつ、衣装もメタリックに揃えて、お洒落かつメタルなんだけどキャッチーに聴かせたい。“GALNERYUSってこんなバンドなんだな”っていうのが伝われば自ずと認めてくれる人は増えていくと思います。自分たちが満足できるかが1番の問題で。“あの人がダメだった、この人がダメだった”って後々後悔するよりは、みんなできる集団なんで、“こうしてください”って。それをやればうまいこといく方程式が成り立つバンドなんです。自分で言うのもなんですけど、僕はアーティストです。お客さんに心を伝えたい。でも僕1人で気張って前に出て弾いても“ん?”ってなるじゃないですか。バンド全体の大きな塊が“ドン!”ってこないとお客さんには絶対に響かない。そういう時には“前に出て下さい”とか“一緒に弾いて下さい”とか“ここでかっこつけて下さい”っていう風にやっていけば絶対うまいこといくバンドですね。

-洋邦混在するビック・メタル・フェスへの出演はLOUD PARK09以来ではないでしょうか。LP09は小野さんが入って間もないタイミングでの出演で、今回は現体制で鍛え抜かれた状態ということで自ずと前回と心持ちも異なるのではないでしょうか?

あれは確か小野さんが2回目、Takaさんが初だったんですよ。もうTakaさんにとっちゃ凄いプレッシャーで。でも今は各々のキャラがだいぶ良い感じに成り立ってきてるし和やかです。これからのバンドの課題としては、各自がもっともっとバンド然とした、アーティスティックな面を突き出すことですね。そうすればもっと上に行けると思います。

-ちなみにBLACK SABBATHやOzzy Osbourneって通ってますか?

軽くですね。Randy RhoadsとZakk Wyldeは通りましたね。あとその前の『Paranoid』辺りのBLACK SABBATHも軽くですね。Ozzy自身は大好きで、あの人の人選力には感服ですよね。あと奥さんのマネージメント力も。Ozzyをカリスマ化していくやり方は凄く素晴らしいと思うし、そこは尊敬してるし盛り上がるのは間違いないなと思いますね。

-何気にレーベルメイトが全員集合ですね(笑)。

そうですね。でもGALNERYUSにとっては完全にアウェイですね。別にアウェイだからといって気張る必要も全くないし。ただ、気迫だけは絶対持って。素晴らしい演奏をするよりは気迫が伝わるように、気合いが伝わるように、音楽性を“これでもか!”という風に伝えられるように、ミーティングしたいと思います。

-最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。

セルフ・カヴァーの第1弾は基本的にヴォーカルYAMA-B、ベースTSUIの時代の曲が大体を占めています。もちろん前のヴァージョンが好きな方もいれば、今回聴いてこっちのほうが良いと思う方もいれば、もともと小野さん時代しか知らない方もいれば、本当にいろんなカテゴリーの方がいらっしゃると思います。けど、どんな方が聴いても満足できるような内容にしようと制作したので、楽しんで聴いていただければなと思いますね。改めて弾くと1stあたりは非常に難しいことばっかりやってるので、今回弾くのも苦労しましたね。右手がつぶれる前でよかったです(笑)。Ozzfestに関してはとにかく気迫で臨みます。そこで“日本人だから”と気負わず“お前らなんか見ねぇよ”という方々にもちょっとでもアピールできたらなと思います。僕らは気迫で良い演奏して、良いギターを弾いて、早く右腕治して(笑)。ようやく昨日オルタネイト・ピッキングができるようになってきました。体調が万全か分かりませんが、気合いで乗り切ります!ちょっとでも気に入っていただいた方は前作の『ANGEL OF SALVATION』や、今作のセルフ・カヴァー第1弾をチェックしていただけると嬉しいです。