COLUMN
vistlip 海と瑠伊の"日常コレクション"第10回
日常コレクション今回は海が担当致します。
先月末、10月の25日に東名阪の2デイズツアーが終了しました。
今回のツアー「シュレーディンガーの猫」について。
この2デイズツアー、2日間共にセットリストは同じ。で、初日は全曲このツアーのためにリアレンジした楽曲、2日目は原曲でのライブという今までにやった事のない試みのツアーでした。
正直どう転ぶか?全く分からず始まったものの本当に充実した良いツアーになりました。
来てくれた方もとても楽しんでくれていたんではないでしょうか。知ってる曲が知らない曲になる、とでも言えば想像がつくかな?vistlipをよく知っている方もあまり知らない方もそれぞれが楽しめる各地2日間になったんじゃないかなあと。
楽曲によってはライブを重ねていくうちに少しずつ変わっていく曲は今までもあった。意図的に変える曲もあったし意図せずに変わっていく曲もあったしこの楽器だけ違う、とか尺が変わるとかってのも含めて様々。Re:birthと称してブラッシュアップして大きく変えた曲もあったりも。
そういうナチュラルな変化、というか進化ではなく今回は完全に別の概念で生まれ変わらせる、場合によっては何の曲か分からない、くらいの変化をしていた曲もありました。
主に全体のアレンジをしてくれたのはうちのメインコンポーザーでもありシンセアレンジを全面に請け負ってくれているTohya、アイデアはメンバー各々から意見出したりもしたもののそれも含めて消化して新しいものだったり予想を遥かに超えたものに仕上げてくれました。本当にあいつはすげえわ。
そしてドラムとベースは全曲大変だっただろうなあと。リズムの部分が変わらないと印象がなかなか変わらなかったりもするもののメロディとの兼ね合いもある。
かなり気を使いながら崩してはいけない部分を残しながら元の形が浮かんでこないくらいに新しく組み直すというのは想像するより難しいと思う。
と、言うのもギターは全体の雰囲気をTohyaが主に作り上げてくれてその骨組みまでリズム隊がしてくれてるので道や方向性がある程度見えるんですね。
乗っかってから考えれるというか。だから難しくないってわけではないんだけども負担って意味では幾分か軽いかなと。
まあ逆にいくつか道が見えてしまったが故に可能性が沢山あって迷った曲はあって東名阪でギターアレンジやら音色を変えた曲も2曲程実はありました。
歌の部分でもメロディを変える、ではなく歌詞を増やしたりむしろ削ったりといった事もしていてなかなか見ごたえ聞きごたえのあるツアーが出来た実感がありました。ずっと探しててやっと今年見つけて買えたギターもやっとライブで使えた、というか思っていた以上に色んな曲にハマりそうだったのも良い発見。好みなギター買ってもvistlipだとちょっと合わないからライブでは使わない、とかってのもあるので。
vistlipは11月のライブ、瑠伊のバースデーライブに向かいつつもそろそろ新しい音源制作をしたいな、という状況です。今回のツアーが凄い良い刺激、新陳代謝になったなあと思ってるので期待していて欲しい。
そして僕個人としてはKIRITOさんのアルバムツアーにサポートとして参加して全国を回ってきます。KIRITOさんの楽曲は割と自分の好きなところにぶっ刺さる事が今までも多かったんですが今回のアルバム、楽曲の世界観、今までとはまた全然違う感じなもののまたもこんなに深くピンポイントに刺してくるかーという感じなのでとても楽しみです。轟音でぶん殴る様なギターを弾いてきます。
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