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FEATURE

AA=

2014.09.16UPDATE

2014年09月号掲載

AA=、スプリット・アルバム『#』『4』の世界がここに完結

ライター:吉羽 さおり

昨年、スプリット・アルバム『#』『4』を発表し、作品を携えてのワンマン・ツアー"TOUR#4"を行なったAA=。そのツアー・ファイナルとなった2月9日のLIQUIDROOM ebisuでのステージが、映像作品『TOUR#4+MV』として9月24日にリリースされる。また、4月にリリースされた配信限定ライヴ・アルバム『Live#4 at LIQUIDROOM 20140209』は、アルバム『#』『4』の収録曲のみで構成され、純粋なる『#4』のライヴ・アルバムとして好評を得ているが、今回の映像作品ではライヴ本編にアンコールまでを完全収録。そして「WARWARWAR」「HUMANITY2」「WILL」「Lasts」のミュージック・ビデオも収録された。ちなみに、完全限定生産の初回盤にはレアなボーナス映像(スペシャル・ライヴ"WAR3-HUMAN2 NIGHT""HELTER SKELTER NIGHT"からのライヴ映像とスタジオ・ライヴ映像)とオリジナル・グッズがつきボリュームたっぷりの内容になっている。

この日のライヴは、実際に会場でその熱を体感していたが、映像で改めてオーディエンスのすさまじい熱気と一体感とを再確認する。イベント出演や、ゲスト出演などライヴ活動は行なっていたものの、ツアーとしては前作以来で約2年ぶり。待ちわびていたオーディエンスも多かったに違いない。そんなAA=サウンドへの飢餓感を抱えた超満員の会場に、まず『#』収録の「DRONE」でライヴはスタートを切った。デジタル・サウンドによる攻撃性をフィーチャーした『#』からノンストップで、「WARWARWAR」「VICIOUSNESS」「WILL」をプレイして一気に会場の温度を上げたあとは、タフなバンド・サウンドを活かし、よりエモーショナルに、そして躍動的に迫っていく。「Lasts」では、ドラマティックなメロディに合わせ大きなシンガロングが起こり、オーディエンスが高く掲げた腕が明るく照らし出され、続く「HUMANITY2」もシンガロングが響きわたって会場を高揚感が包んでいった。精根込めたアルバムへの充実感はあったが、実際にこうしてライヴをすることで、より作品への手ごたえを感じることができる、ということをMCで語りかけていた上田剛士。熱狂を巻き起こしながら本編を終え、アンコールに応えたあともひとりステージに残って、いつまでもオーディエンスの歓声に応えていた上田の姿は印象深い。このツアーを通して得たものは、また次へのクリエイティヴィティに繋がっていくことになるのだろう。

アルバム『#』と『4』は、AA=の持つデジタルな攻撃性と肉体的なバンド・サウンドのそれぞれの面に特化して2作品へと落とし込んだ内容だった。また、制作面でもAA=として新しい取り組みをした作品でもある。これまでの制作、レコーディングでは、互いにデータのやりとりをしながら曲を作り上げ、レコーディング、ミックス、マスタリングもメンバーで顔を合わせることなく作り込んでいく手法だったが、今回は曲作りの段階からバンドで揃ってスタジオに入り構築していった。このバンドらしい作りかたが、AA=にとっては新鮮でもあり、実験でもあったと上田は以前のインタビューで語っている。フェイス・トゥ・フェイスで音をぶつけ合うことでの、衝動感や感情の高まりといったものが、今回の2作品での高いテンションや、上田にとって原点回帰的となる歌心のあるメロディを引き出していったことは大きい。ツアーではドラマーの金子ノブアキがスケジュールの都合上参加できず、彼の指名でZAX(Pay money To my Pain, The BONEZ)がAA=の屋台骨を担い、レコーディング時とは違った面もあったものの、今回のライヴでのバンド・サウンドの爆発感やエモーショナルに観るものを掴んでいくエネルギーは、制作からの集大成だったと言える。そして映像作品『TOUR#4+MV』と同日には、スプリット・アルバム『#』『4』の合体盤『#4』がリリースされるほか、『#』『4』のハイレゾ音源が配信リリースも決定している。『#』『4』のストーリーとしては一旦ここで完結となるが、恐らくは新しい試みや地下作業は常に進行形のAA=ゆえ、これからも楽しみだ。年内にはSLIPKNOT主催のKNOTFEST JAPAN2014の出演のほかライヴが続々と決定しており、例年以上のライヴ・イヤーとなっているので、その熱いステージを目撃して欲しい。


▼リリース情報
ライヴ映像作品
『TOUR #4+MV』
[SPEEDSTAR RECORDS]
2014.09.24 ON SALE!!

【完全限定生産盤】
VIZL-690 ¥6,000(税別)
amazon | TOWER RECORDS


【通常盤】
VIBL-705 ¥5,000(税別)
amazon | TOWER RECORDS | HMV



スプリット・アルバム合体盤
『#4』
[SPEEDSTAR RECORDS]
VICL-64117 ¥3,000(税別)
2014.09.24 ON SALE!!
amazon | TOWER RECORDS | HMV


▼配信情報
『#』、『4』(ハイレゾ盤)
2014.09.24 ON SALE!!

VICTOR STUDIO HD-Music. http://hd-music.info/group.cgi/view/115(配信形式:WAV/FLAC)
e-onkyo music http://www.e-onkyo.com/music/album/veahd10335/(配信形式:WAV/FLAC)
mora http://mora.jp/artist/176653/h(配信形式:FLAC)
※ハイレゾ音源の再生には専用の再生環境が必要です。


『#』
¥2,100(税別)


『4』
¥2,100(税別)

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