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INTERVIEW

RAISE A SUILEN

2020.08.18UPDATE

RAISE A SUILEN

メンバー:Raychell(レイヤ/Ba/Vo) 小原 莉子(ロック/Gt) 夏芽(マスキング/Dr) 倉知 玲鳳(パレオ/Key) 紡木 吏佐(チュチュ/DJ)

インタビュアー:宮﨑 大樹

"バンドリ!"第3のリアル・バンド RAISE A SUILENが記念すべき1stアルバム『ERA』のリリースを迎える。もともとは、"バンドリ!"プロジェクトのバック・バンド"THE THIRD(仮)"として産声を上げたこのバンドが、オリジナル曲のみのアルバムを完成させたという事実は非常に感慨深い。激ロックではRAISE A SUILENのメンバー全員にインタビューを敢行。1stアルバム『ERA』に収録された4つの新曲や、メンバーそれぞれの思い入れのある1曲まで、存分に訊いた。

-2019年のRAISE A SUILENとしての活動を振り返ってみてどんな1年でしたか?

Raychell:2019年は本当にあっという間でした。日本武道館ライヴ("TOKYO MX presents 「BanG Dream! 7th☆LIVE」DAY2:RAISE A SUILEN「Genesis」")から始まり、メットライフドーム("Poppin'Party×SILENT SIREN 対バンライブ「NO GIRL NO CRY」")でのゲスト出演、初の2デイズ単独ライヴ("RAISE A SUILEN 「Heaven and Earth」")、幕張でのライヴ("Roselia×RAISE A SUILEN合同ライブ「Rausch und/and Craziness」")やフェス出演などなど、私たちRAS(RAISE A SUILEN)にとってもサウンドやメンバーと向き合えた印象的で忘れられない年になりましたね。

小原:私もあっという間の1年でした! メンバーも周りもRASのイメージが日に日に色づいてきているのを感じましたね!

夏芽:1stシングル(2018年リリースの『R・I・O・T』)をリリース後すぐに日本武道館でのライヴ、単独ライヴもたくさんやって、ライヴ・イベントや夏フェスなども参加させてもらいとても濃い1年でした。

紡木:濃すぎて、濃すぎて、それはそれは......。心も思考も追いつく間もなく、あれよあれよという間に日本武道館にも立たせていただき、正直今も立った実感が湧かないというか、"日本武道館で演奏したの?"とどこか他人事な気分です。それで言えば、未だにバンド・メンバーの一員としてDJをしていること自体、信じられません。人生は宇宙ですね......。

倉知:"走り抜けた1年"でした! RAISE A SUILENとして、単独ライヴはもちろん、フェスやアニメ・イベントにも出演させていただき、たくさん新しい景色を見ることができましたね。様々な経験をさせていただくなかで、個人としてもバンドとしても、ひと皮剥けたのではないかと思います。

-RASは、LINE CUBE SHIBUYA("THE CREATION~We are RAISE A SUILEN~")、静岡エコパアリーナ("RAISE A SUILEN 「Craziness」")、と大きな会場での単独公演も成功させてきましたが、2019年に行ったライヴの手応えはいかがでしたか?

Raychell:"RASらしさ"を見つけていくという意味では、2019年はとても手応えある年でした。

-"RASらしさ"ですか。

小原:"THE THIRD(仮)"という名前でバンドをやっていたときは、今こうして振り返るとどこか手探りな部分というか、自分たちらしさとは何かって模索しながらやっている感じがしていて。5人になって、RAISE A SUILENと名乗ってからはオリジナル曲ができたのが大きなきっかけだと思うんですけど、RASらしさが出せてきた印象があります。

Raychell:あと、単独ライヴや"バンドリ!"のイベントのときと、フェスでの見せ方は変えていましたね。ライヴのたびにメンバーやスタッフさんとミーティングしながら、毎ライヴ挑んでいて。RASでたくさんのライヴができて幸せで、楽しかったです。

-ライヴによって見せ方を変えていたんでね。

倉知:そうですね、特にフェスとかは会場一体となってみんなで盛り上がれる感じに作っていきました。

Raychell:"バンドリ!"のイベントではRASを知ってきたうえで来てくれる人が多かったんですけど、フェスって私たちのことを知らない人が多かったと思うんです。アニメから出てきたバンドでもあるので、"バンドリ!"代表として"舐められないように"じゃないですけど、私たちはこれだけやれるんだぞっていう気持ちは全員持っていました。そういう意味では、煽りを多めに入れたり、みんながノりやすいような動きをつけたり、攻めたパフォーマンスをやっていましたね。

倉知:つむつむ(紡木)演じるチュチュを中心に先導していくことを意識的にやって、初めて聴く人でもわかりやすいような見せ方っていうのは気をつけてましたね。

-そうしたことで、フェスの反応はどうでしたか?

Raychell:後ろのほうで腕を組んで観ていたような人たちが、後半になるにつれてどんどん前に来てくれて、ノってくれていたんですよ。

夏芽:"後ろで様子を見ている人たちが手を上げてくれるように頑張っていこう"という感じだったので、本当に狙い通り(笑)。

紡木:"キタコレ!"って(笑)。

Raychell:"バンドリ!"のイベントだと"みんなで楽しもう!"みたいな感じなんですけど、フェスも楽しみな気持ちはありつつ"かかってこい!"みたいな、挑みにいってましたね。

-夏芽さん、倉知さん、紡木さんは2019年のRASのライヴ活動を振り返るとどうでした?

夏芽:ライヴをやるたびにRAISE A SUILENを好きになってくれる人が増えていて、嬉しさを感じつつ、"私たちはやっぱりライヴだな!"と実感していました。それぞれの強い個性が合わさって最高最強です。ちょっとでも気になったらライヴに来てくれれば絶対にRASを忘れられない身体になってるばず!!

倉知:2019年は本当にたくさんライヴをさせていただけて幸せでした。"次"があるというのは、本当に恵まれたことで。その恵まれた環境に感謝しながら、ライヴごとにステップアップしていくことができたのではないかと思います。魂を込めて演奏したものに、バンドリーマー(※"バンドリ!"ファンの総称)のみなさんが拍手や歓声、お手紙やコメントでレスポンスしてくださって、毎回が特別なライヴになったと思います。

紡木:"バンドリ!"のバンドとして参加させていただいているものの、初期のころは私たちのキャラクターが存在していなくて。両国国技館でのライヴ("BanG Dream! 6th☆LIVE Day1:RAISE A SUILEN. 「Brave New World」")の際に、初めてオリジナル・キャラクターが発表されたんです。そこから、キャラクターを意識したライヴ・パフォーマンスに変わっていったりして、私自身もすごく彼女(チュチュ)に助けられました。オリジナル曲も最初は少なく、カバー楽曲が中心だったのですが、ライヴを重ねるごとに、自分たちの曲もどんどん増えて、それと比例して"RASのファンです!"と言ってくれる方も増えて、まさに"世界へと憑依する(※「R・I・O・T」歌詞)"を、身をもって感じました!! 痺れます!!!

-RAISE A SUILENとしての2019年の活動の中で、特に印象に残っているエピソードや出来事は何が思い浮かびますか?

小原:日本武道館ライヴが一番印象的でした! ほぼノンストップでインスト曲やバック・バンドに加えオリジナル曲も披露するという盛りだくさんのライヴでしたね!

夏芽:"阿蘇ロックフェスティバル"で主催の泉谷しげるさんが私たちのライヴを観てとても褒めてくれたことが嬉しかったです。また出演したいし、音楽フェスに引っ張りだこ、とかになってみたいです。

倉知:"阿蘇ロックフェスティバル"、"マグロック"、このふたつのロック・フェスが印象に残っています。アニメの枠を越えてフェスに出演させていただけたのは、とてもいい経験になりました! フェスを経て"どうやったら、お客さんが拳を上げやすいかな?"とか、会場一体となって楽しめるパフォーマンスを、よりみんなで話し合うようになりましたね!

紡木:やはり、フェスです!!! 今までは、"バンドリ!"のライヴ、すなわち私たちの演奏を観たい方々の前でライヴをさせていただいていたので、"これは新たな挑戦だ!!"と燃えておりました。圧倒的にアウェイな状況下ではありますが、私自身はそんなに緊張していなくて、むしろ"私たちRASっていうの! 聴いて聴いて聴いて聴いて聴いて聴いて!!"って感じでした(笑)。だってメンバー、みんな本当にすごいんですもの!! 自慢のメンバー、歌、演奏、パフォーマンス、観てほしくて堪らなかったです!

Raychell:私はアニメのアフレコですね。キャラクターをいただいて息を吹き込む声優の仕事をさせていただいたのは初めてだったので、他のメンバーにアドバイスを貰ったり相談したりしながら現場に入っていました。レイヤという子を知り、向き合い、考えて。日に日にレイヤがすごく愛おしくなっていきましたね。

-Raychellさんも夏芽さんも声優初挑戦でしたよね。

夏芽:私はそもそもドラマーとして活動してきたので、声を使う仕事すらもしたことがなかったんですよ。なので、ひと一倍、急速に頑張らないといけないっていうプレッシャーはありましたね。もともとアニメも声優も興味があったので、楽しかったんですけど、実際にやってみると本当に難しくて。

Raychell:アフレコでマイクの前に立つと緊張して全然声が出ないし、そういうときはお互いに"今日頑張ろうね"って励まし合って(笑)。近くにはメンバーがいてくれたので、メンバーに質問したりもしましたね。

-教えていたみなさんから見て、ふたりの声優としての成長はどうでした?

小原:本当に自分よりうまいなと思って(笑)。夏P(夏芽)の場合は、この前やった舞台("We are RAISE A SUILEN~BanG Dream! The Stage~")を通して誰よりも成長してるんじゃないかなって思うし、Raychellさんにいたっては最初からできる人だったので、すごく多才な人だなっていう印象でした。

紡木:"Raychellさんと夏芽さんってなんであんなにできるのかねぇ"ってマネージャーさんが褒めてましたよ(笑)。

夏芽:嬉しいなぁ......。

-今年2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大で"BanG Dream! Special☆LIVE Girls Band Party! 2020"の延期もありました。予定されていたイベントなどが延期または中止になったこの数ヶ月は、声優またはバンドマンとして、どんなことを考えて、どんな日々を送っていましたか?

Raychell:改めて、みんなの存在の大きさやライヴができる日々の有り難さなど、すべてが当たり前でないことを感じながら過ごしてましたね。だからこそ、またバンドリーマーのみんなに会える日を信じて、パワーアップしたいと思い毎日歌ったりベースを弾いたりしていました。

小原:予定が大きく変わったこと=時間が作れること。とプラスに捉え、ロックのヴォイス・サンプルを録り直しました! 普段ゲームなど頻繁にプレイできないので、この機会にいろんなゲームにも触れてその作品に登場するキャラクターの演技や声などを聴いてみたり、アニメ定額見放題のサイトに登録して過去のアニメ作品を観たりして研究してましたね!

夏芽:ドラマーとしては身体を休めるいい機会と思って、しっかり休めました。その代わりに朝にランニングしてみたりして、体力が落ちないように軽く運動して、プロテインを飲んだりする生活でした。声優としてはまだまだなので発声練習は欠かさずやりましたね。

倉知:声優としては、とにかくたくさんアニメを観て、勉強していました。この自粛期間を機に自宅の収録環境もグレード・アップさせたんです! バンドマンとしては、指の筋肉が落ちないように、ピアノ教本の"ハノン"をつかって、指のトレーニングをしてました。

紡木:とにかく、とにかく演技がしたくてしたくて堪らない日々でした。お芝居大好き人間なので、生き甲斐が消えて本当に廃人のような生活を送っていて。もちろん、みんなとバンド活動ができないのも寂しいし、何よりステージから見えるお客さんの楽しそうな顔、一緒に暴れてる姿、掛け声、すべてが私の生命エッセンスなので、枯れてましたね。