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INTERVIEW

打首獄門同好会

2018.01.11UPDATE

2018年01月号掲載

打首獄門同好会

メンバー:大澤 敦史(Gt/ Vo)

インタビュアー:吉羽 さおり

-1曲目の「スマホの画面が割れた日」がMV曲ではないんですね。この曲はメタルコア全開の曲でインパクトがあるなと思っていたんですけど(笑)。

それは「布団の中から出たくない」の反動でできた曲なんですよ。今までの『夏盤』(2017年7月リリースのシングル)、『秋盤』(2017年10月リリースのシングル)は推し曲がライヴ向けのアッパーなチューンだったのが、『冬盤』ではそうじゃないパターンの「布団の中から出たくない」で。そうなると他の曲はリード曲じゃなくてもいい開放感でやかましい曲を、100パーセント趣味な曲作れるやんってできたのが、「スマホの画面が割れた日」と「忘れらんねえですよ」ですね。

-その「忘れらんねえですよ」が王道ハード・ロックな曲で、こちらもやりきってますね。

最近いろんなインタビューで、ルーツの話になると、LAメタルとか好きなんですよ、って話していた流れで、そういうテンポの曲もたまにやりたいなと思ったんです。このCDだったら、そういう曲を1曲入れてもいいんじゃないかなっていうのはありました。無意識にイントロのフレーズができて。"ダダッタ~"って始まるんですけど、これどこかで聴いたことあるなと思いながら、メンバーと集まったときに、"このイントロどこかで聴いたことがある気がするけど、心当たりない?"って聞いたら、判明したのがMOTLEY CRUEの曲で。"あ、コードがまんまだ!"って(笑)。本来なら、そこでこの曲を作るのをやめるんですけど、曲を作った動機的にもそういうのが好きだっていうのがあったので、あえてこのまま入れようと。ベースのjunkoもMOTLEY CRUEが好きだから、まんまのベース被せてきているところもあります(笑)。挙句、タイトルが決まってなくて、忘れ物の曲だから忘れ物、忘れ物......忘れらんねえですよってつぶやいたら、それだってなって。

-某バンド名がそのままタイトルになった感じですけど(笑)。

はい、"忘れらんねえよ"の柴田(隆浩/Vo/Gt)さんには"こういうタイトルが浮かんだんですけど、大丈夫ですか"って連絡をしたら、"むしろ嬉しいです"って言っていただきました。

-今回の『冬盤』は、四季連続リリースのシングルの中でも、これまでで一番幅広い内容の1枚になってますよね。

リード曲が先にできてくれたから、残りの曲がある程度趣味に走れたんですよね。また今回の「布団の中から出たくない」も初の試みとして、ミュージック・ビデオありきで作った曲だったんです。音だけ聴いたら、そこまで伝わらないものが、映像を観ると全部伝わるような絵と曲を一緒に作った感じで。

-そうだったんですか。

ミュージック・ビデオの絵が、(イラストレーターの)るるてあさんの、"コウペンちゃん"というキャラで、今Twitter上でファンが増えているんですけど。この作者の方が、うちらのファンだということが春ごろに判明して、ライヴにも来てくれていたそうなんです。それで、何か一緒にやりませんかということで、念願だったミュージック・ビデオのアニメ化も同時に叶えようと考えたわけです。映像ありきで曲を作ろうと思ったのは、ぶっちゃけ岡崎体育の「MUSIC VIDEO」に影響されていますね。あの思い切りの良さには、すごく"やられた、こいつすげぇ"と思って。うちも、VJを入れて、視覚的にも音楽を楽しませる手法をとっているバンドなので、映像に曲を寄せてみるのも、面白いなって。そんな気持ちが芽生えたところに、コウペンちゃんのコラボがあって。完全にそのキャラクターで映像化するというのを意識したうえで詞も曲を作るという、これは初めての試みです。だから、こうしてCDにはしているんですけど、映像で観てほしい曲でもありますね。

-ミュージック・ビデオでまた新しいファンが増えそうですよね、子供も見てくれそうですし。

これまでの『夏盤』、『秋盤』とは違う攻め方をしたかったので。『秋盤』までは、フェスとかライヴハウスに合う曲で、お客さんが叫ぶようなところもガンガン作って、フロア対ステージとの違いを構想して作っていたんですけど、今回は完全に画面の前の人をターゲットにした攻め方をしてみました。次の『春盤』は、また違った感じにもなると思いますね。結果的に四季連続リリースと言っても、4枚出すだけではなくて、印象が違うものを出せるように変えていくという、飽きさせませんよということですね。