INTERVIEW
NOCTURNAL BLOODLUST
2015.12.08UPDATE
2015年12月号掲載
Member:Cazqui(Gt)Natsu(Dr)尋(Vo)Masa(Ba)Daichi(Gt)
Interviewer:米沢 彰
-男前ですね(笑)。ノクブラの面白いところはこういう規模でのライヴをやる一方で、クリスマスにはCYCLONEで、大晦日にはGARRETと、中小規模のライヴハウスでワンマンをやるところだな、と思っているんですが、この年末の公演はどういった趣旨なのでしょうか?
Masa:イベントごとは大好きなんで、イベントごとにライヴをやりたいんです。
Cazqui:願わくばそれがワンマンであって欲しい、と。
Masa:そういうわけで、箱を押さえてみんなで楽しもうぜっていうだけのイベントですね。カウントダウンはイベントじゃなくてワンマンをやってくれって声が大きくて。それで今回はこういう形にしました。
尋:イベントの30分とかの限られた時間の中で何かを伝えるのってやっぱり難しくて、ライヴするなら絶対ワンマンの方が楽しいと思うし、その方がみんな長く戦えるんで。
-そして、年明けにはHER NAME IN BLOODの2マン・ツアーの東京公演に参戦しますね。今回の前に一緒にやったのっていつでしたっけ?
Masa:今年の2月に僕らの主催ライヴに出てもらっていますね。
Cazqui:HER NAME IN BLOODは僕らの本当に初めての主催イベントに出てくれたんです。
Masa:そのとき、2010年ぐらいに僕らの初めてのイベントに出てくれたっきりで。バンドとしてはそれから機会がなかったんですけど、今年の2月に来てもらってすごくはまったんですよね。
-どちらもヴォーカルが肉体派という意味で近いものがありますね(笑)。
尋:そうは言ってもIkepy(Vo)はプロレスラー体型ですからね。僕はボクサー・タイプです(笑)。
一同:(爆笑)
-たしかに(笑)。
尋:仲いいので、面白い1日になると思います。
-HER NAME IN BLOODはメジャー・デビューも果たして、ついこの間も本国での"Ozzfest"にも参戦して、と違うフィールドで大きく躍進をしている最中ですが、彼らとの共演で楽しみなことはありますか?
Masa:お互い内容は違えど苦労してきているバンドで、初期のころからつるんでいましたし、まだメタルコアとかデスコアとかが流行る前からやっていたバンドで、いろんなバンドが解散したりしていく中で残っていて。俺たちも今やっていますけど、彼らも自分たちのスタイルを見つけて続けていて。メジャーとか海外とか、いろんなシーンに出て行ってるのを見て"頑張ってるな"って思っていましたし、それがまたこうやって交われるっていうことで、2010年から今までの歴史をお互いどう消化してぶつかれるのかっていうのがすごく楽しみですね。
Cazqui:最新作『BEAST MODE』(2015年9月リリースのメジャー・デビューEP)も拝聴しましたけど、彼らのルーツが強く出ているのを感じました。今もこの音を愛して、信じ続けているんだな、と。今、主戦のフィールドは違いますけど、やはりシンパシーを感じますよね。
尋:こないだ久しぶりにIkepyに会っていろいろ話したんですけど、僕らでなければできない1日にしようって。"これを逃したら次は何年後かわからないぞ"ってぐらいにすごいライヴをお互いに作っていこうと思っています。
-赤坂BLITZをソールドさせ、TSUTAYA O-EASTもほぼソールド・アウトしたうえでの自由なワンマン公演、高いレベルの音源のリリースと、ここのところのリリースやツアーを見ていると、バンドとしてのひとつの完成形を迎えつつあるように外側からは感じますが、ご自身ではいかがですか?
Cazqui:昨年リリースした2ndアルバムの『THE OMNIGOD』が今回のツアーでようやく完成したと思っています。これからまた次に行けると思っています。
-そして春ごろ予定でニュー・ミニ・アルバムという発表でしたが。
Cazqui:期待には応えて、予想は裏切る。そういう作品にしたいですね。今までにない新しい試みをいろいろやってみようと思っています。ひと皮剥けたノクブラの新作を見せたいと思いますね。
尋:めっちゃかっこいいぜ!
一同:(笑)
Cazqui:エクストリームすぎて、君のiPhoneが爆発してしまうだろう。
-リリース時期など言える範囲でお願いします。
Masa:詳細は近いうちには出せると思うので、待っていてもらえれば。
-今後の予定としては東名阪ツアーが決まっていますね。
尋:リリース・ツアーということで、ひと味違うノクブラが楽しめると思います。勢いを増すばかりのノクブラに今後も期待だっ!
一同:黙ってついて来い!