INTERVIEW
NOCTURNAL BLOODLUST
2015.12.08UPDATE
2015年12月号掲載
Member:Cazqui(Gt)Natsu(Dr)尋(Vo)Masa(Ba)Daichi(Gt)
Interviewer:米沢 彰
-お客さんと同じ目線の映像がすごく多かったのが印象的でした。
Masa:メンバーのアップとかよりも、もっと全体を見せたくて。どっちかというとあの場の熱をまだ観たことない人とか来たことない人にいかにそこに参加しているような感覚になってもらえるかっていうのを1番大事にして、がっつりアップを入れるようなヴィジュアル系にありがちな絵ではなく、観ている人が参加しているように思えるカットを多めに入れてもらっていますね。
-ライヴの演出もレーザーあり、パイロあり、ジェットスモークありと圧巻でしたね。
尋:やってる最中は想像もできてなかったですけどね。ここでこれが来るってわかってはいるんですけど、外から観てどうなっているか、どういう映像になるかは全然想像できなかったですね。
Cazqui:背後で炎が燃え盛り、前方からはCO2が吹き出し、つまり火炙りの刑から冷凍刑。プレイしながら"まさに地獄!"なんて感じていましたけど、これって「DESPERATE」(2014年リリースのシングル表題曲)の世界観そのまんまだな、って(笑)。
一同:(笑)
Masa:やってる最中には見えないんですけど、炎をバックにブラストビートやってるって、これ超かっこいいんじゃないかって思いながらやってました。
尋:僕らも早く映像で観たかったっていうのはありましたね。後ろに熱いものが来ていることだけは感じてても、どんな絵になっているのかわからないので早く観たいっていう。
Masa:ブラストビートとシャウトやりながら炎打てるバンドって限られるんじゃないかな。
一同:(笑)
Cazqui:触れたら死ぬってレベルの炎がリアルに燃えてるんですよ。我々の背後で、お客さんの目の前で。いやあ、すべてにおいて"熱いライヴ"だったわけですね。
尋:叶わない夢なんですけど、実際自分のライヴを観てみたくて、お客さんの目線で観れるっていうのは楽しいですね。
-演出についてはメンバーの意見も反映されていますか?
一同:そうですね。
Cazqui:箱の構造もあって、恵比寿LIQUIDROOMではできなかったことが、赤坂BLITZだとできたりして。冒頭の幕開けでバーンって紗幕を落としたりもそうですし。やっと出来たって感じですね。
-DVDのクレジットを見て、すごい人数が関わっているなって思いましたね。
Masa:僕らもびっくりしました。毎回ライヴのたびに会場の規模が大きくなっているんで、入りのときに人がいっぱいいてびっくりしちゃうんですよね。
Daichi:実際、現場にいるのはあのクレジットよりさらに多いんですよ。
Masa:それを見ると"今日いいライヴしなきゃ"って本当に思いますね。
-ここまでのステージはなかなか見られないと思うのですが、逆に参考にしたり、取り入れようって思った他のステージやライヴってありましたか?
Masa:僕個人は、海外のアーティストだったりがよくやっているような、ゴチャゴチャしすぎずに巨大なバックドロップをドーンと置くようなやり方ってあまりこっち方面でやってる人たちっていないなって思ってて。それを軸に、最先端のいろんな技術とかを入れ込んでいった感じですね。
Cazqui:自分のプレイ・スタイルのルーツにはアリーナ・ロックとかもあるわけですけど、その手の音が一世風靡した時代の"ド派手"なイメージを、エクストリームなサウンドで伝えているアーティストはこのご時世なかなかいませんし、だからこそできたら良いなと。男のロマンですね。
-このDVDで特に観て欲しいポイントを教えていただけますか?
Cazqui:3時間ノーカット収録のすべてです!
一同:(笑) Cazqui:目薬を点しながら......。
尋:目をそらすな!
一同:(笑)