INTERVIEW
THREE LIGHTS DOWN KINGS
2015.03.17UPDATE
2015年03月号掲載
Member:Glielmo Ko-ichi(Vo) u-ya(Scream/Gt/Prog) JUNE M(Ba) NORI(Dr)
Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)
-今作で唯一すべて英語詞ですね。
Ko-ichi:そうですね。これは完全に趣味曲というか、とにかく、"誰にも理解されなくてもいいからやろう!"って曲です(笑)。
u-ya:80年代の音楽を取り入れて面白いことをやりたくて......。あと俺たち1988年生まれなんで、だから88で(笑)。
Ko-ichi:ひとり89年生まれだから、"89 NEXT Me"がいますけどね(笑)。
-(笑) 80年代の洋楽がコンセプトってことですか?
Ko-ichi:そうですね。前回のインタビューでもVAN HALENの「Jump」(※シングル『NEVER SAY NEVER』に収録)の話をしたんですけど、80年代の音楽をもっともっと網羅していきたくて、自分たちのルーツはここにあるという意味で作った曲です。メロディもすごくシンプルだし。
u-ya:レコーディングするまでは80年代感はちょっと控えめにしてたんですけど、エンジニアさんが80年代の世代の方で、"これめっちゃ良いじゃん!"ってなって、じゃあもっと振り切っちゃおうかなって(笑)。その結果こうなりました。
-個人的にはCOBRA STARSHIPっぽいなと感じました。
Ko-ichi:あぁ! でも絶対COBRA STARSHIP自身も80年代の影響を受けてますよね。80年代のCDを漁るとすごくルーツがわかるというか(笑)。
-でも中盤ではやりたい放題叫びまくってて、ある意味この曲が1番カオティックかもしれないですね。
Ko-ichi:そうですね。あと80年代のR&B的なものも聴きこんで、テンポ感とかリズム感とか、今でいうBruno Marsみたいな、そういうメロディ感も出せたらないいなと思って。80年代に影響を受けた今活躍してるアーティストのメロディをすごく意識しました。
-Track.10「ReMEMBER」は解放感のあるクライマックスに相応しい曲ですね。ライヴでもセットリストの最後に置きたくなる曲なんじゃないですか?
Ko-ichi:シンガロングもありますしね。
u-ya:最後にやりたいなって感じはありますね。
-このアルバムの流れのままライヴをやってもいいぐらいですもんね。
Ko-ichi:それってすごい褒め言葉ですね。それぐらい流れがしっかりできてるということで。「ReMEMBER」は1番最後に歌詞を書いたんですけど、最初は違う内容の歌詞を書こうと思ってたんですけど、今までと違うベクトルで僕の過去の人生や父母の話を書いたんです。本当にいいアルバムだから、胸張って書いてるから、今までずっと温めてた自分の伝えたかったことを形にしました。
-会場のみんなが手を挙げているのが目に浮かびますね?
u-ya:やりたいですね!
-そしてボーナス・トラックはu-ya君自身による「ONE」のセルフ・リミックスですが、このリミックスを行ううえでのテーマを教えてください。
u-ya:前回のアルバムで1番印象的だった曲が「ONE」なので、それをアレンジして面白くしてみました。
Ko-ichi:それもサンエルならではだな、と思いました。メンバー自身が自分たちの曲をリミックスできるってひとつの魅力だと思うし、これができるバンドってなかなかいないですよね。しかもアルバムのボーナス・トラックとして遊び心も出せていていいなと思います。ただ、ほとんどいい意味でもはや「ONE」ではないですけどね! でもu-yaがやりたいことを躊躇なく思い切ってやってくれましたね。
u-ya:前回ミニ・アルバムで出してる曲なんで、全然違うものにするのもアリだなと思って。ただ、まったく違うものだけど「ONE」ってわかるものにしたくて、そういう点では上手くできたなと満足しています。
-分かりました。それでは最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。
Ko-ichi:僕たちサンエルの音楽人生全てが消化されて詰まっている、まさに最高傑作だと思ってます。僕たちのハイエナジーなメッセージをひとりでも多くの人に感じてもらって、ライヴハウスで一緒に騒げたらなと思います。5月のワンマンで、『ENERGIZER』をみんなと一緒に完成させたいなと思います。