INTERVIEW
THREE LIGHTS DOWN KINGS
2013.12.03UPDATE
2013年12月号掲載
Member:Glielmo Ko-ichi (Vo) u-ya (Scream/Gt/Prog) JUNE M (Ba) NORI (Dr)
Interviewer:ムラオカ
-インディー最後のシングルからわずか1ヶ月弱でメジャー1stフル・アルバム『LiVERTY』がリリースされますね。今年の4月に2ndミニ・アルバムが出たばかりですので、わずか8ヶ月でのリリースと、かなりの制作スピードを必要としたと思うのですが、インディーからメジャーに移籍という環境の変化のタイミングで厳しい作業ではなかったのかなと想像しますか?
Glielmo Ko-ichi(以下K):死にました、僕は(笑)。
u-ya(以下u):『BRAIN WASHING』の時は音楽だけに専念できる環境ではなかったんですが、今回は音楽に専念できる新しい環境だったので、今まで以上にもっと良いものを作るっていう、自分自身でも挑戦的な部分もありました。
K:歌詞とかキリがないですよね。時間は与えてもらってるし、こんな環境で今までやったことはなかったから、とにかく曲に向かってないと気が気じゃなかったです。その頃はTwitterも1ヶ月半ぐらい起動してなくて。とにかくアルバムのイメージが固まるまである程度のものを作っていかないとこの先がヤバいと思って、とりあえず半分の5曲を仕上げようと制作に取り掛かりました。歌詞の内容も1度書き上げたんですけど、時間がある分何度でも向き合えるから、ずっと向き合っていると訳が分からなくなってきて。ある程度期限を決めて"これだな!"て直感的に作るのも大事だなって思いました。
-フル・アルバムの制作は初めてですよね。初めて制作してみていかがですか?
K:曲順はかなり考えました。ミニ・アルバムだと曲順もそんなに選択肢がないですけど、フル・アルバムなんで1曲目の「FIRST IMPACT」と最後の「Dear Future...」は特に意識しましたね。
-今回収録されている曲は「BRAINWASH」以外は2ndミニ・アルバム以降に作った曲ですか?
u:そうですね。全て新しく作りました。
K:逆によかったよね?アルバム・リリースが決まって、アルバムのイメージをちゃんと固めて、それに合わせてu-yaが曲を持ってきてくれたし、イメージが分かってたから自分の歌詞も作りやすかったし。それが定まってなかったらエラいことになってましたね。
-実際今回作った曲の総数は収録している曲ですべてでしょうか?
u:実際はもっとたくさん曲を作って、そこから絞りこんで1番ベストな形にできました。
K:曲はいっぱいあったんですよ。プリプロでいろいろ聴いてもらって、スタメン落ちした子たちが実はものすごく多くて。200曲ぐらい。あ、嘘です。
- 一瞬信じました(笑)。
JUNE M(以下J):u-yaだけの段階の曲もいっぱいありましたし。
u:そうですね。僕の中だけで予選落ちしたものもあります。
K:毎回曲の選定用にプリプロをやるんですけど、メロディを入れないものもあったのでその時点で落ちてしまう曲もありました。
-8ヶ月でアルバム1枚作れるのは凄いですね。
K:8ヶ月じゃないです。実際の制作期間は1ヶ月しかなかったので。
-それは凄いですね......。ツアー中などに少しずつ曲をためていったりはしてなかったんですか?
u:そうですね。『BRAIN WASHING』のツアー中は全然できなかったです。
K:9月に『BRAIN WASHING』ツアーのファイナル・シリーズがあったんですけど、歌詞の最終の仕上げとか僕のパートは日程的にかなり押していて、ファイナル・シリーズのツアーを回りながらその作業を行っていたので、1番ひどい状況でしたね(笑)。ライヴもちゃんと考えないといけないし、レコーディング日程も決まっていたので本当に焦りました。
-前作は"洗脳"がテーマでしたが今作全体に通じるテーマ、コンセプトはありますか?
K:『LiVERTY』ってタイトルどおりです。"LIVE(ライヴ、生きる)"と"LIBERTY(自由、開放)"を合わせた造語です。Sonyに移籍する前からも移籍する時の発表でも"僕らはライヴ・バンドです"って言い続けてきてて、それを絶対に裏切らないように、いっそタイトルに付けちゃえっていう思いもありましたね。
-Track.1の「FIRST IMPACT」ですが、メジャーという新しいフィールドに足を踏み入れ、決意を胸に抱いているメンバー自身の気持ちをそのまま歌詞に表している、と感じたのですが実際いかがですか?
K:まさに1曲目のド頭からそれですね。1曲目と決まった時点で歌詞も決まりました。宣戦布告というか歌い出しから"宣誓~!"という感じになってます(笑)。