INTERVIEW
THREE LIGHTS DOWN KINGS
2015.03.17UPDATE
2015年03月号掲載
Member:Glielmo Ko-ichi(Vo) u-ya(Scream/Gt/Prog) JUNE M(Ba) NORI(Dr)
Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)
-Track.5の「Tonight,Tonight」はアッパーな感じではないですよね?
Ko-ichi:ダンサブルな感じですね。ここでアルバムの流れをガラっと変えてます。
-FOREVER THE SICKEST KIDSやCASH CASHなどのUSエレクトロ・ポップ・パンク的なテイストを感じますね。
Ko-ichi:そんな感じですね、ダンス・チューンでもありつつ。この曲にもメッセージ性を詰めたかったんで日本語で歌ってます。昔の僕だったらこの曲は全部英語で歌ってましたね。u-yaとも作曲のタイミングで日本語をちゃんと入れていこうって話をしてて、この曲に関しても日本語をどれぐらい入れたらいいか相談してて。リズムが遅いので歌詞見たら"日本語少ないじゃん"って思うかもしれないですけど、意外に日本語ガッツリに聴こえるんです。少ないけど使える言葉は刺さるものにしようって、無駄がない言葉を選びました。
-英語が多いからこそ日本語の部分をより刺さるものにしないと流れていっちゃいますもんね。
Ko-ichi :こういう洋楽志向の曲でもちゃんと日本語詞を消化できると証明したかったのもあります。全然ダサくなく、違和感もなく日本語を取り入れられてると思うので、消化不良が起こってないと思います。
-日本人でこういうUSポップ・パンクとかエレクトロ・ロックをちゃんと鳴らせるバンドってあまりいないですよね。そういう部分がサンエルのもっと評価されるべき部分かなって思います。
u-ya:『HEY!!NOW!!』でも「A Hero For You」とか、『BRAIN WASHING』では「Feel This Moment」とか、こういうテイストのものもずっとやってきてるんですよね。そういうのも強みにしていきたいってのはあるんですけど、なかなか日本人には受け入れられないのかなって。
Ko-ichi:遊び心でアルバムに入れている、前作でいうところの「MONSTER DiSCO」など僕らの芯にある音楽性って、なかなか評価されてないのかなって思ったりもしますね。
-そこはもっと評価されるべきポイントだと思うんです。海外ではこういう曲を得意とするアーティストは結構いますが、日本人でこういう音を作る人はなかなかいないと思います。
Ko-ichi:どうなんでしょうね? 偉そうなこと言えないですけど、"よし、真似しよう!"って思ってもできるもんじゃないですよね。僕らはずっとこのサウンドが自分たちの血に流れてるんで(笑)。なかなか今から手をつけていくとなると難しいのかもしれないですね。
u-ya:もともとポップ・パンクとか洋楽志向だったのもあって、こういう曲はごく自然にやりたいことをやってできてるって感じですね。
-エレクトロ感はないですが、ONE OK ROCKぐらいかもしれないですね。
Ko-ichi:ONE OK ROCKはすごいなって思います。
-彼らはFueled by Ramen系のアーティストが大好きなんですよね。
Ko-ichi:あ、そうなんですね!
u-ya:ONE OK ROCKを最初に聴いたときは、絶対そっち系好きなんだろうなって思いました。しかもそれが上手く消化されて体現できてるんで、すごいなって思います。
Ko-ichi:スクリーモとか好きなんだなって感じるし、以前何かのインタビューでPARAMOREが好きって言ってて、納得でしたね。