マウンテンステージの前方にはもう既にかなりの人が群がっていて正直驚いた。
所属レーベルのロードランナーらしからぬ軽快なオルタナティヴ・ロック・サウンドを奏でるウェールズ出身の5人組、KIDS IN GLASS HOUSESの登場だ。
スタートするなりベースの音が聞こえなくて、あら?と拍子抜けしてしまったものの、さすがにここはライブに定評のあるバンドなだけある、態勢を崩すことなくあっという間に5人の音をフィットさせた。
イングランドを離れてのライブは今回がはじめてだったそう。ヴォーカルのMCも心から日本でのショウを楽しんでいる様子が伝わってきて好印象だ。このヴォーカリストはステージ上を駆け回る超アグレッシヴなパフォーマンスなのだが、メロディーをしっかりと丁寧に歌い上げていたのは見事だった。ライブで歌い込んでいるのがよく伝わる。
生楽器のみのリズムでオーディエンスを揺らしていく、楽器隊のスマートな演奏もとても良い。きっとHEAD AUTOMATICAからエレクトロニカを抜いたらきっとこんな感じなんだろうなぁ。アルバムだけでも十分好きだったけれど、ライブを見てより一層好きになってしまった。これからも時代に流されないサウンドを奏でていってほしい。
MAY-E
Copyright © 2008
激ロック. All Rights Reserved.
Reproduction in whole or in part without written permission is strictly forbidden.