AGAINST ME! サマーソニック08インタビュー

AGAINST ME! : Tom(Gt.&Vo.) / Andrew(Ba.) / James(Gt.&Vo.) / Warren(Dr.)

Interviewer : ムラオカ

-はじめまして。
激ロックと申します。

Tom(以下T):やぁ!はじめまして。
James(以下J):宜しくね!

-初めての取材になりますので簡単にメンバー一人ずつ自己紹介をお願いします。

T:AGAINST ME!でギターとボーカルをやってるTomだよ。
J:Jamesだ。宜しく!
Andrew(以下A):Andrewだ。ベースをプレイしてるよ。
Warren(以下W):ドラムプレイヤーのWarrenだ。

-昨日の大阪公演はいかがでしたか?

W:ライブしていてとても気持ちが良かったよ!

-盛り上がりましたか?

W:初めての大阪公演だったから、オーディエンスが自分たちのことを知っているのか不安だったけど、結果的にはすごくノリが良くてすごく盛り上がったよ!

-ライヴや取材の合間をぬって買い物やロックバーに行ったりと日本を楽しんでいますか?

W:大阪のロックバー『ROCK ROCK』に遊びに行って、たこ焼きも食べたね。少ない時間だったけど大阪を満喫できたと思うよ。

-AGAINST ME!のスタート当初はTom単独のユニットだったとのことですが、どのようにしてバンドになっていったのですか?

T:そう、始めたときは一人でやっていたんだけど、実は今のメンバーはみんな高校の同級生なんだ。だからみんな昔から仲が良くて、声を掛けていくうちに段々とメンバーが増えていっていまの形になったんだ。

-「New Wave」というアルバムタイトルですが、「New Wave(新しい波)」とはなにを示しているのでしょうか?

T:アルバム収録曲に同名の曲もあるんだけど、実は今作から新しいレーベルに移ったんだ。あと、新しいプロデューサーにもなったし、バンド自体が仕切りなおして再スタートといったタイミングだったんだよ。だからこの『NEW WAVE』っていうタイトルを付けたんだ。だから決して新しい音楽性にバンドが進んだって言うことじゃないんだ。

-「White People For Peace」のミュージック・ビデオを拝見したのですが、ガスマスクを着けた蛍光カラーの兵隊が競技場で戦うといった非常にインパクトのあるものですね?
このビデオにはどのようなメッセージが込められているのでしょうか?

T:しばらくこのPVを観てなかったから忘れちゃったな(笑)っとそれは冗談だけど、このPVのテーマは戦争なんだ。闘技場で戦っているのは政治家。蛍光カラーは音楽を現しているんだよ。

-初めてのメジャー・レーベルからのアルバムリリースとなりますが、インディー・レーベルからのリリースと大きく違う点はありますか?

T:メジャーもインディーもそんなに明確な違いはなくて、自分たちの作った作品を売り出す作業をしてくれるんだけど、今回メジャーに移って一番に感じたことはサポートがしっかりしてくれているところだね。以前はツアーを回るときなんか全部自分たちで準備や、人材の確保なんかもしていたんだけど、今回はメジャーレーベルが全部やってくれるからライブに集中できて本当に助かっているよ。

-政治的な歌詞の曲が多いですが、言葉が違う日本でライヴを行う際に、伝えたいことがうまく伝わらないといった言葉の壁を感じることはありませんか?

T:僕たちが歌っていることはアメリカについてのことだから違う国では伝わらないことや、理解できないこともあるとは思うけど、言葉じゃなくて音楽の力で僕たちのエネルギーみたいなものが伝わればいいなと思っているよ。

-おとといから中国ではオリンピックが始まりましたね。チベット、ウイグルなど多くの未解決な人権問題を残しての開催となりましたが、中国でのオリンピック開催へのあなたがたの意見を教えてもらえますか?

T:そうだね。もちろん解決してから開催される方が絶対に良かったとは思うよ。でもオリンピックが北京で開催されることによってチベットやウイグルの問題を知った人も多いと思うんだよね。この機会がこの問題を良い方向に進めてくれることを願っているよ。

-オリンピックを観戦したりされるんですか?好きな競技なんかもあれば教えてもらいたいのですが。

 

J:ほとんど観たことがないね。
W:僕もそうだな。
A:重量挙げは好きかな?とくに女子の。だってあんなに小さい人が自分の何倍も重さのあるものを持ち上げるんだよ。信じられない!と思いながら観ているよ。

-日本で政治的な歌詞を歌うパンクバンドとしてはANTI-FLAGが有名ですが、彼らとは交流はありますか?

T:2003年に彼らとは一緒にアメリカツアーをしたことがあって今でも交流はあるよ。

-そのときのツアーで面白いエピソードがあれば教えてもらえますか?

W:そうだね、あのときのツアーからもう5年近く経つから細かいことは覚えてないけど、ツアー中にみんな酒に酔っ払っていたことは覚えているね(笑) ANTI-FLAGにはあまり良い印象を与えなかったかもしれないけどとても楽しいツアーだったよ。

-あなた方がパンクシーンにおいて共感できるバンドがいましたら教えてください。

W:そうだね、とりあえずANTI-FLAGは最高のバンドだと思うよ。あとは好きなバンドは沢山いるんだけど頭が真っ白になって今は何も出てこないよ。

-これから東京会場でのライヴですが、意気込みを教えてください。

T:今はすこし興奮状態で早くライブがやりたくて仕方がないよ。今回みたいなフェスもいい、次回はできればジャパンツアーをしたいね。

-その時に一緒に回ってみたい日本のバンドはありますか?

T:解散しちゃったけど、『thee michelle gun elephant』かな。もう実現は不可能だけど日本で一番好きなバンドだよ。

-thee michelle gun elephantの名前が挙がると思わなかったので、少し驚いたのですが以前から交流とかあったのですか?

T:メンバーには一度も会ったことはないんだ。だからただのファンだよ(笑)ボーカルの彼が今は違うバンドで活動しているんだよね?

-今は『THE BIRTHDAY』というバンドで活動されてますね。

T:じゃあ『THE BIRTHDAY』と一緒にツアーを回れるようになるよう頑張るよ。

-期待しています(笑)
最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

T:今回はSUMMER SONICに出演できて本当に感謝しているよ。これからもサポートを宜しく。ライブを楽しんでね!

-有難う御座いました。


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