FOREVER THE SICKEST KIDS : Jonathan(Vo)、Austin(Ba/Vo)、Marc(Gt)
Interviewer : MAY-E
-あなた方のサウンド的に近しいアーティストが出揃うBAMBOOZLEやWARPED TOURなどは、サマーソニックに比べてホームという感覚がするのでしょうか?
J:そうだね。ずっとツアーをし続けてきたけど、WARPED TOURに戻って最後の4日間でこのツアーも終わるんだ。ツアーが終わって久しぶりに休みがもらえるのも楽しみだけど、その前の最後の4日間には期待しているよ。
-WARPED TOURに出演しているアーティストで特に親しいバンドといったら誰ですか?
J:そうだな、RELIENT K、FAREWELL、GYM CLASS HEROES・・・
A:ALL TIME LOW、ANBERLINとか・・・
M:うん、あとCOBRA STARSHIP、THE DEVIL WEARS PRADAとかね。
-THE DEVIL WEARS PRADAだけ毛色が違うバンドですね。
A:うん、そうだね。ヘヴィなバンドだ。
-THE DEVIL WEARS PRADAは今アメリカでとても人気があるそうですね。
J:そうそう、彼らは今とてもビックなバンドに成長したよ。
A:日本での彼らの人気はどうなの?
-アメリカほどではないですが、コアなファンからは人気がありますよ。
A:そうなんだぁ。
-では話題を変えて、せっかくメンバーみなさんが個性的なバンドなので、自己紹介をして頂けますか?
J:オッケー、僕はJonathanだ。大学でゴルフを学んだこともあって、休日にはゴルフをやることもあるよ。スケートボードやウェイクボードなんかのエクストリームスポーツが大好きだよ。
-見るだけでなくて、やるのが好きなんですか?
J:そう!自分でやる方が好きだよ。もちろん、見るのも好きだけどね!
-すごいですね。では、Austinお願いします。
A:僕はAustin、21歳だよ。地元にいるときはよくサッカーをやっている。だから今日、日本のサッカーの番組で僕らの曲が使われているのを観たときは、かなり喜んじゃったよ!
あとは、楽曲を作るのも主に地元にいるときだから、家でギターを弾きながら曲を作っていることが多いかな。
-ところでAustin、あなたANBERLINのStephan(Vo)に似ているって言われたことはありませんか?
一同:爆笑
M:いつもね~(笑)
A:うん、本当にいつもそう言われるよ(笑)
-やはりそうですか(笑)私も、2人はよく似ているなと思いました。
M:だからAustinは、Stephanと間違われないようにバンダナを巻いているのさ!(笑)
一同:笑
A:彼とは仲が良いよ。それに、とても優しい人なんだ!
-そうですね。ANBERLINが来日した際インタビューをさせてもらったことがあるのですが、とても素敵な人でした。
A:そうなんだ!じゃあ次にStephanに会ったときには、今度は彼に僕に似ているねって言ってみてね(笑)
-ええ、ではそう言ってみます(笑) ではMarc、お願いします。
M:オッケー。僕はMarc、21歳だよ。ウェイクボードもやるし、Austinと一緒にサッカーをしている。あとはギターを弾くことも好きだし、魚釣りも好きだし、ヘイロも大好き!
-ヘイロって何ですか?
A:パチンコみたいなやつだよ(笑)
一同:笑
M:違うよ!ビデオゲームだよ!
-ありがとうございました。楽曲制作の話に進みたいのですが、先ほどの話ですとメインソングライターはAustinになるのですか?
A:えっと、色々なやり方を取り入れているんだ。僕だけじゃなくて、メンバー全員が曲を書いている。ヴォーカルとギターを合わせて曲を作ることもあるしね。全員がそれぞれの部屋にこもって曲を作ってることが多いかな。
-では6人全員が持ち寄ったパートを組み合わせて曲が作られているのですね。
A:うん、それに僕ら全員ひとつ以上の楽器が弾けるからね。だから僕らは曲を書く作業はけっこう早くすすむんだ。
M:僕が書き始めた曲に後からAustinが参加して仕上げたりもするし、Jonathanが書き始めた曲にも同じようにそこに誰かが参加して仕上げていく。そういう風にして、誰か一人が持ち寄ったアイデアをみんなで膨らませて作りあげているよ。
J:このバンドの前にも、AustinとCalebは違うバンドで活動していたし、その他の4人も同じバンドで活動していたから、みんな作曲活動は長い間やってきたんだよ。6人が一緒に曲を書く作業に慣れるのにもそれほど時間はかからなかったね。
-FOREVER THE SICKEST KIDS(以下FTSK)はパワーポップ、ポップ・パンク、エモなど様々な要素を持ったサウンドだと感じましたが、皆さんどんなバック・グラウンドを持っているのでしょうか。
J:僕らはみんなバック・グラウンドがバラバラなんだ。Cyleはテクノ・ミュージックが好きだったりするし、Marcはジャムロックが好きだったりもする。メンバーそれぞれが持つ様々な嗜好がかけ合わされて、FTSKのサウンドが成り立っていると言えるよ。
僕とCyleがバンドを組んでいたころはNEW FOUND GLORYやBLINK182みたいなサウンドだったんだ。だけど次に組んだバンドはハードロックみたいなテイストを持ったバンドだった。今はエレクトロニックなテイストを取り入れることでまた新しいサウンドが生まれていっている。僕らは6人ともテイストが違うおかげで、僕らが作る曲はそれぞれが違ったサウンドになっているんだ。だから、ひとつのジャンルに当てはめるのは難しいよね。
-そうですね。「ダンス・エモ」なんてカテゴライズされることもあるでしょう。
A:うん、そう言われることは僕らもなんとなく分かるんだ。僕たちの音楽はフィーリングをとても大切にしているし、感情を表した曲を書くしね。女の子のことも、ネガティヴなこともポジティヴなことも。
サウンドの面でもエレクトロニックなドラムとかシンセサイザーも取り入れたダンス的な要素を持っているから、ダンスだと思われるのもよく分かるよ。
-では、あなた方はPANIC AT THE DISCOのファーストからセカンド・アルバムへのサウンドの変化をどうみていますか?
A:う~ん、そうだな。彼らのファースト・アルバムはテクノっぽい要素を取り入れていたのに、セカンド・アルバムではTHE BEATLESみたいな生っぽい、ドライなサウンドになったなって印象を持ったな。
M:PANIC AT THE DISCOだけじゃなく、セカンド・アルバムになるとどんなアーティストであっても、自分たちは才能あるミュージシャンなんだってことをアピールするために進化をみせるのはよくあることなんだ。あのセカンド・アルバムは、そういうことを示すためのアルバムなんだなって感じたよ。
-そうですね。アーティストにとって確かに進化していくことは大切なことだと思います。ですが昔、NEW FOUND GLORYは「変わらずにポップであり続けることが大切であり、一番難しい」と話していました。FTSKはどちらのタイプになるでしょうか?
A:そうだな、僕らは両方を保っていきたいと思う。オリジナルなサウンドを持ちながら、きっと少しずつ変化もしていくだろうな。アメリカのオーディエンスなんかだと、僕たちのリリックをみんな簡単に歌えたりするんだ。それってキッズ達が共感出来る曲を僕らは歌っている証拠だと思うから、そういう部分は大切にしていきたいな。ダンスっぽい、アップビートでハッピーなサウンドっていうのも、変わらず持ち続けたいと思っているよ。
-なるほど。6人いる分たくさんのアイデアが生まれるでしょうし、色々なサウンドを取り入れやすいと思いますが、今後どのようなサウンドにチャレンジしていきたいですか?
J:何より、アルバムを作るときのフィーリングによって色々変えていくことになると思う。中にはファースト・アルバムに収録されなかった楽曲もあるんだけど、今ではもうすでに変わってきている部分もあって、ファーストよりソフトな曲だったり、逆にハードすぎて速すぎるような曲とかも作ったりしているよ。その時のフィーリングを大切にしたいね。
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