ビーチステージでSKINDREDを観戦したあとに慌てて駆け付けたアイランドステージ。中は広いがテント風の作りであるため音質的にはビーチステージの次に厳しいステージだったかもしれない。だが、その環境の悪さも好転させてしまったハッピーなバンドがこのFOREVER THE SICKEST KIDSだ。当然このステージにはリハなし挑んだそうだが、その為かシンセサイザーの音がやたらとデカかった。翌日の単独公演と比べても1,5~2倍くらい目立っていたこのシンセだが、その突き抜けるようなシンセの爆音が逆にとても爽快に感じられたのだ。ダイナミックなシンセの音に合わせて動くレーザーもかっこよかったし。
「ボクタチハ、FOREVER THE SICKEST KIDSデース!」
まだ21歳の若いバンドらしくフレッシュで、皆ファッションも個性的。MCで度々「ぽーにょ ぽーにょ ぽにょ さかなのこ~♪」と何度も歌っては笑いを誘っていたのも可愛い。
6人編成なのでドラム以外の5人がセンターに並び、各々がこのステージに全力を注いでいるようにパフォーマンスもとてもアグレッシヴなため、とても迫力がある。バンド結成からメジャー・デビューまでにそれほど時間のかからなかったバンドであるので、実は演奏面に関してあまり期待はしていなかったのだが、予想以上に安定したプレイを見せてくれたのは驚いた。見た目もサウンドもとてもカラフルで、とても楽しかった。
つめかけたオーディエンスの大合唱や、地面が揺れるのを感じるほどの盛り上がりをみせたFOREVER THE SICKEST KIDS初来日公演。バンドも、確かな手応えを感じていたようだ。
MAY-E
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