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2020.01.16 17:00 | リリース情報
故Chester Bennington(LINKIN PARK)が再結成を夢見ていたバンド GREY DAZE、シングル「What's In The Eye」リリース&MV公開!
故Chester BenningtonがLINKIN PARK加入以前の90年代に地元アリゾナ州フェニックスで結成したバンド GREY DAZEが、Sean Dowdell(Dr)、Mace Beyers(Ba)、Cristin Davis(Gt)と共に制作した、今春Loma Vistaからリリース予定のアルバムよりシングル「What's In The Eye」をリリース! 同曲のミュージック・ビデオも公開した!
Grey Daze - What's In The Eye (Official Audio)
Chesterは、LINKIN PARKでの名高いキャリアや他の多くのプロジェクトなどで数百万人の聴衆の前で歌い叫ぶ前に、GREY DAZEでバンド活動をスタートさせた。その後Chesterはバンドを脱退、ほどなくしてバンドも解散したが、2017年に、ChesterはGREY DAZE再結成を発表した。これまでの初期のリリースからの曲を、バンド・メンバーと一緒に以前はリソースが不足していた部分などを確認し、再構築、再録音するとのことだった。
その後2017年にChesterが死去したことで一度はチャンスが閉ざされたかに見えたが、彼のバンド・メイト、友人、家族、およびさまざまな協力者が彼の音楽に2度目のチャンスを与えるために最大限協力し、Chesterの夢を実現した。
リリースされた「What's In The Eye」は1993年と1996年にオリジナル録音されたもので、このリリースにあたってプロデューサーのChris Traynor(BUSH/HELMET/ORANGE 9MM)、Kyle Hoffman、Jay Baumgardnerの指導の下、GREY DAZEによって書き直された。Chesterのオリジナルのヴォーカルを使用しているが、まだ17歳のChesterがすでに"肉体的に明白な激しい感情を伝えている"(New York Times)ことをこの曲は示している。SeanとChesterがさまざまな時期に共同で書いた詞は、自動車事故での友人の早すぎる死に焦点を当てている。
"これらの録音が行われた10代の頃、彼は信じられないほどのトーンを持ったこの素晴らしく生々しく、可能性を秘めた声を持っていました。 彼はその紛れもない喉の叫びによって強調された偉大なロック・メロディを歌うこの能力を持っていました。Chesterの声は誰をも信者にするような個性を持っていたのです。"、"これらのトラックの新しいヴァージョンを聴くと、それはChesterがこの一連の作品を再録音することを切望していたとバンドのメンバーと家族が私に言ったことをすべて表していると思います。"と Loma Vista Recordingsの創設者兼社長であるTom Whalley氏は述べている。
アルバムに関する続報は、今後数週間で明らかにされる予定だ!
なお、今回のリリースに際して、Talinda Bennington (Chesterの未亡人)、Susan Eubanks(Chesterの母)、Jaime Bennington (Chesterの息子)、GREY DAZEの公開書簡もそれぞれ発表されている。
Chesterの最高の贈り物の一つは音楽でした。音楽以上に彼が誇りを持っていた唯一のことは自分の子供たちの父親でいることでした。
彼がどれほど力を注いでいたかを考えると、彼はファンに自分の作った音楽すべてを聴いてほしいと願っていたはずで、そして彼の音楽への旅路はGREY DAZEから始まったのです。
2017年2月に、Chesterと彼のバンドメイトは再レコーディングを始めました。バンドの初期の音楽を再リリースすることを予定しており、6月にはGREY DAZEを再結成させその秋に20周年再結成ライヴをする予定だと発表しました。
Chesterはこの再結成にとても熱心に取り組み、ロックを演奏したいと心から思い、これらの曲の中にはファンにとても意味のあるメッセージが詰まっていると確信していました。また、彼にとってもGREY DAZEのバンドメイトたち、Sean Dowdell(長年の親友でありClub Tatooでのビジネス・パートナー)、Mace Beyers、Cristin Davisなど、人生の半分以上のつきあいになる彼らと一緒に仕事をすることに大きな意味がありました。
Chesterが他界してしまうと、GREY DAZEの再結成の話は後からの思い付きのように感じられました。みんな苦しんでいたし、私も苦しみました。様々な感情が溢れ、このプロジェクトを今後どうするかなど考えられる以前といった状況だったのです。
しかし一旦雲がちょっとだけ切れ始め、Chesterが私たちに何をしてほしいかということにフォーカスできるようになると、Chesterが手掛けていたことを続ける方法を探したのです。彼が誇りをもって手掛け、彼のファンに共有したいと願っていたことを。
このGREY DAZEのプロジェクトは、Chesterのストーリーを伝え続け、彼のファンとつながることのできる手立てのひとつなのです。
私たちの320基金(320チェンジズ・ディレクション)を通じて、Chesterの遺産がポジティブな変化のために光を放つように日々努力しています。
私たちにとって、新しいGREY DAZEのアルバムをリリースすることは、私の夫が始めたことに光を当てられることになります。そしてこの素晴らしい音楽を通じて、彼のファンに彼の芸術をよりよく理解してもらえ、
彼の旅の全体像を見てもらえたらと願っています。
―― Talinda Bennington (Chesterの未亡人)
Chesterが、自分がロックスターになろうとしていることを私に言わなかったことを思い出すのはとても難しいことです。彼はとても若い時に音楽を見出し、いまだに2歳だったころ彼が映画「グリース」の歌をまねて歌っていたことを思い出します。彼はOlivia Newton Johnのパートを歌うのが大好きでした!
音楽は、彼にとって不変でした。彼はいつもバンド音楽を聴いていましたが、13歳の頃から自分がシンガーになるんだと私に言い始めました。彼は近所のバンドに入ろうとし、友達たちと遊び、ロックスターを夢見るティーンエイジャーの男子がするようなことをしていました。私は応援しましたが、彼にはしっかりと地に足をついていてほしく、勉強に集中してほしいと思っていました。
15歳になり、彼はChesterと比べると少し年上の友人、Sean Dowdellと共にうちに帰ってきました。Chesterはその頃17歳だったと思うと今では笑えます。Seanはローカル・バンドを組もうとしていて、ヴォーカルを探しており、Chesterはそこに入りたいということでした。そのバンドがGREY DAZEとなるのです。どの親御さんもそうだと思いますが、私は15歳の息子にクラブに行かせることは嫌でしたが、SeanがChesterを扱う姿を一目見て、慎重に許諾を出しました。新しいバンドメイトとしてというだけでなく、SeanはChesterを保護するお兄さんの姿そのもののようだったのです。それから25年以上経っていますが、Seanは私たち家族の一員となったのです。
Chesterがいなく寂しい時間は、私の日常の一部となっていますが、もちろん悲しみは波のように押し寄せてくるので、私は彼が私にもたらしてくれた喜び、そして彼の音楽が多くの人々にもたらせた幸せをできるだけ思い出すようにしています。そのような考えから私はSeanに彼とChesterがGREY DAZEの音楽の再考をし始めたという仕事を続けるように伝えました。1年後、Seanは彼とMace、Cristinの仕事の結果(録音)を聴かせてくれました。初披露する中の一人に私も入れてくれたのです。あの声を聴いたとき、10代の頃のChesterとSeanをすぐに思い出し、これら全てを彼らが見つけたことはなんてすばらしいんだと思いました。私はSeanの努力によりChesterのファンがまた彼の音楽を聴く機会を持つことができることにとても感謝しています。
―― Susan Eubanks(Chesterの母)
正直に言うと、僕はGREY DAZEがまた帰ってくるとは知りませんでした。
僕の父親は、自分の仕事が完成していないうちにはプライヴェートにするタイプだったので、Sean DowdellとMace Beyersと一緒に父が初めて組んだロック・バンドを再結成させるということは聞いてはいなかったのだ。僕が知っていたのは、父はもう一度自分自身をアーティストとして改革しようと模索していたこと。彼が今まで生きてきた中で最もアメーバ的なヴォーカルの才能の一つであり、これからもそうであることを考えると、いつもとはかけ離れた何かを探していました。
とはいえ、他界して2年近くが経ちSeanから電話をもらい、秘密にしながらバンドがこのアルバムを作っていたことを聞いたときは驚き、なかなかやるなと思いました。
SeanはNRGでバック・ヴォーカルを録りに来てと声をかけてくれ、もちろん、了解しました。もちろん僕は承諾しました。そしてそれはなんという体験だったのだろう。僕はいろいろな意味で僕の父親のティーンエイジのヴァージョンに出会うことになったのです。私は自分の子供時代の友人たちと再会することができました。そして、私はLINKIN PARKがスタートを切ったまさにその場所への巡礼をしました。
最も重要なことは、父が作った最後のものの一つに僕自身も取り組むようになったが、いろいろと疑問がでてきた、例えば、
リード・ヴォーカリストがいない中でこのバンドはどうやってアルバム作りを続けようとしていたのか?
僕が言われたのは、誰か別のヴォーカリストを父の代わりに置くという計画はそもそもなかったということなのだが、それは何を意味するのかその時に僕は全然わかっていなかった。実際にスタジオに入り、その魔法を目にしたときようやくわかったんだ。その魔法、本当に魔法だった。Sean Dowdell、Esjay Jones、Lucas D'Angeloは奇跡の仕事人たちで、アルバムの制作を埋めるための巨大な穴があるだけでなく、それらを埋める手段もかなり限られていたのです、でもそんな中で彼らは成し遂げました。彼らは昔のGREY DAZEの録音のマスターテープだけを使用し、友人と家族らの快諾を得たのです。
僕も参加させてくれて本当にありがとうございました、そして不可能なことを成し遂げ、おめでとうございます。
―― Jaime Bennington (Chesterの息子)
Chesterに出会ったのは、彼が15歳の時で、僕らがすでに"手馴れてきていた"17歳の時でした。それ以来、僕らは友人であり、バンドメイトであり、そしてSeanの場合は、ビジネス・パートナー(Club Tattoo経由)だった。私たちはハイ時も立ち会い、ロー時の目撃者でした。ChesterはGREY DAZEの心と魂であり、彼の熱意、叙情的な才能、感情的な誠実さから、2枚のアルバムとデモを録音しリリースするように駆り立てられ、僕らは彼の中にあると知っていた魔法を世界にシェアするのを見たのは大きな誇りでした。
GREY DAZEの再結成はここ数年にわたってやってきたことでしたが、仕事と家族のコミットメントのために、2017年の初めまでアイデアを実現する機会がありませんでした。より多くの経験とリソースがあったため、以前にリリースしたアルバムから選曲し、90年代にそれらの曲を僕らが初めて書いてリリースした当時と同じような気持ちで再録音することにしました。 2017年2月にはレコーディングを開始し、6月にChesterとSeanは再結成とその秋にライヴを予定していると発表しました。 残念ながら、皆が知っているようにそれ決して起こりませんでした。
Chesterの未亡人であるTalindaとChesterの両親が、私たちにプロジェクトを進めるよう承諾をくださったとき、私たちは最大限の注意を払ってそれを行いました、
彼のレガシーを尊重し、僕らが一緒に書いた音楽に細心の注意を払って扱うようにしました。
僕らは皆、Chesterが常に想像していたように、GREY DAZEの音楽を人々が聴くという彼の夢を実現したかったのです。
また。僕らはこれを実現するための適切な世話役となってくれる人が必要でした。LINKIN PARKの存在した最初の9年間ワーナー・ブラザーズ・レコードの責任者であり、Chesterをよく知っていた人であるTom Whalleyに連絡しました、この作品を彼のLoma Vista Recordingsからリリースしたいと興味を持ってくれるよう願いながら。 エグゼクティヴ・プロデューサーのJay BaumgardnerとTomは、私たちのヴィジョンを理解してくれ、音楽を再録音しましたが、Chesterのヴォーカルはそのままにしました。 彼のヴォーカルを中心に音楽を書き直し、再録音しなければならなかったという事実は素晴らしい経験でした。 これは僕らの良き友人が望んだことです。 彼は音楽を新鮮に感じられるもの、関連性のあるものにしたがっていました。彼の音楽を知っていながらも彼のオリジナル・バンドを知らない人々がそれに関連することができるように。 それが、僕らがいまこのGREY DAZEのアルバムでやろうとしたことなのです。
彼のファンと世界がこのニュー・アルバムを聴くのを待ちきれません。彼、そしてあなたが誇りに思ってくれることを願っています。
―― GREY DAZE
▼リリース情報
GREY DAZE
シングル
「What's In The Eye」
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