DISC REVIEW
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2000年のデビュー・アルバム『Hybrid Theory』から現在までで世界で累計5,000万枚以上のアルバム・セールスを記録しているモンスター・バンド、LINKIN PARKによる通算4枚目となるオリジナル・アルバム。LINKIN PARK はアルバム・リリース毎に常に進化し続けてきているが、その進化のスピードは今作でさらに加速している。"この作品はアルバムとして楽しんでもらいたいという思いで作られたものであることを知って欲しいと思う"。そうメンバーが語っているように、一曲一曲単体で聴くことだけでは今作の魅力を完全に理解することはできない作りとなっている。アルバムの荘厳なイントロダクションである「The Requiem」、「The Radience」から幕を開け、最終トラック「The Messenger」までの48分間は、まさに秀逸な大作映画を見ているような、聴き手を別世界へ誘う感覚を堪能することができる。 ムラオカ