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DISC REVIEW

Amends... Stripped

昨年、故Chester Bennington(LINKIN PARK)の初期の歌声を蘇らせた作品で、世界を感動させたGREY DAZEが、別テイクのヴォーカルを使用したアコースティックEPをリリース。前作は若きChesterが追い求め、亡くなる直前に再構築を望んだバンドのサウンドということにフォーカスがあったが、今回はアコースティック作ということで、よりChesterの歌唱そのものをじっくりと味わうことができる。早熟で、それでいて青春の一時期にしか出せないようなどこか儚い響きを持った繊細なヴォーカルは、LINKIN PARKのChesterとは異なる魅力がある。こうして彼の生きた証を、素晴らしいヴォーカリストの歌声を噛み締めるたびに、私たちは苦い悲しみと癒しを味わうのだ。 山本 真由