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INTERVIEW

摩天楼オペラ

2014.07.14UPDATE

2014年07月号掲載

摩天楼オペラ

メンバー:苑 (Vo) Anzi (Gt) 燿 (Ba) 悠 (Dr) 彩雨 (Key)

インタビュアー:荒金 良介

-ただ、「隣に座る太陽」は根底に怒りや不満の感情もありますよね。

苑:明るさを伝えたいために、ちゃんと闇から表現しているというか。リスナーの心にいちばん寄り添える感じにしたくて。前に行こう、明るく行こうというより"こういうこともあるよね?"と闇を表現して、それからこうして前向きに持っていけるんだよ、ということを歌いたかった。

燿:9月に日比谷野外音楽堂でライヴをやるんですけど、それを含めて、今年のバンドの見せ方をみんなで話し合ったんですよ。新曲は春ツアーで1曲やったんですけど、あえてその曲はこのシングルに入れずに、アルバムへの期待感を持ってもらえたらなと。

-今回は曲名から想像力を刺激されますね。どんな曲だろうって、ワクワクするというか。

苑:「隣に座る太陽」は自分の近くに希望はあるんだよ、という意味なんですよ。不満ばかり言ってると、気づかないことなんですよね。世界に背を向けるより、自分の置かれてる環境を味方に付けた方がやりたいことができるんじゃないって。自分次第ですぐ近くにある希望に気づけるんだよって。

-曲調はDREAM THEATERのようなストーリー性も感じました。

Anzi:「メインキャストは考える」は少し意識しましたね。まあ、メンバーが影響を受けてるバンドの1つなので、そのテイストは出てるかもしれない。

彩雨:曲を作るときに、全力で詰め込もうみたいな流れがあったんですよ。丁寧には作るけど、よりいろんな要素をぶつけてみようと。その中でいろんな曲ができたから、いままで以上に凝縮されたものができました。でも曲はそんなに長くないんですよね。

-これでまだ4分なんだって、少し驚きました。

彩雨:ウチのメンバーはアレンジするときにバランスを取りすぎるところがあるんですよ。さすがに結成から数年経って、みんないろんなことを考えてるし、また違うところからいろんなものを詰められるようになったのかなと。

Anzi:「Orb」をリリースする少し前に、どんな曲を作ろうかって話し合いをしたんですよ。そのときに苑が"劇的なロックを作りたい"と言って。何が劇的なのか考えたときに、普通のロック・バンドがやらないアレンジにチャレンジしようと。昔の自分たちらしさもあるけど、新しいこともやってみたかったんですよ。以前よりフックは効いてると思います。同じアップ・チューンでもアプローチは面白くなってるんじゃないかな。「隣に座る太陽」はギター・プレイ的に弾いてて、いちばん楽しいんですよ。好き勝手にやれました。

-この曲はベース・ラインも印象的ですね。

燿:今回は音作りもだいぶ違うんですよ。いままでは重低音に重きを置いてたけど、今回は重さよりも、バンド全体のアレンジが聴こえるようにしました。

悠:ミッドにみんなの音を集めてね?

彩雨:うん、いままでは帯域をキレイに整理して、みんなの音が聴こえるようにしていたけど。今回はミッドの部分、人間が聴きやすいところにみんなの音をわざと集中させたんですよ。

燿:聴感上は今の方がパートごとが分離して聴こえると思う。あと、レコーディングで使うベースも替えたので、それも大きいと思います。バンド全体でドンと鳴らす一体感もかっこいいけど、それぞれの音がちゃんと聴こえるようにしたくて。

-そういう意味でも人間味のあるサウンドですね。

悠:「隣に座る太陽」を作るときに、誰かの口から初期衝動という言葉が出て来て、いつもやらないようなオカズをたくさん入れてみました。こういうシンコペーション・ソングみたいなものも久しぶりで、ああ、俺はあまり得意じゃないなって(笑)。でも新鮮でした。

-表題曲は苑さんの作詞作曲ですが、自分のイメージ通りにできました?

苑:そうですね。ミックスも今まで以上にワマガガを言わせてもらいました。以前はヴォーカル周りを空けたミックスだったけど、ヴォーカルを前面に出しつつ、ほかのパートもおいしい音をいいとこ取りするみたいな。どの人がどういうことをやっているのか、それを全部感じたかったんですよ。だから、満足のいく仕上がりです。ラウドな重さはいらないと思ったし、すごく芯のあるロック・ソングだと思う。グルーヴ感も出てますからね。