－明日のライヴに期待することを教えてください。

E：ないわ（笑）。日本のファンに会えるだけで充分よ（笑）！

O：チケットはソールドアウトしてるし、それだけ沢山のファンがライヴに来てくれてクレイジーになってくれるだけで本当にそれだけで十分だよ。

E：他のバンドから日本のファンは演奏を真剣に聴いてくれるし、MCになると凄くシーンとして静かに聞いてくれるという話を聞いてるんだけど、それって私にとってはとても珍しいことだからそういう経験も楽しみなの。

－演奏中と曲間のお客さんの温度差にはとても驚かれると思いますよ。

E：うんうん。

－MCはゆっくり分かりやすい英語で煽ると、会場のテンションが上がりますよ。

E：そうなんだ。教えてくれてありがとう！

－AMARANTHEにとってのライヴでの見所はどこにあると思いますか？

E：ミスしないでCDと同じように完璧に歌うことをいつも目標にしてるわ。

J：とにかく最高のショウを見せることを心がけているよ。

O：最高のショウにするのはもちろんだけど、やっぱりエンターテイメントだから自分達のために小難しいことをするんじゃなくて、オーディエンスのために最高のパフォーマンスを見せたいと思っているよ。

－ライヴにおいてヴォーカル・パートを3人で分担することで手持ち無沙汰になることはないでしょうか？

J：自分の出番が無い時間が長いときには、ステージから下りたり、少し下がってオーディエンスから見えない位置に移動するよ。ギター・ソロが長い時はヴォーカルの3人ともステージから降りることもあるよ。

E：確かに歌っていない時は見せ場としては難しいわね。特にAMARANTHEってメンバーが6人居て、誰にスポットライトが当たっているのかということをオーディエンスに示すためにもステージから下りることはあるわね。でも少しの間だけの場合は、ステージ上でオーディエンスを煽ったりするわね。

－アルバム『Amaranthe』のリリースからの約3ヶ月間経ちましたね。今、アルバム『Amaranthe』を振り返ってみて如何に評価しますか？

O：昨日寝る前に久々に自分達のアルバムを聴いたんだけど、今でもやっぱり良いアルバムが出来たなって思う。レコーディングにも時間を掛けたし、でも決して過度なプロデュースにならず、僕たちが作りたいと思った通りのアルバムが出来たと思ってるよ。

E：今朝、私たちのアルバムを聴きながらホテルのジムでエクササイズをしたわ。でも自分たちの音楽を聴きながらエクササイズしてることを人に知られるのは少し恥ずかしいわね（笑）。

－あなたがたのサウンドはメタル好きな少し高い年齢層のファンから、メタルを聴かないスクリーモ好きな若いファン層にも受け入れられる音楽性だと感じました。

J：ヴォーカルが3人になったのは本当に偶然なんだ。俺とOlofで曲作りを始めたんだけど、自分たちが聴きたいなって思うCDを作ろうという思いだけでこのアルバムを作ったんだ。だからそれが結果的に15歳から50歳くらいまでの幅広い年代、色んな趣味を持った人たちに広く受け入れられたことにとても喜んでいるよ。

－激ロックは媒体の中でも20歳前後の若い世代に支持されていて、東京、大阪、名古屋でロックDJイベントを開催しているのですが、｢Call out my Name｣の人気がどんどん上がってきており、定番曲になりつつありますよ。この曲は非常にダンサブルでアルバムの中でも最も若い子にヒットする要素がたくさんあると思います。

J：そうなんだ！？それは凄く嬉しいよ！

－この曲はATTACK ATTACK!やBREATHE CAROLINAなどのスクリーモ、エレクトロコア系にも通じる部分もあるかなと感じました。

J：分かる気がするよ！ATTACK ATTACK!の｢Stick Stickly｣の中間部にはエレクトロなパートがあったりするよね。彼らとAMARANTHEは音楽性的には少し違うと思うけど、受けている影響は似ているんじゃないかと思うよ。ATTACK ATTACK!にはメロディック・デス・メタルの影響も感じるし、だけど比較するとATTACK ATTACK!の方がトレンドなサウンドだよね。AMARANTHEはどちらかというと80年代のメタルなどもベースにしているしIRON MAIDENなどのオーセンティックなメタルの影響を受けているから、そこら辺は少し違うかなって思うよ。

－｢Hunger｣に続いて新しいPVを撮る予定はないのでしょうか？

J：PVの撮影は終わってるんだけど、編集がまだ終わってないんだ。｢Hunger｣と同じ監督が撮っているんだ。そうそう、今朝｢Hunger｣のPVの試聴回数をチェックしたんだけど、3ヶ月で62万回くらい観てくれてるみたいなんだ。次のPVも楽しみに待っててくれよ！