INTERVIEW
AMARANTHE
2011.05.13UPDATE
2011年05月号掲載
Member:Olof Morck (Gt & Key) Elize Ryd (Vo)
Interviewer:ムラオカ Translator : Yuga
−メロディ・ラインが本当に美しいですね。あなたがたのメロディはアメリカのバンドからは絶対に生まれてこない透き通ったメロディであり北欧の美しい情景を想起させます。このような美しいキャッチーなメロディの源泉は一体どこにあるのでしょうか?
E:分からないわ、私たちの内側にある何かかしら。様々な素晴らしい歌手にたくさんの影響を受けながらも、オリジナルの音を追求しているの。周りにたくさんの素敵な女性シンガーがいるからとても難しいけれどね。でも心の底から歌うように努力しているし、もちろん両親がくれた音楽の才能に感謝しなくちゃいけないわ。
−キャッチーなメロディを歌い上げるElizeの美しいヴォーカルとコーラスはスウェーデンの至宝である伝説のバンドであるABBAをも髣髴させますが彼らからの影響はありますか?
O:ABBAは今でもとてもビッグなバンドだし、スウェーデンで育てば彼らから影響を受けないようにする方が難しいよ。個人的に僕は彼らの大ファンなんだ。あの美しいコーラスやハーモニーとメロディ…僕たちのメタルの中に取り入れるべきだと思っているんだ。だからこれは素晴らしい褒め言葉だよ、ありがとう!
−またTrack.8「Call Out My Name」ではエレクトロ、トランス・ミュージックの影響も感じられます。メタルとダンス・ミュージックが非常にうまい具合に調和していますね。
E:あれは少し実験的な音楽で、すごく成功したと思うわ。2000年辺りにスウェーデンでは元メタル・バンドだったミュージシャンがダンス・ミュージックをプレイすることがよくあったの。例えばE-typeなどのアーティストね。だからこれは彼らにちょっとした敬意という意味も込めて作ったの。でも、私たちがメタルなことに変わりはないわ。
−アルバム・リリース前からすでに精力的にツアーに出ているようですが、あなたがたのライヴの見所を教えてください。
O:契約前からKAMELOTやJORN、DREAM EVIL、SYMPHONY Xなどと一緒にたくさんのライヴをしていたよ。一番最初から何かユニークなものを作ろうと努力していて、ライヴを重ねるごとに工夫を加えていった。衣装やステージのセットを変えて、毎回新しいことをしているよ。一番おもしろい部分は、3人のシンガーがライヴでどう動くかじゃないかな。大抵お客さんはすごく自然なことに驚くんだ。
−厚みのある美しいコーラスはライヴでも再現可能なのでしょうか?
E:まさにそれが3人シンガーがいることの醍醐味よ。Andyが叫んでいないときは彼が一番低いパートを、Olofは残りの二人に合わせて完璧なハーモニーを作るの。だから個人的にはライヴ演奏だからといって欠けてしまう部分は何もないと思うわ。
−北米ツアーがすでに決まっているとは凄いですね。アメリカ・ツアーは初の経験ですよね?アメリカ・ツアーに何を期待しますか?また一緒にツアーに回るバンドが決まっていたら教えてください。
O:実はElizeがKAMELOTのゲスト・ヴォーカルとしてアメリカを回るだけなんだ。僕たちは彼らのサポートとして来週からヨーロッパ・ツアーだよ。でもうまくいけばAMARANTHEとして今年中に行けるんじゃないかな!
−去年私たちが開催したイベントにSONIC SYNDICATEに出演いただきましたが、彼らとの交流はありますか?
E:私は個人的な関わりはないけれど、私がオランダで去年Kamelotと出演したフェスティバルで一緒で、みんなすごくいい人たちだったわ。あと、JakeはギターのRogerと仲が良いと聞いたわ。
−最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
E & O:私たち本当に日本に行きたいの、招待して!日本は本当に素晴らしい国で世界一のオーディエンスだと聞いたわ。スウェーデンはもちろんヨーロッパ中から尊敬と評判を集めているのよ。Facebookで2人会ったことのない日本人のフレンドがいるから、彼らとその友達に是非会いに行きたいの。呼んでくれたらすぐにでも飛んで行くのに!地震や津波のこと、とても心配しているわ。私達の心と思いはみんなと共にあるわ!