DISC REVIEW
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前作『MISS SINS』から5ヶ月ぶりとなるシングル。タイトル曲は、ゆくえしれずつれづれの曲の中でも高いキャッチーさを誇る、且つラウドでパワーのあるサウンドとなった。スピード感とアグレッシヴなサウンドとの相乗効果で、4人のヴォーカルやシャウトのノリも鋭さが際立つ。繊細さや内なる脆さ、それを振り切る叫びとのコントラストは、よりはっきりと表現されたこともキャッチーさに繋がっている。立ち上がって進むときの怖さ、葛藤、強さが伝わる曲となった。カップリング曲「Karmaloop」は、哀愁のメロディをシャウトで歌い上げる新しいタイプの曲。クリーンなヴォーカルと荒々しいシャウトとでハーモニーを奏でるパートもありエモーショナルだ。もう1曲「Helpless」はシャウトなしのロック・チューンと三者三様の内容。 吉羽 さおり